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私が何故リーダーをやりたいのか、その原体験を振り返る

○はじめに

以前 twitter で以下のようなことを呟いたので、ちゃんと書き残したいと思います。GW 終わってるって?誰が 5/6 で GW が終わったと言った?俺たちの GW はこれからだ!(錯乱)

…はい。要は遅刻しただけですが、しっかり書いていきたいと思いますので、お付き合いいただければ幸い。

※1: すみません、今回も少々長いです…🙇
※2: 正直楽しい話ではないので、ご了承ください。

○何故私がリーダーをやりたいのか?

結論を先に書きたいと思います。今までを振り返ってみて、何故私がリーダーをやりたいかというと、

一緒に仕事する仲間を守りたいから

に尽きます。今までに守られたことは何度かありましたが、それ以上に「お前がなんとかしろ」というように、しわ寄せをこちらに投げられることが多かったです。

この経験は思った以上に辛く、精神的にもキツかった思い出があり、それをなくしたい、そのためなら自分はエンジニアだがその仕事をしなくても良い、という覚悟を決めました。

これ以降はその辛かった経験(というか、その経験をさせてきたある人物)を語りたいと思います。

○新卒で入社した会社のある部長が酷い

私は今の会社(株式会社ゆめみ)で3社目になります。今までいろんな先輩と一緒にお仕事をさせていただきましたが、素晴らしい方もいれば、合わない方、正直酷いなぁと思う方など、いろんな方がおりました。その中でも一番酷かった方は新卒で入社したある企業(※1)の部長陣の一人でした。

まずは新卒の会社についてざっくりバックグラウンドを書きたいと思います。

 ・ECサイトのパッケージを自社開発、販売(※2)
 ・受託で EC サイトや POS, OES のアプリケーションを開発
 ・デザインはやっていない
 ・フラットな関係と言いつつ、割と縦社会
 ・社員は当時で合計150人ちょっとで、部長陣は5, 6人だったと記憶
 ・エンジニアよりも PM(※3) の回転率が高い
 ・だいたいどの案件も自転車操業で進めていた

では、本題に戻ります。その方(ここではアイさんと呼ぶことにします)とは3案件ご一緒させていただきました。アイさん自身は部長になられるだけあり、優秀な方ではあったように思います。

アイさんは開発部の部長の1人でしたが、本業・得意分野は「営業、コンサルティング」でした。少々悪い表現をすると、口が上手い、口が立つ 方でした。それでいて、頭のそこそこ来れる方でしたので、正直質が悪かったです…

▼具体例1:
1番印象に残っている事例として、アイさんは 風呂敷を広げることがとてもうまかった です。営業・コンサルあがりですので、お客さんのビジネスに踏み込み、話を広げることには長けています。これはこれでビジネスとして未来の話ができるので素晴らしいです。

が、その風呂敷を閉じることはほとんどせず(おそらく苦手なんだと思います)、かつ納期がやばくなるまで放置することもままありました。酷いときは、別の案件が始まるので、別の PM に燃え始めた案件をエスカレーションする始末です。さすがにそれはビジネスマンとして職務放棄でしょうと…

実際アイさんの案件で燃えていない案件を私は見たことがありません…私が過去に経験した中で一番ひどかった事例について、以前LTした以下のスライドにも書いていますので、ご興味ある方は見てみてください。(第1位のものです)

▼具体例2:
アイさんは典型的な 部下をコマと見る 方でもありました。アイさんの下についたエンジニアはほぼ100%退職している、という実績もお持ちです。私の同期も、アイさんの下についたメンバーがことごとく辞めていきましたね。私含め何人かは耐えましたが、多分全員退職したと記憶しています。

が、それ以上に案件の見積額を上げていること、(利益率は置いておいて)案件の総売上の数字が部長陣の中で一位二位をキープしていたので、いつもお咎めはなかったようです。(社長にも気に入られてましたからねぇ…)

▼具体例3:
これも典型例ですが、アイさんは 自分が上であることを感じる ことで満足する方のように見受けられました。約3年間この会社にいましたが、アイさんが誰かを褒めることをほとんど見たことがありません。むしろ、褒められることが好きそうでした。

また自分の過去の実績(確かに凄いですが、やり方は話さなかったので手段は…)を持って以下に自分がすごく、お前は努力や工夫が足りない、みたいなことを何度か言われました。

俺がお前の年齢のときは〇〇万円稼いで…云々

というお決まりのような武勇伝を語られたときは、この人について行っても得られるものはあっても、助けてくれることはないな と確信しました。

▼具体例4:
アイさんは新しい技術についてのキャッチアップも怠っていません。その技術の仕組みを知っているというより、メリット・デメリットを把握し、これを今のビジネスではどう当てはめられるか?などを考えます。

ここまでは素晴らしいのですが、そこで方針が立ったり、行けると思うと、お客さんにまるでウチならできますよ、という態度で話すことがありました。実績もないし、何ならエンジニアがそのスキルを知らない可能性すらあるのにも関わらず、です。

百歩譲ってそれはキャッチアップすれば良く、かつその上で、できる・できないを議論するなら問題はありません。しかしアイさんの場合は

お前エンジニアなのにそんな事も知らないの?勉強しろよ。
これ要件として決まったんだから、しっかり実装してね。
納期もそんなに遠くないから(残業するなりで)頑張ってね。

というように、罵倒だったり、相談の余地すら残さないことが多かったです。(人としてどうかと思います)

このように、アイさんはことごとく我々エンジニアを守ることはなく、寧ろどんどん利用する方でした。苦い思い出なんですが、こういうものほど人間は覚えているものなんですね(苦笑

※1: 名前は書きませんが、私のブログ・ツイキャス・登壇資料を探していただければ出てくると思いますw
※2: 今はわかりませんが、当時は LAMP 環境で作っていました。PHP は 5.3.3 だったと思います。
※3: Project Manager です。

○おわりに

ずっとアイさんのことだけを書いてきましたが、それ以外にも、PM への不満も大きかったです。

当時の会社の PM は基本的に外部から引っ張ってくることが多かったですが、技術を知らない、全くやったことがない人でも PM できそうな人ならジョインさせていました。

この PM も技術についてはわからない、でもプロジェクトを成功させるにはお客さんの要望はなるべく飲みたい、だからエンジニアにゴリ押してくるようなことが日常茶飯事でした。要は、エンジニアを守ってくれる人が少なかった という経験が、私のリーダーをやりたい根源にあります。

エンジニアの人は内向的な人が多く、あまり普段喋らない人とはコミュニケーションをとろうとしない人が多いように感じます。そのせいか、なんだかんだエンジニアが最後踏ん張って、案件を着地させるケースも多いのではないでしょうか。そのようなことがないように、私はみんなを守れるように戦っていきたいと思います。(本当は戦わず、全員が仲間になれれば最高です)

では(=゚ω゚)ノ

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