僕らスタッフはお客様とかなり近い距離でお仕事をさせて頂いてます。「ソーシャルディスタンス　人との距離を取る」と言われているこの時代に近いどころか触っちゃっています。お客様に。

感染対策には充分気をつけていますが、いつ感染するかは誰にも分かりません。

でもやるんです。髪を切りたい。ヘアスタイルを変えたい。気分だけでも変えたい。サロンに「来たい」と思ってくれるお客様が1日1人でもいるから僕は定休日以外絶対にお店をやります。修行中は何度か体調が悪く当日に休んでしまった事があります。どうしてもの場合、代わりにやってくれるスタッフがたくさんいたからです。でも今はいない。10年間、体調不良で休んだ事は1度もありません。急性胃腸炎になっても仕事しました。2日間くらい地獄でした。その後、1ヶ月くらい胃痛が治らず、近所の【なのはな治療院】で相談したら30分くらいで治してくれました。ヤバかった。

少しくらい体調が悪くても気にしないようにしています。体温測るようになったのは去年からです。身体のどこかに痛みがあるのは当たり前だと考えています。仕事してるんで。なのはな治療院のなっちゃん先生には【鉄人】と言われています。

今日1回目のワクチンを打ってきました。マーの学校が保護者分を確保してくれたのです。ヨーさんは看護師なので余裕で2回目終わってます。3月でお仕事を辞めたヨーさんは、「早く終わらせないと！」と言って今ワクチン接種の協力をしています。数人のスタッフで1日何百人も注射していて、終わるとボロクソに疲れて帰ってきます。

偉いよ。誇りに思う。

そのヨーさんがワクチン終わってるのに僕がやらないという選択はありませんでした。医療従事者が先という理由は、医療現場が崩壊するのを防ぐ為、患者が多くなった時に充分なスタッフの確保があって、最適な治療が出来るようにする為であり（たぶん）、僕に何かあったらその医療現場に多少なりとも負担をかけてしまうのはどう考えてもおかしいし、ヨーさんに恥をかかす訳にはいかないからです。

もうひとつ。

代表である僕がお店に穴を開ける訳にはいかないからです。

他のスタッフに何かあったらカバーできます。僕に何かあってもアスカさんとマナブなら何とかしてくれると信じていますが大変な思いをするでしょう。お客様もです。「今日やりたい」と思ったのに僕がいなかったらがっかりすると思うし、少しは心配させてしまうかも知れません。

まだあった。
組合の仕事もあります。地元のお祭りも任されています。夏の終わりに専門学校の特別授業もあります。マーにお小遣いあげないといけません。家族を守らないといけません。

だからちょっと怖いけど今日ワクチンを打って来ました。今のところ副反応何も無しです。いつも通り美味しくお酒を飲んでいます。

連休明けどんな状態になっていても、いつも通り元気にお店に立ちます。

死にたくないんじゃありません。「俺に何かあったら困る人がいる」それだけです。「使命感とかじゃなくて楽しく生きた方がいい」と言われた事があります。

すいませんそれは俺が決めます。うるせえ余計なお世話だ。俺には使命があると信じているし、誰にでも必ずあると思っていて、それは各自とその周りの大切な人が決めるものです。

あと、メッチャ楽しく生きてます。