無告知延長オリエンテーション

 その人は大学入試に無事合格し,晴れて大学生となった。

 しかしその教室には中学の時の同級生がずらりと並んでいたのである。

 その人,せめて大学はいいところに行こうと高校はかなり頑張って進学校に進んでいた。しかしいざ大学に入ってみると自分よりも勉強量がないと思っていた人と同じ教室にいたことから自分の高校時代は甘かったのかと反省した。

 おまけに大学の教室は予想以上に狭い。詰めて座ってようやく全員座れるほどのキャパシティである。テレビの中にあるキャンパスライフは嘘っぱちだとその人は思った。

 入学早々オリエンテーションの研修があるという。その人は荷物などを控え,栞通り2泊3日の身支度をして参加した。

 研修そのものは大した内容でなかった。大した内容だったら忘れるわけがない。なんだか記憶に残りにくい研修内容であった。

 研修の間,その人は別のことを考えていた。自分の中学の頃の同級生がなんだかとても輝いているように見えたのである。自分は高校時代,頑張って頑張ってなんとか授業について行こうと必死だった。しかし,どうしてもうまく出来ず,第一志望もあきらめることになり行き着いた。多分このもやもやもそのつけだろう。うかつに出来もしないことに挑戦するなと言うことだろう。

 てっきり2泊3日の研修内容を覚えていないのはその考え事の姓かと思っていたが…実は違った。
 戻ってくる際,最後に泊まった宿で信じられないことを言われたのだ。

「それでは皆さんにはここで数日間働いて貰います。」
そう言うやいなや宿の人に従業員向けのコテージに案内され,10人ほどが雑魚寝する部屋に入れられ,研修を延長する羽目になったのだ。

 さすがにこれは理不尽だと思ったが学校関係者がもういなくなっていたから文句をつける先もない。

 仕方が無いから言われたとおり10日ほど働いてその人は大学への意見書を提出した。

① 事前に通告もない研修で学部の講義に支障を来すのは良くないと思う。
② 事前に準備がなければ,例えば研修後に用事を入れている人に不都合が生じる。中には通院や薬の準備,めがねや補聴器の調整等命や生活に関わる用事の人もいる。そんな中事前に連絡も無く研修を延長するのは問題である。
③ 研修延長の際に大学の引率担当が誰も残っていなかったのはなぜか。本来ならば交代一人ずつでも担当者を配置させるのがよいのではないか。あるいは連絡先を栞にでも残して,せめて緊急連絡先等を残すのが筋であると考えられる。

 この大学生活,大丈夫なのかとその人は頭を抱えていた。

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現実にあったら大問題だ,これ(´・_・`)

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WWp

Daydream theater

夢日記を本格的に始めました。この記述は全て夢。 本日の夢日記もなかなか不可解。 さあ摩訶不思議な夢の世界へ。
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