20200314_社会人1年目_アイキャッチ

社会人1年目の自分へ

社会人1年目。
それは端から見れば「初々しい」とも言われるし,「大変な時期だ」と言われるかもしれない。

自分の社会人1年目を振り返ってみた。その結果当時の自分に伝えたいことが特になかった。強いて言えば「そのままでいい」の一言だけである。

いやいや,普通何かあるでしょうよ。遅刻するなとか,こんな失敗しちゃだめとか,何か無いのか,と言われそうだ。しかし本当に「そのままでいい」と言うのが1年目の自分にぶつけたい本音である。

自分は学生の時分,社会人になることが怖かった。理由は上手に説明できないが,一言で言えば「幸せな人生を送れる気がしなかった」からであろう。

人生を作るのは自分だし,よりよい人生,より幸せな人生を送るのも自分と言われている。実際その通りだと思う。しかし学生の頃までの自分は周りに合わせ,周りをみながら振る舞っていた時間が長かった。そのくせ周りを見ても幸せそうな人がいない。

その上自分がどうなりたいかも分からない。いくら探しても見つからなかった。もうどのルートを選んでも待っているのは崖からの転落する未来しかない気がしたのだ。

だから1年目の自分は熱意という物にふたをした。その代わり仕事として出来ること,お金を得ることについて気持ち抜きで考えていた。

お金を貰うには誰かが嫌がることをして,対価を得なければならない。そのために必要なのは周りと距離感を保つこと,そして余計な感情や無駄な行動を潰すことである。

社会人1年目,働いてみて拍子抜けしたのだ。学生時代とほとんど変わらない。やるべきことをリストアップし,出来ることを報告し,上役の人にきっちり挨拶して,空気や上の気分を読みながら周りと合わせながら自分たちのミッションを進める。学生時代とほとんど変わらない。

だが社会人になり,お金を貰うようになると自由なお金が増える。また,世界が変わったこともたくさんある。外の世界をみるためにオフ会に行った。セミナーにも行ってみた。noteを始めて執筆も始めた。自分の興味を探れるようになった。悲しくとも相談できるようになった。自分の心と向き合った。友人と旅行に行った。海外に一人で行った。トラウマが些細な一言で解決した。学生時代,家族や周りの人々に気兼ねして出来なかったことを今している。

このままでいい。このまま,自分に合う人生を歩んでいきたい。それが今の自分の願いだ。

だから社会人1年目の自分よ,そのままでいい。自分の興味のある物で自分をひたすら埋め尽くせ。興味のあるのもので自分を満たし,誰にも足下を掬われないようにするため準備しろ。

大人にならなくていいから今は自分の願いにひたすら向き合うのだ。

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社会人1年目の自分と
今まで他人のことを第一に考えざるをえなかった,全ての人間に捧げます。

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