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ワセレコのオンガク発見日記 vol.5

こんにちは、ワセレコ1年のりょうけいです。

突然ですが「シネロック」、みなさんは行かれましたか?
そうです、映画館でライブ映像を流すという、とてもグッドなイベントです。
実は僕、oasisの大ファンでありまして、こないだついに行ってきたんですよ。
映像は、’09フジロックの時のもの。この約一ヶ月後、ノエルが脱退し、オアシスは事実上解散してしまう…というタイミングのものでした。

そんな最晩年の彼らを観て、泣き笑いして帰ってきたんですけど、なんだか落ち着かない。
本当に勝手ながら、このなんとも言えない気持ちをどうにかするため、ちょっとお付き合いいただきたい…。

ということで、最後の来日公演となったフジロック、そこで彼らが披露したすべての曲を、僕の思い出話なども含めて、セットリスト順に解説していこうと思います!主観入ってます、注意!
「うわ、まじかよ」とか言わない!おねがいします、全部読めとは言わないから、一曲だけでも名前覚えて帰ってください。
ではいきますよ!

まずオープニング、夜の苗場スキー場は大雨。でも聴衆はみんなカッパ着て、SEが流れ出した瞬間、狂ったように飛び跳ね始めるんです。ああ〜、オアシスって偉大。。

SE. Fuckin’ in the Bushes
最低な曲名だけど、めちゃくちゃかっこいいんですよね。4thアルバムはダメ、とかノエル本人も言ってますが、この曲で始まるという点で、いいアルバムです。これを聴きながら登校すると、無敵になった気分になれます。

1. Rock ‘N’ Roll Star
「オレはロックンロールスターだ」と高らかに歌う、おなじみのアンセム。オアシス初期の曲です。僕も高校時代バンドでコピーしましたが、リアムのクセの強い発音まで完コピしたら、「おまえ発音ヘタだな〜」みたいなことを言われて怒った(心の中で、だよ)のは、いい思い出です。

2. Lyla
オアシスにハマりかけの頃、僕の心を完全にキャッチした曲の一つ。ノエル的には全然勝負曲ではなかったそうですが、ライブでは超盛り上がるんです。サビの ”Hey, Lyla!” という歌詞で、兄弟がハモるんですけど、鳥肌立ちます。ジャンプをしながら聴くとグッドです。いい運動にもなります。

3. The Shock of the Lightning
後期を代表する曲。最後のアルバム”Dig Out Your Soul”収録。最後はサイケな路線に向かったオアシスだけど、それとは反していつも通りのオアシスを歌う、安心感。

4. Cigarettes & Alcohol
T. Rexの曲 ”Get It On” のギターリフを堂々とパクった曲。本人も公言しています。もうオアシス版ゲット・イット・オンと言ってもいいんじゃないかってくらいのパクリ具合。でもいい曲。タバコは吸わないぞとは思っているけれど、これを聴くとやっぱり憧れちゃう。

5. Roll with It
オアシスといえば、ブラーとの仲の悪さでもよく知られていますが、この曲は特にも彼らとの直接対決で有名。この曲のリリースと、ブラーのシングル “Country House” のリリースが重なり、売上数の勝負になったことがあったのです。でオアシスは負けるんですよね…。
こういう時に負けちゃうあたりも好きだけど、そのあとブラーのボーカル・デーモンに向かって負け惜しみ(超ひでえ悪口)を言っちゃうあたりも、そしてその発言が大バッシングを受けてまた落ち込んじゃうあたりも全部、大好きなんですよね。。

6. Waiting for the Rapture
最後のアルバムに収録されている曲。人差し指1本で弾けます。それでかっこいい。なんなんだ。ギター始めたばかりの人にオススメですよ。

7. The Masterplan
最高の曲。ノエル、名曲を量産しすぎて頭がおかしくなったのか、なんとこの曲をB面で収録。で、今ではそのことをめちゃくちゃ後悔しているらしい。サビのコード進行はドンルクと激似。どんな曲も名曲にしちゃう魔法のコード進行と、ノエルのメロディーセンスと、彼独特の語感とが、聴くひとを全力で泣かせにくるんです。

8. Songbird
リアム作曲。ギターを弾けないリアムが、2つのコードだけで作った曲。たった2コードで、こんな曲できんのかよ…。バンドをやっていて作曲とかもするような人間にとっては、才能の違いを見せつけられているようで絶望的になっちゃうけど、でもいい曲。晴れた日に、これを聴きながら(人がいないときは口ずさみながら)実家近くの川沿い(緑が適度にあるとなお良い)を歩く、ひとりPV撮影という遊び、オアシス好きは一度はやったことあるよね…?

