こじきです。

今回は過去に付き合っていた男性に幻滅した話と、そこから分かった「自分が異性のどういう部分に惹かれているか」を考察します。

１. 魔人ブウ、現る

同じ学校に通う私と元カレが、近所の定食屋にランチを食べに行った帰り道のことです。

狭い裏道を歩いていると、川べりに魔人ブウのぬいぐるみが置いてあることに気付きました。
30cmくらいの大きさで、ゲーセンの景品にありそうなサイズの人形です。

▲ 調べたら楽天市場で同じようなのが売ってました

見つけた私が駆け寄ると、ぬいぐるみの隣には《バンジージャンプ１回０円》と書かれた段ボール片が置かれ、魔人ブウの足首に繋がれた紐が近くの柵にくくりつけてありました。
まあ要するに暇人のイタズラですね。

私「なにこれ！魔人ブウ川に落とせってことかな？」

退屈な毎日に突然イベントが発生したことが嬉しくて、私は魔人ブウをバンジージャンプさせる気満々でした。

しかし振り返って彼を見ると、その顔は引き攣り、怯えのような表情が張り付いていました。

そして目を輝かせていた私に対して、暗い声でこう言いました。

元カレ「やめとこう。もしかしたらイタズラの犯人がどこかで見てて、バンジーさせた瞬間に走って出てくるかもしれない。段ボールのどこかに小さな字で（本当は１回１万円）とか書かれてて、請求されるかもしれない。とにかくそのぬいぐるみに触るのは危険。帰ろう。」

うん、全くもって正論です。

彼は、万が一の危険から私を守るためにこんなことを言ったのだとも思います。

でも正直、『度胸がなくて小さい人だな』と思いました。

２. 小さな男

もちろん、私だってそんな悪意を想像できないほど純粋な人間ではありません。
とは言え仮にこの程度のイタズラで金品を要求されたところで、支払いの義務は生じないし、警察呼べばハイ終了です。

そもそもその川べりは田舎道で、周囲には誰もおらず、こんな休日の昼間に魔人ブウのぬいぐるみをずっと見張っている暇人がいるとも思えませんでした。

考えられる些細なリスクよりも、好奇心の方が勝っていた私にとって、彼は酷く頼りなく、自分よりも度胸のない小さな男に思えました。
まるで赤ちゃんうさぎです。

思えば彼は、いつもそうでした。

何かの２択を迫られたとき、必ず無難で危険が一切ない、そして同時に面白くもない方を選びます。

３. 20代女が求める刺激

万が一の悪意から大切な人を守ること。
それはとても大切です。
でも、そんな慎重でつまらない選択ばかりでは、女の心は萎んでしまいます。

「吊り橋効果」ということばがあるように、何かスリルのあることやイケナイこと、ドキドキするイベントが発生しないと、女心は秋の空と同様、簡単に移り変わります。

例えば…
▶︎ 部外者侵入禁止の男子寮に忍び込む
▶︎ 深夜に神聖な場所でちょっとイケナイ行為をして、背徳感を味わう
▶︎ 同じコミュニティ内で、周囲にバレないよう細心の注意を払いながら密会を重ねる
▶︎ 全然予定していなかったのに、突然の弾丸旅行を提案される

こういうハプニング的なイベントが、たまにで良いから欲しいんです。

平凡で退屈な人生は、年を取ってからでも送れます。

20代のうちはとにかく楽しく、刺激的な何かを求めている女が多いです。
だから危険を承知で出会い系アプリもやるし、クラブや相席屋にも行くし、道端で声を掛けてきた知らない男性に付いて行ったりもします。

４. 女が惹かれる度胸と行動力

魔人ブウの一件は、物事に対して堅実で慎重な彼の利点を表していましたが、私には物足りなく感じました。

普段はマジメな人であっても、川べりで魔人ブウを見掛けたときに、すぐに投げ込めるくらいの無邪気さや度胸を持っていて欲しいんです。

何かがあったときにただリスクを考え怯えるのではなく、勇気の要る方を選ぶ。
好奇心を優先させる。
“万が一”は後回し。

私は過去に、この性質を完璧なほどに有した男性と交際したことが１度だけあります。
そんな男性とのデートは刺激的で、ものすごく楽しい。
彼は20代前半で起業し、現在も若手起業家として活躍していますが、やはりそのモテ方は相当なものでした。

女が惹かれ、男性が目指すべきは、リスクを恐れず起業してしまうほどの度胸と行動力だと私は考えています。

５. 男は度胸、女は愛嬌

「男は度胸、女は愛嬌」という古いことばがあります。私はこのことばに対し、「なんたる性差別」などと思っていましたが、最近になってようやくその意味が分かってきました。

これ、男女のモテる要素を表した最強の一文なんです。
無駄なワードが一切ない、完璧なセンテンスで、どんな男女がモテるのかを教えてくれています。

私はあの日、魔人ブウに出会ったことで、「私の彼氏は楽しいことより“万が一”を考える、慎重で度胸のない人なんだ」と思い知らされました。（もちろんこの１件だけではなく、数年間の積み重ねですが）

当然、そんな堅実な生き方を否定はしません。

でも、なんだかガッカリしたのです。

この人と歩む人生に、面白い展開など一切待っていないんだろうな、と感じてしまいました。

若い女にそう感じさせたら、その交際はもうおしまいです。
それからしばらくして、私は彼と別れました。

別れて数年経ちますが、その間、彼は１度も彼女ができていないようです。
いわゆる「すごくいい人」だけど、女に対して面白みも刺激も与えられない人だから当然だよな、と思います。

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ということで、女は男性のこんなところを見てたりするよっていう小ネタでした。

若い女が男性を選ぶ基準は
「自分の人生をいかに楽しくさせてくれる存在であるか」

この一点に尽きるなぁと最近感じています。
そしてそのためには、ある程度の「度胸」というものが必要だとも。

度胸って少し抽象的なことばだけど、「面白いと思ったことに戸惑いなく挑戦できる力」です。
たくさんの楽しいイベントを与えてくれる男性を、女は手放せないのだと思います。

中でも個人的にオススメなのは…

▶︎ 全然予定していなかったのに、突然の弾丸旅行を提案する

これは若い女子との関係構築にかなり有効だと思います。

「弾丸トラベラー」という女優やモデルが弾丸旅行をする番組もありましたが、あれは女の憧れです。シンデレラ気分を味わえるんですよね。
「え！？急に！？明日から行くの！？」ってもうものすごく刺激的だし、相手の男性に度胸と行動力を感じます。

以上、私が考えるモテ男の絶対条件「度胸ある男性」の魅力についてでした。

▼たくさんのご感想、ありがとうございました！

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