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気仙沼ニッティングの販売会


「気仙沼ニッティング」は、宮城県の北東端に位置する町、気仙沼に拠点をおき手編み物を製造販売する会社です。

気仙沼は昔から遠洋漁業の盛んな街で、漁師さんやその家族が漁網を補修したり、漁に出ている間にセーターを編んだりと、「編む文化」があります。
そんな気仙沼地域の編み手さんたちが、セーターやカーディガンを手編みしてみなさんにお届けしているのが気仙沼ニッティングです。

【気仙沼ニッティング】



今回、代表の御手洗さんにお話を頂き、神奈川県で初めて「気仙沼ニッティングの販売会」を行う事が決まりましたのでお知らせさせて頂きます。

「気仙沼ニッティング販売会」
期間:2023年10月13日(金)から10月19日(木)
※通常木曜日は定休日になりますが、会期中の為臨時営業致します。
会場:CLOTH&CLOTHING

展開アイテムは販売会で展開している全てのアイテム、全てのサイズをご注文頂けるようにようになっております。
内訳としては、
・当日お持ち帰り頂けるアイテム
①Etude
②ポンポン帽子
③カシミヤマフラー
④カシミヤストール
⑤Voyage
⑥Unicorn
・受注生産品
①me
②me2
※当日お持ち帰り頂けるアイテムは完売致しましたら受注生産品へ切り替えさせて頂き、約2ヶ月の製作期間をいただきます。


気仙沼ニッティングは、
・発案者の糸井重里さん
・編み物作家の三國万里子さん
・気仙沼の斉吉商店の斉藤和枝さん
・そしてプロジェクトのリーダーになる、御手洗瑞子さん

この4名により2012年から「最高のフィッシャーマンセーターを作る。」を目標に「ほぼ日刊イトイ新聞」のプロジェクトとして活動が始まり。アイルランドアラン諸島に向かい本物のセーターの美学哲学を自分達らしい解釈に落とし込み、気仙沼の皆様と一緒に他にはない一着を編みあげております。

人の手が編んだものを、着る事はとても嬉しく。
編み手の想いの、優しい気持ちや空気感が伝わる物です。

2013年に正式に「株式会社気仙沼ニッティング」として独立。


私が気仙沼ニッティングを認識し始めたのは2015年頃に見つけた「エチュード」がきっかけ。
昔から全く変わらない一着。


エチュードについて
「エチュード」は、気仙沼ニッティングの代表的モデルのセーター。
使い勝手がよく、気づいたら「今日もこのセーターを手にとっちゃった」 となるようなセーターを目指して作られております。

気仙沼ニッティングの基本的な部分ですが、一点ずつ編み手さんが、手編みでおつくりし、 仕立てやタグづけ、仕上げのスチームにいたるまで、 すべてひとりの編み手が手仕事で仕上げます。

その為、いつ誰が編み立てたのか。そして万が一のメンテナンスまで徹底的に行います。

気仙沼ニッティングの商品には、編み手さんのタグがつき
IDで管理されております。
メンテナンスについてはこちら 

瀬古自身のワードローブに欠かせないフィッシャーマンセーター。特にガンジーセーターは、特に好んで着ており、何着も持っております。

シンプルで使い勝手良いのですが、アイルランドやイギリスのセーターはどこか重く硬いイメージ。それが、海辺に住む漁師たちの防寒に良いとわかりつつも普段の生活にはどこか堅苦しい。

しかし、エチュードは異なります。
その理由の一つは、気仙沼ニッティングオリジナルブレンドの毛糸。

ただ柔らかいだけではなく、コシもとても重要なポイント。スペイン、イギリスの3種類の羊の羊毛をブレンドする事で。
軽くてあたたかいばかりでなく、丈夫で長持ちな仕上がりなっております。

細かいことではありますが、チェビオットは生後生まれてすぐの柔らかい羊毛ではなく、あえて2年目の毛を使用し。より理想的なな糸を配合しておりご自宅で水洗いしていただけるのも、エチュードのよいところです。丁寧に使えば5年、10年、20年、ずっと心地よくお召しいただけます。


