eyecatch_春の夜長_2

春の夜長

夜長といえば普通秋だろう。自分もそう思っていた.

今は春であるが,自分は秋が好きである。食べ物もおいしいし,寒い季節が好きなので,その始まりと考えるとどうもわくわくしてしまう。
反対に春が大嫌いである。地元に戻ってからは多少マシになったが,暖かい季節がどうも苦手なのだ。周りが浮き足立つと同時に自分も地に足がつかない感覚に陥ってしまう。加えて自分は花粉症なので,体力も気力も地の底を突き破るのがデフォルトである。

数日前,仕事帰りにふと空を見上げたところ,なんとも綺麗なお月様が光っていた。天気がよかったせいもあり,真っ黒な夜空とのコントラストはばっちり。まん丸でちょっと艶のある感じは,ディスプレイに飾られた一粒の真珠のようだった。心地よい気温も手伝って,まん丸のお月様を見て上に登っていた息や血が下におりたような感覚があった。

自分は本来花より団子,満月より月見団子の人間ではある。月明かりにはそこまでの力があることを発見してしまった。論文等に載せられそうなエビデンスがないのが悔やまれるが。

最近は仕事の行事準備や仕事関連の作業に追われてnote記事がなかなか進んでいなかった。だからかなり焦りもあったが,その瞬間のおかげで少しだけ落ち着くことが出来た。

本日は祝日。自分は今温泉にきている。身バレが怖いので温泉紀行は伏せておくが久々に落ち着いた,笑顔丸出しの時間を過ごしている。

今宵は満月。夜の長さがこれから短くなるこのとき,お月様は幸せな時間を過ごしている人々を寒い中暖かく見守っているのだろう。

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