遠い受験会場

久々に夢を見たことに歓喜し,夢日記を再開することにした。

受験ときくと大半の人は,大変だった受験勉強や当日の緊張感,いつもと違う雰囲気を思い出すだろう。
だが今日の夢は緊張感というよりはミステリアスである。

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どうやら自分はとある学校の試験会場に来ているようだった。
自分以外に見える受験生は全員女性。ということはここは女子学校の試験ということになる。
そしてこの女性たち,人種や年齢は様々だが皆姿勢がよく着用しているものが高そうである。こんな表現をしている時点で自分は本来この場にいていいのかわからない人間であろう。要は他の人はおそらくお金持ちの出身であると考えられる。

最初の試験はペーパーテストであった。特に静寂が破られることもなく終えたようだ。
次の試験は面接試験だ。受験生2対試験管1の面接であった。もう一人の受験生は古い友人に似ている。そこで聞かれたのは
「ほかの人間を差し置いて自分たちがこの学校で学びたいことはなにか。」
随分と刺激的なことを聞いてくる。だが,この学校で学ぶということは他の人間がここで学ぶ権利を奪うということである。それに相応しい理由を聞きたくなるのはある意味選抜する側としては本音であろう。
自分は頭が真っ白になっていたがそれでも学びたい意欲は伝えられた確信がある。意味が分からないが自信があった。

面接終了後は次の試験のために,列車で移動することになる。列車が走る線路はとても暗い森の中。黒く枝がたくさん茂る木があちこちにうじゃうじゃといる。日も差しておらず,青っぽく見える背景がどこかのホラー映画を思い出させる。
「さて,ここで次の試験の開始です。」
なんだと。次の試験は到着後ではなくこの列車の中で始まっているということか。
「次の試験課題はこれです。」
見せられたのはドラム式洗濯機のようなものである。まさか洗濯機じゃないよなあ。
「これは次の試験会場への入り口です。ここから次の試験会場へ向かってください。」
どこかのスパイ映画かと突っ込みたくなった。おそらくこのドラム式洗濯機の蓋のところから滑り込んで入っていくのだろう。まあそういうことならやってみよう。そうして受験番号順に並んだ。
ところが行列が進まない。前の方を背伸びしてみてみると先頭の人が困っていた。どうやら自分と同じ発想には至らなかったようだ。スイッチをいじったり,横にあるつまみをいじったりしているようだが。

自分の考えが外れているのかはわからないが確かにここにいる人たちの出自を考えると洗濯機 (に見えるもの) に体を突っ込むなんてまねはしないだろう。
しかし早く進んでくれないと自分の試験にも差し障る。早く列が進むことを祈りながら次の試験会場はどんなところか想像していた。

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久々の夢日記であるがさすが夢。意味が分からない。とりあえずこのあと無事に試験会場に着けていたらいいと願うばかりである。

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