上:スペイン羊
下:イギリス羊

普段の生活に馴染み柔らかさの最大の特徴は手編み。

手編みのセーターをお召しになられたことのある方は、よく「手編みってあたたかいですよね」と言われます。
「編んでくれた人のことを思うと気持ちがあたたかくなる」 という心理的なものもあるかもしれませんが。笑

手編みのあたたかさには秘密があります。
それは、毛糸の構造と手の力によるものです。毛糸は、3本の糸を撚って(よって)つくっています。このため、毛糸をピンと強く張ると、 毛糸の中の空気が逃げていきます。ふわっとさせていると、毛糸の中に空気が保たれたままになります。

機械編みでは、均質に編むために 糸に力をかけてピンと張って編むことになるのですが、人の手は、糸に強い力をかけずに、やわらかく編んでいきます。このため、毛糸にたっぷり糸がふくまれたまま編み上がり、 手編みのニットはあたたかいのだろうと言われています。人の手の、やさしい力加減が、手編みのセーターのあたたかさを生んでいます。
気仙沼ニッティングの「エチュード」も、たっぷり空気を含んでいて、編み地をつまむと、もっちりとしています。


デザインは、ニットデザイナーの三國万里子氏によるもの。

ガンジーセーターの手法を取り入れて編まれた古典的なニットウェアに見せつつ、実際は現代的にアレンジされたシルエットになります。

手編みの特徴ですが、脇下に糸のつなぎ目を作らず筒感を常に意識して編み立ており。丸み帯びたシルエットは着るとリラックスしたのびのびとした雰囲気を感じれます。

ガンジーセーター独特の直線的な袖つけを行っており、身頃を肩までまっすぐ編み上げるとドロップショルダーになります。これは伝統的なセーターでよく編まれた形です。

しかし、着て頂くと自然と肩の位置が決まり。個々に合った型に馴染みます。胸元の柄が人によって腕に位置かかるバランスも変わっていくのも楽しい。

胸元の波模様は↓気仙沼の海のみなもを想起させるデザイン。

昔のワークウエアの表情を持ちつつ、少し無骨さガンジーセーターですが。

手にとって、着てみるとっても軽く暖かい。
シンプルで、上質で、使い勝手がよく、 気づいたら「あらら、今日もこのセーターを手にとっちゃった」となるようなセーターです。
是非ワードローブに取り入れてみてください。


カラー展開は全9色
上段左より/赤、生成り、オートミール
中段/ネイビー、冬の海、春の海
下段/チャコールグレー、生成り×オートミール、ネイビー×チャコールグレー

サイズはS(レディース/メンズ小さめ)/M(メンズ)で展開しております。サイズL(メンズの大きめ)は受注生産
価格88,000-(税込)

気仙沼ニッティングの商品は、 編み手さんたちが一着ずつ、 手編みをしています。

気仙沼ニッティングにはたくさんの編み手さんがおり、ご購入頂きますと編み手さんに応援のメッセージをおくりするお手紙が付属されており。
編み手と着る人のつながりを持てる環境もすごく魅力です。

次回はMeをご紹介致します。
更新しましたのでこちらよりご覧ください

「気仙沼ニッティング販売会」
期間:2023年10月13日(金)から10月19日(木)
※通常木曜日は定休日になりますが、会期中の為臨時営業致します。
会場:CLOTH&CLOTHING

展開アイテムは販売会で展開している全てのアイテム、全てのサイズをご注文頂けるようにようになっております。

内訳としては、
・当日お持ち帰り頂けるアイテム
①Etude
②ポンポン帽子
③カシミヤマフラー
④カシミヤストール
⑤Voyage
⑥Unicorn
・受注生産品
①me
②me2
※当日お持ち帰り頂けるアイテムは完売致しましたら受注生産品へ切り替えさせて頂き、約2ヶ月の製作期間をいただきます。


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