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動物チーズとクラス内ヒエラルキー

おぼえていますか?
小学校の給食で出た「動物チーズ」

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これ、ランダム配布と見せかけて、実際は様々な忖度によって明るい人気者がライオンを、暗くて大人しいやつがサッカーボールなどのザコい形を回されるシステムでしたよね。

今日はそんな懐かしい動物チーズとクラス内ヒエラルキーの関係について、私個人が勝手に思ってることを書きます。

1. 恐怖の動物チーズ

私は小学生のとき、多分やや陽キャでしたが、それでも給食で動物チーズが出てくる日はめちゃくちゃ緊張してました。
だって、この日は日頃の自分の行いに対する審判が下されるような雰囲気さえあったからです。(田舎特有かもしれないけど)

まぁ実際は味も量も一緒だし、チーズの形なんて気にする必要ないんだけど、給食の配膳が終わった後にクラス1陽キャの男子とかが近付いてきてこう言うんですよね。

「おっ!お前のチーズめっちゃ良いじゃん!俺のサッカーボールと替えて」

小学生って残酷だから、こうやって動物チーズとクラス内ヒエラルキーに相関関係が出来上がってしまうわけです。

タチの悪い子だと相手が離席してる隙にチーズを入れ替えたりします。
気の弱い子はサッカーボールのようなクソ雑魚シェイプに変えられても何も言えないし、陽キャもそれを分かってるんです。


▼ この醜い争いを生み出した
「動物チーズ」の様々な形

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動物チーズという商品名でありながら
なぜ動物以外の形を作ったのか。
せめて動物であれ。


2. 動物チーズとクラス内
ヒエラルキーの関係

以下は、チーズの動向を常に気にして生きてきた私が、6年間の小学校生活で見てきた動物チーズの形とクラス内ヒエラルキーの関係です。

↑クラス内ヒエラルキー高↑

ライオン
トラ
… ① 陽キャ男子 の壁 …
コアラ
パンダ
…② 陽キャ女子 の壁…
サル
カニ
飛行機
…③ 普通男女 の壁…
新幹線

電車
…④ やや陰キャ男女 の壁…

サッカーボール
…⑤ ド陰キャ男女…

↓クラス内ヒエラルキー低↓


\なん…だと…?/

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 ▼ 各属性の考察
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① ライオン・トラ → 強い動物、男子人気No.1
② コアラ・パンダ → 可愛い動物、女子人気No.1
③ サル・カニ → かろうじて動物 / 飛行機 → ヒエラルキーの高い乗り物(ここから動物ですらない)
④ 新幹線・車・電車 → 重力に逆らえない乗り物
⑤ サッカーボール・桃 → 単純な手抜きシェイプ(もはや動かない)

あなたは①〜⑤のどれでしたか?

私は6年間の中で②〜⑤をランダムに獲得してきましたが、やはりモテ期だった小4の頃には私のことを好きな男子が「こじきちゃんにはコアラ!」と良いチーズを献上してくれたし、人見知りで全然話せなかった小2の頃は給食当番の男子から黙ってサッカーボールを手渡されました。

この『自分のレベルに応じた食べ物を異性に与えられる』という感覚は、大人になった今でも残っていて、だからこそファミレスデートを不満に思う女がいるのだと思います。

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【コラム】飯のレベルが自分のレベル
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女って多分、原始時代から男に食べ物を与えられてきました。
もちろん野菜や木の実なんかは女が採ってたんでしょうけど、栄養価の高い肉や魚は男が採って持ち帰ります。
そこで強い男達の妻はマンモスの肉が食えるし、狩りに参加できないザコ男くんの妻は川魚1匹しか食えないわけです。

男が自分や子供のためにどれほど頑張ってくれたかが、その日の夕飯に反映される。
自分のレベルが食うものに現れる。
だから女は食うものに拘るし、男が自分のために選ぶ食事を判断材料として観察します。
ファミレスよりも良いレストランの方を喜ぶ理由も、味そのものではなくこの本能に刷り込まれた潜在的価値観にあるのだと私は考えています。


3. 動物チーズと将来性

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で、結局どのチーズを貰った奴が最終的にどうなるのか。
大人になって、当時の獲得チーズと成人後の状況を照らし合わせて考えてみると、がっつり傾向があることに気付きました。

①ライオン・トラ / ②コアラ・パンダ のチーズを手にした陽キャ男女
→ とにかく結婚が早い。基本的に高卒もしくは短大・専門卒。20代前半の時点で複数人の子供がいる男女が多数。
③サル・カニ・飛行機 のチーズを手にした普通男女
→ 高学歴多数。市内の進学校から都会の大学に進学。高収入。何でもうまくやるタイプ。
④新幹線・車・電車 / ⑤サッカーボール・桃 を手にした陰キャ男女
→ この層には転職や転科など人生の路線変更をする人が多く、今何をしているのかハッキリ分からない。中には自分探しの旅や海外でのワーホリを繰り返す流浪人も。

いやこれ、多分うちの小学校だけです。

でも①②は本当にこの通りで、良い形のチーズを持ってった男女は結婚が早い。
反して④⑤のチーズを食べていた男女は、良くも悪くも「今何してるか分からない人」が多い。

一方で、いつもどっちつかずのチーズを食べていた③の男女。
この層は頭が良く世渡りが上手いのか、有名大学に進んだ人が男女ともに異常に多いです。


とは言えこれはサンプル数1(とある小学校の1学年での検証)でしかないので、『自分の小学校ではこうだった!』という記憶のある方は、ぜひ自らの獲得チーズとともに情報をツイートして貰えるとありがたいです。

例)
「ライオンのチーズを食べてたけどまだ独身」
「うちの小学校ではサッカーボールがヒエラルキーの頂点だった」
「こんな形のチーズもあった」…など


4. ヒエラルキーはつづく

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今になって思えばクソほどどうでもいい、クラス内ヒエラルキー。
だけど当時は割と重要で、特に中学校に上がるとこのヒエラルキーによって恋人の有無が決まってしまうほどの力を持ってましたよね。

顔が不細工でも、野球部・サッカー部・バスケ部・バレー部に入っていると、ヒエラルキーは上位になる。
よって恋人もできやすい。

反して、卓球部・美術部・剣道部・水泳部・帰宅部のヒエラルキーは男女ともに保障されません。

それは社会に出てからも同じ。
自らの仕事として「有名商社の営業マン」や「CA・秘書」を選んだ男女は恋愛市場で大人気だし、かたや「工場のライン工」や「事務職OL」を選んだ男女はヒエラルキーのトップに分類されることはありません。

自分が選ぶものによってヒエラルキー(周りの目)が変わるという環境は、あの頃奪い合っていた動物チーズに似ているなと思います。


5. おわりに

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もしも今、もう1度チーズが配られるとしたら、私は積極的にコアラ(自分が1番好きな形)を取りに行きたいと思います。
その方が人生得なんだろうな〜と、10年以上経った今になってようやく気付いたからです。

自分のポジションは自分で決める。
サッカーボールを渡されたら黙って受け取るのではなく、「いや私はコアラが良いし」と主張する。
周囲の動向を見守ったり、流されたりせず、欲しいものを欲しいと言える。

それができる人が、仕事でも恋愛でも強者として勝ち抜いていくんだろうな〜と最近思います。


以上、たかが動物チーズ、されど動物チーズって話でした。


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