作業時間と給与

エンジニアの最適な給与制の提案

先日、東大発のとある人工知能ベンチャーからお仕事を貰いました。
嬉しいです。
システムのデプロイ、バックエンドとフロントエンドも作るお仕事です。
当然お金の話になるんですが、時給か、固定額かという話になりました。
なかなか難しいですよね。
そこで、新しい(?)給与システムを考えてみました。

給与について

・時給
優秀で仕事が速ければ速いほど安くなる上、仕事が遅い人に多く払う不合理が生まれます。
作業そのものに価値がある場合は時給が適していそう(警備とか)。

・固定額
歩合制もここに含まれますね。
細かな変更があり得るものだと、働き手がコキ使われ得ります。
作業の結果に価値がある場合は固定額が良さげ(納品型、個々の営業とか)。

時給と固定給を組み合わせる!

ふと、時給と固定給を組み合わせるのはどうかと思いました。
要求変更のせいで労働時間が仕方なく増えるなら、そこには時給制を。
働き手の能力に作業時間が依存するならそこには固定給を。

2つの給与方式を組み合わせ、

給与下限を想定最短時間上限は想定最長時間から決める(その間は時給制)というのを考えました。

想定最短時間は、働き手が初期設定の仕事の想定時間を、
想定最長時間は、雇い手が最終的な納品物に対して支払える額から算出するのが良いのでしょうか。

メリット

働き手のメリットは、
・早く作業が終わっても、給与が一定貰える。
・要求が増えても、想定最長時間内なら、要求で増えた労働時間の分だけ給与も増える。

雇い手のメリットは、
・働き手に早く終わらせるインセンティブを与えられる(早く終われば固定額、+ 新規要求があっても時給範囲内になるように)
・支払額に上限があるので新たな要求をしやすい

つまり、働き手は、自分の努力(作業時間の短縮)で、定額でコキ使われ得ない時間を獲得していくということになります。
雇い手は、最高支払額を決めているので安心。

ダメなパターン

まぁ最低支払給与と最長想定時間の設定が見当違いだと不合理が生じたり、結局時給範囲超だとタダ働きになってしまうというリスクはあります。
あとは作業時間を盛って報告したりするとアカンですね。

とまぁ設定の難しさとか色々あるのですが、一つの方法として試すのもありかなと思います(もうすでにあるのかな)。
色々試して、より双方の満足度が高い給与方式が確立されればいいですね。

まとめ

結局、給与制度を変えて何を最大化したいのか、満足度の源泉は何なのかを定量化すると、目的関数が設定できてもっと良いシステムがボトムアップ的に生み出せそうです。
とはいえ満足度の定量化とその因子分析がムズソウデスネ…。

今日もお読みくださりありがとうございます。
ほぼ毎日、アプリ開発や事業に関する日記を書いておりますので是非またお読みになってください!

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