椰月美智子(2017)『消えてなくなっても』角川文庫

不思議と親しみを覚えるような人って、なんなのだろう。運命とか、偶然にも巡りあったとか、そういった嬉しい奇跡みたいなことがたくさん起きたらいいのになと思わせる一冊。

憑き物が落ちたみたいにとか昔から言うけれど、そんなふうに人間って変わりうるし、良いことがあっても悪いことがあっても、すぐそこに死があって、それで生にも気付くことが出来る。そんなきっかけになるかもしれない。

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