9. Slide Away
もし自分が女の子でこんなの歌われたら、一発ですね。至高のラヴソング。
オアシスの曲って、アウトロが長い!というのはよく言われてますけど、そこがいいんじゃない!そんなこと言うやつがいたら、おまえは、こんないい曲がすぐ終わって、パッと次の曲に向けて気持ち切り替えられるの?と問い詰めたい。余韻に浸る時間があるから、ヘヴィーな名曲揃いのアルバムも通して聴けるんじゃないかな、と思います。まあ、はよ終われや、と思ったことが一度もないとは言いませんけどね。

10. Morning Glory
しょっぱなからギターがギャインギャイン言っててうるさい。でもそこがいい。携帯の目覚ましアラームでこれを流せば最高の目覚めになるんじゃないか?と思い、設定してみた時期もありましたが、僕の寝起きの悪さには敵わず。起きている時に心して聴くべき一曲です。

11. My Big Mouth
3rdアルバム、”Be Here Now” 収録。2ndアルバムでは影を潜めていた、初期衝動みたいなものが感じられます。クールではなく、ホットで攻撃的なかっこよさ。

12. Half the World Away
ノエルによる弾き語り曲。ノエル、どこかへ行ってしまうの。と思って、なんか泣けるんです。英語詞ぜんぜんわからないけど。

13. I’m Outta Time
リアム作曲。ジョン・レノンへの想いを語っている、らしい。途中にはジョンのインタヴュー音源が流れています。ソングバードもそうだけど、リアムのヤンキーみたいな言動からは想像もできないくらい、やさし〜い曲。考えてみれば、リアムが作った曲ってどれもそう。めちゃ言葉遣い悪くて、パブですぐ暴れたりするけど、書く曲はバラードばかりって…一種の萌えすら感じてしまいませんか。

14. Wonderwall
オアシス知らない人も、たぶん一回は聴いたことあるでしょ、っていう有名曲。ノエルの、昔の彼女に向けて書かれたラヴソングらしい。最近のライブでは変なアレンジが加えられていて、オリジナル・ヴァージョンはほとんど聴けません。僕が初めて「オアシスっていうバンドの曲」ということを意識して聴いた曲だと思います。イントロのコード進行は永遠に聴いていられます。ほんとに。
Wonderwallとはなんなのかということについては、いまだにわかっていません。

15. Supersonic
伝説のデビュー曲。ノエル曰く、クスリでハイになっている間にパパッと書いちゃった曲。だから歌詞は支離滅裂なんだけど、”I need to be myself…” という冒頭のフレーズは、何度聴いても胸に刺さるぜ。これを聴くと、ジントニックを飲みたくなります。

16. Live Forever
90年代のブリットポップ・シーンを代表するアンセム。バカバカしいくらいまっすぐな歌詞で、自分とか、他人とか人生をすべて受け入れよう、って思える、そんな曲。ああ、なんか疲れたなあ、っていう日は、これを聴いて寝るんです。

17. Don’t Look Back in Anger
イギリスの国歌、じゃなかったっけ?なんなら日本の国歌にもどうでしょう。
オアシスのライブは、この曲をみんなで合唱しないと終わりません。昔からそう決まっています。

18. Champagne Supernova
僕が一番好きなアルバム、”(What’s the Story?) Morning Glory” の最後を締めくくる曲でもあります。シンプルなコード進行、リアムの気だるそうな歌、ライブでのノエルのちょっと長すぎるギターソロ、相変わらず意味わからん歌詞など、オアシスの魅力フルコースな名曲。

19. I am the Walrus
ビートルズの曲。初期の頃から、よくライブの締めにやっていたそうです。いや、いい曲だけどさ、なんで最後にカヴァーなのよ、とも思ってしまう。そんな、超勝手なところも、ビートルズのこと好きすぎるところも好き。

正直、リアムの声は全盛期と比べて、ヒドかったです。苦しそうに歌うリアムの表情、、それでも彼はふてくされずに歌い続けるんですよね…。なんだか辛くて見てられないよ、と最初思ってしまいました。

でも、そういうところもらしいというか、オアシスがオアシスたるゆえんなんじゃないかなと思います。リアムがずーっといい声のままで、バリバリ歌っててくれるなら、それは嬉しいけど、歌えなくなったなら歌えなくなったで、好きなことに変わりはないんですよね。

リアム、今はなにやってるんだか全くわからない(いや、ファッションブランドはやってる)けど、ノエルはいまも最前線で活躍中、世界中を飛び回ってます。このギャップすら、大好きだ(笑)。

そして僕たちは僕たちで、今まで通りWhateverの歌詞に泣かされて、Live Foreverで前を向いて、みんなでDon’t Look Back in Angerを合唱していくんだろうな〜って、思います。

…と長々書いてしまいました。僕が書きたかったことは以上です。満足です。。
ここまで読んでくださった方、ほんとうにすいませんでした、でもありがとうございました。

まあいつかはオアシスについて書かなきゃな、と自分で勝手に思っていたのですが、ちょう〜〜どシネロックを観に行ったのと、記事を書く担当とがほぼ重なりまして、勢いで書いてしまいました。

結局なにが言いたいかというと、オアシス、死ぬほど愛してるぞ!ということです。
そして、ワセレコには、こんなふうに音楽を愛するメンバーがたくさんいて、日々アツく活動しているということ!どうですか、うらやましいでしょう!!
     

そんなワセレコが企画するライブ、「くまロック vol.19」はすぐそこ!!
8月9日、大塚Deepaにて、18:00開場です。
今回は、Actless、宇宙団、the Still、ノウルシ、Rollo and Leapsの5組が集まってくれました。
ライブハウスで涼みながら爆音に身を浸す、そんな夏も、いいんじゃない?
きっといいイベントになります。ぜひ、来てください!

こんな感じです。ワセレコに少しでも興味を持っていただければ、幸いであります。

では、今日はここまで!
りょ

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