「私は○○人です」はナンセンス!? 現代のアイデンティティ

海外の日本語学習者にスカイプで日本語を教えていると、こちらは早朝、あちらは深夜ということが頻繁にあります。時差も空間も超えて世界中の人たちと瞬時につながる感覚がとても刺激的!カメラを通して海外の風景が見えると、まるで自分がそこにいるかのように感じられることも。脳が開いて世界が広がっていく感覚です。これがとっても快感なのです。

さて、この仕事をしていて痛感することがあります。それは、「あなたはなに人(じん)ですか?」という質問がナンセンスだということ。いまや個人が簡単に世界中を行き来できる時代。そんな時代のアイデンティティはどう考えたらいいのでしょうか。

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はじめての生徒さんとレッスンをするとき、最初にするのは自己紹介。出身地や居住地、文化や国民性についてざっくばらんに話をして場をあたためます。何十人も担当するようになって気づいたのは、相手のバックグラウンドが複雑なケースが多いということです。

たとえば、

・生まれは「マレーシア」
・文化は「中国」
・国籍と居住地は「イギリス」

なんて人はザラにいます。最初は「わたしは◯◯人です」とはっきり言えないことに違和感がありました。でも、仕事でもプライベートでも、国境を自由に行き来する時代です。容姿や生まれた国で相手のアイデンティティを判断するのは無理があります。

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外国人に対するステレオタイプ、みなさんにもありますか?

私は以前は「外国人=時間にルーズな人」と思い込んでいました。しかし実際は、毎回レッスンを定刻にスタートできていて、意外と(←失礼)時間を守る人たちなんだなと感じるようになりました。

前述の「中国文化を持ったイギリス人男性」は、一見すると中国人なんですが日本人のように(←偏見?)とっても礼儀正しく謙虚です。一方、台湾出身の女性はハキハキ物を言い、自分の希望は臆することなく主張してきます。中国人の方が図々しいというイメージがあったので(←ホントごめんなさい)少し意外でした。

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これからは自分の脳をチューニングし直し、国民性に関する古くさい判断軸は捨てる必要があります。勝手なイメージで判断しては、相手をありのまま受け入れることができないからです。もし相手が、自分自身が感じている自分像と異なるイメージで接して来たら、いい気はしないですからね。

どの国の出身でも、どんな文化で育っていても、一人の人間同士として尊敬し合える関係性を築いていけたら、きっと戦争も差別もない世界になるでしょうね。

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まるごとホンネで世界を見たら☆

苫米地式コーチング認定コーチ。ライター。

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やりたいことだけやればいい。ホンネに正直に生きていい。〝自分が望むとおりの人生〟を生きよう!
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