インド人から見た日本人

インド人作家ヴィカス・スワループ氏は、その小説『ぼくと1ルピーの神様』が映画化されたことで知られています。彼がインドの在大阪総領事だった頃、講演で述べたことが『最後の超大国インド』(平林博著)に紹介してありました。

「日本はユニークだ。多様性、古く豊かな歴史、さらに国民の同質性と独特の文化。いずれの社会でも、文化の価値で決まる。日本は強い価値観と倫理観のあるまとまりの良い社会だ。欧米人はデジタルだが、日本人はアナログだ。欧米人は『個』を重視し、自分を規定するのに他人を必要としない。日本人はアナログ時計の文字盤のように、大きなシステムの中で動き、他人との関係で自己の価値を見出す。」(一部引用)

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インド人からは日本人がこう見えてるんですね。「日本人はアナログ」というのは面白い見方です。アメリカから成果主義なんか輸入したけど、うまく根付かなかったのは土俵が違ってたんでしょうね。

それにしても、「(日本人は)他人との関係で自己の価値を見出す」というのはちょっと引っかかりました。他人との関係で自己の価値を見出すということは、自分の価値が絶対的なものではないということになります。確かに日本人は欧米人と違って「個」より全体の「和」を大切にしてきた歴史があります。周りとの調整を無意識にやってしまうのは、そういう文化が染みついているからでしょうか。

でも、だからこそ、自分には価値がないと考えて心を病んでしまうのかなと思いました。もし自分の価値を決めるのに他人が関係しないのであれば、他人との関係性の良し悪しや評価を気にせず、自分で自分自身の価値を決めることができるからです。

自分がやりたいことをちゃんとわかっていて、いつもやりたいことだけやって生きて、一緒にいたい人たちと一緒にいる。こういう自然なことができない人が多いのは、やはり歴史的背景が関係しているのでしょう。

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大震災に見舞われても、盗難や略奪をしようと考える人が少ない日本人。海外の人たちから高い評価を受ける日本人的特性は、きっとこれからも大切にしていけばいいと思います。

でも、自分の人生を生きるという点についてはどうでしょうか?女だからとか若くないからとか、前例がないからとか、人に笑われたからとか、そんな理由でやりたいことをあきらめ、人生最期の時を迎えられるでしょうか?

やっぱりやりたいことには全部チャレンジしてみないと!そういうのがスタンダードな世の中になったら、きっともっと生きやすい未来になると思いませんか?

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まるごとホンネで世界を見たら☆

苫米地式コーチング認定コーチ。ライター。

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