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世間体の悪い趣味

たかが趣味、されど趣味。
節操のないオタクなので、この世に生を受けてから23年、私はいろんなものにハマってきた。
そして最近ふと、「私の趣味、世間体の悪いものが多くないか?」と思った。

アニメ

昔よりはだいぶ悪いイメージも払しょくされたとは思う。
ただ実際のところ、私の母はいまだに私がアニオタになったことをあまり快く思っていない。
年齢層が高ければ特に、いい心象を抱いていない人もまだまだいるだろう。

加えて、私は特にアニメの中でもいわゆる美少女アニメをよく見ることが多い。(今季の覇権はウマ娘。)
すると同じオタクからも、「女オタクなのに美少女アニメを見て楽しい?」みたいな目で見られることがある。

なぜ美少女アニメが好きかと言うと、いわゆる女性向けコンテンツより、美少女アニメ・ゲームのキャラデザの方が好みなのである。
女性向けコンテンツのイケメンより、美少女アニメに出てくる男性キャラの方がビジュアルが好みで、これは女性キャラについても同じことが言える。

ちなみに、好きなイラストレーターは和泉つばすと深崎暮人である。
そう、どちらもエロゲ出身だ。エロゲヒロインはかわいい!

女性アイドル

先日ジャニーズが好きな会社の同期に「アイドルはアイドルでも、女性アイドルの方が好き。東京にいた頃は、よくチェキ会とかの接触イベントにも行ってた」という話をした。
すると、「なんで男性アイドルじゃなくて、同性のアイドルを好きなの?女の子と写真を撮ったりおしゃべりしたりするために、数千円のお金を払うモチベーションがよく分からない」という返答が返ってきた。
向こうに悪意はなく、純粋に理解ができないらしい。

なぜ私が男性ではなく女性アイドルが好きかと言うと、一番の理由はポップスは女性ボーカルの方が好きだからである。
ただ楽曲が好きでアイドルを追っていると、もちろんメンバー自身にも愛情が湧いてくる。だからお金を払って接触イベントにも行く。

前述の美少女アニメについても言えることなのだが、「同性のアイドルやキャラクターを推すことってそんなに不思議ことなのかな?」と、個人的には感じる。
同性の推しが多い話をすると、「同性愛者なの?」なんて聞かれることもたまにある。
"恋愛"と"ファンとして応援する"のはまた違う感情なので、私個人としては同性の推しに恋愛感情を抱いているわけではない。

競馬

どうしてもギャンブルのイメージが強いので、金銭面を心配されることが多い。
ギャンブルの怖いところは、掛けようと思えばいくらでもお金を掛けられるところだ。
だが裏を返せば、大金を掛けたくないと思えば、ずっと少額で楽しめるということでもある。

私は元々スポーツとして競馬を好きになって、好きだからこそJRAの売上にちょっとばかしでも貢献したいという思いで馬券を買っている。
個人的にギャンブルとしての競馬にはそこまで心をひかれないし、他の趣味に回すお金がなくなるのはすごく嫌だし、さらに私の父親は競馬とパチンコのせいで大学を中退している。

売上に貢献したいと言っておきながら申し訳ないが、上記の理由から馬券に大金をつぎ込もうという気にはあまりならない。
実際この数カ月間での馬券の出費(馬券購入費-払い戻し金)は、月平均2000円だった。
そもそも払い戻し金関係なく、馬券購入費が月1万円を超えたことはない。
もはや一番出費が少ない趣味かもしれない。
ただコロナ禍が落ち着いたら、現地で観戦したいなと思っているので、そうなると交通費など馬券とは別の出費が出てくるだろうなとは思う。

個人的にこの世のスポーツの中で一番物語性があるのは競馬だと思っているので、ギャンブルという先入観を捨てて一度レースを見てみてほしい。

趣味を公にしている?

いい印象を抱いていない人も一定数いるということもあり、私はこれらの趣味をひた隠しにはしていないものの、特段公にもしていない。
「趣味は?」と聞かれたら、「お笑いです」と答えることが多い。

音楽やラジオを聴くことも好きだが、前者はロック、J-POP、HIP-HOP、洋楽、クラシック…、後者は音楽ラジオ、お笑いラジオ、アニラジ…などと、ジャンルが多岐にわたる。
それゆえに話題が絞りにくく、話を広げにくいので、話し相手も同じ趣味を持っていることが分かっているとき以外は、あまり話題にしないことが多い。

そもそも一般的に趣味ってどこまで公にしているのだろう。
世間体の悪い趣味が多い私は、最近そんなことをふと考える。

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