背中から力を徹すってどう言う事?

背中から通すんです!

ははは〜

西洋型のトレーニングを勉強された方は、背中の筋肉で有る広背筋を使って、背中を締めて何かをひっぱたり、引きつけたりする動作をイメージするかもしれます。

しかし、実際には逆なんです。

この回では、背中を開き、背中側から力を腕の方に流し押す方向の話です!

???

押すのは、腕や肩でしょ。多くの方がそう思われたはずです。

では、皆さん近くの壁を押してみて下さい。

その時に、壁から帰って来る反作用を良く感じて下さい。

力を出す時には必ず作用方向とは逆方向の反作用が働いています

その時にその反作用を認識しているかが、パフォーマンスや身体の状態に大きく影響するんです。

反作用は、力を出した所に帰って来ます!

肩に力が帰って来た人は肩から力を出しています。

肘に帰って来た人は、肘からと言った具合です。

バランスは有ると思いますが、多くの方が上肢に反作用を受けたのではないかと思います。

また、どんどん押す力を高めて行くと、自分の体が壁に押される様になるのではないでしょうか。

ここでタイトルに戻りますが、壁を押す時に背中を広げて、後ろ側から力が流れて腕の方に行って、その力が壁に伝わる様にイメージして下さい。

すると、最初に腕で押した時よりも力感は少ないのに大きな力が出せる様になります!

壁だと分かりにくいので、対人で壁役と押す役に別れてチェックしてみて下さい。

慣れたらお互いに押し合ってみましょう!

一目瞭然ですよー

この様な力の出し方を覚えると、相手の力や外側から掛かる力を中心でいち早くキャッチしコントロール出来る様になります。

此れがあらゆるスポーツや日常生活に役立ちます。

次回は、上半身と下半身の繋ぎに付いてです!

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