地下に眠る砂浜

 本日のDaydream theater,うまく文章に起こしたいところである。

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 地下深いところへ行くとそこには洞窟があった。さらにそこを抜けると青い空と海,クリーム色の砂浜,そしてカンカン照りの太陽があった。


 日焼けしそうだなと思うと,褐色の肌をした人が立っていた。
「よく来たな。案内する。」
その人はオセアニアの島国によくありそうな,腰に特徴的な衣服をまとっていた。民族衣装なのだろう。鼻筋は通っていて堀の深い男性だ。

 砂浜の近くには岩場があり,その岩場を潜り抜けるといかにも南国風の風通しのよさそうな植物でできた建物があった。よく見ると建物はいっぱいある。集落なのだろう。

 中に入ると,窓から吹いてくる風が心地いい。そして中には植物で編みこまれた,舌切り雀で出てきそうな箱があった。植物が編み込まれた箱だ。断っておくが蓋はないのでお化けなどが出てくる心配はない。

 しかしこの箱は何に使うのか?気になって案内人の人に聞いてみた。
「これは寝床だ。この上にこれを敷いて寝るのだ。」
そして差し出されたものはビーチボートのようなものだった。箱の上にこれを置いて寝るのだそうだ。寝床にしては小さい箱だと思ったが大きなビーチボートを敷くなら問題はないだろう。とはいえこれはこれでなかなかぐっすり眠れない。やはりふかふかの布のベッドの方が寝やすいように感じる。

 窓の外は夕暮れである。砂浜の近くの家から見る夕焼けは格別である。
グラデーションを描く夕闇の空に吸い込まれてしまいそうだった。

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天気のいい日の夕暮れは素敵なものですね。最近見てない(T_T)

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