珍道する桂馬part2
カッパドキアを堪能するために何をするべきか。
現地の人にトレッキングルートがいくつかあることを教えてもらった。
カッパドキアには色々な観光手段がある。気球、乗馬、バイク、四輪バギー、等々...カッパドキアに来てトレッキングをする人はそんなに多くないかもしれない。
トレッキングの良いところは自然との距離が近いことだ。特有の地形を間近で見れたり、日本にいないような植物や虫を観察できる。
唯一問題が...鬱蒼とした渓谷を突き進むのだが、道案内が殆どないのだ。
google mapにトレッキングルートは反映されていないため、分かれ道が現れるたびに決断を迫られる。地形的にざっくりとした方向はわかるが、それでも途中で明らかに間違った道を選んだと気づいた時は泣きながら引き返さないといけない。
トレッキングルートはそんなに人がいないから誰にも助けてもらえない。独り言が異様に増え、最大6体の人格が僕に同居していた。
そしてなかなかに道が険しい。何度か崖みたいな所を登った。頼りは己の剛健な脚のみ。
そんな中、先導者が現れる。
何故かわからないけど1時間くらい僕を案内してくれた。
僕が水を飲んで休憩してると後ろを振り返って僕を待っているのだ。どうやら心が通じあってしまったようだ。
Emotion is huge!(英検2兆)
至極あたりまえのことだけど、実際に目にすること以上の体験はない。絶景を前にただただ呆然とする。
時代を背負った大地が広がり、悠然と日差しが降り注ぎ、さらさらと風が流れ、祝祭の様に鳥が鳴く。自分が世界と一体となる感覚があるのだ。
キ、キモチイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これが旅か。
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