権力者たちの不都合な真実 | 現代版 魔女の鉄槌

ものごとというのは、ある一面からだけ見たり、ある一時期だけ切り取って見たのでは、正しく見ることができません。ものごとを正しく理解しようとしたとき、表があれば裏があることを知り、高い抽象度から長期的な視野で眺めるからこそ、ありのままの全体像が浮かび上がってくるのだということを知らなければなりません。

本書を読むと、いかにこの世界が権力者によって情報操作されているのかが、よくわかります。

* * *

キリスト教の歴史を例に取り上げてみましょう。まず、本書で紹介されている『功利主義者の読書術』(佐藤優著)からの引用部分を書き出します。

イエス・キリストについて伝える一次資料は『新約聖書』しかない。
(中略)
イエスの教えを、ユダヤ教とは別のキリスト教であると定型化したのはパウロだ。従って、キリスト教の教祖はイエス・キリストであるが、開祖はパウロである。

教えを説いた本人が書き残したものではなく、後世になって弟子が明文化したものや編纂したものだということを知らなければ、「キリスト教=イエス・キリスト」と単純図式化して考えてしまい、認識を誤る可能性があります。

さらに衝撃的な事実は、現在のキリスト教はパウロの死後だいぶたってから、ある人物によって意図的に改変されているということです。その人物がだれかということは、ぜひ本書を読んでほしいのですが、実はその人物こそがキリスト教の本当の開祖だと言えると著者は言います。

では、その人物はなぜキリスト教を改変したのか。これはだいたい想像がつくかもしれませんが、もちろん権力に利用するためです。権力者が自らの権力のために利用したとなると、当然その内容は時の権力者にとって有利なものに書き換わっています。このことを知らずに聖書を読んでも、キリスト教を本当の意味で理解したことにはならないでしょう。

* * *

「裏の世界」とは、その情報が正確または適切であるかの検証がなされず、だからこそ権力者が意図的にミスリードをたくらんだり洗脳をもくろんだりする組織的な情報操作の世界です。

本書のタイトルにもなっている魔女狩り、テンプル騎士団の消滅事件、東日本大震災の復興増税、さらには現代における新種の〝魔女狩り〟についても本書は言及しています。

世の権力者たちがいかにして情報操作を行うのか──。
あなたは知らずにいられますか?

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

サポートしてくださったら文字通り飛び上がってヨロコビます。そしてしばしサポートしてくれた方に思いを馳せて、じっくりヨロコビを噛みしめます。我にかえったら、このヨロコビを言葉にのせて次の文章に向かいます。一人でも多くの方が「絶対、最後にはうまくいくからね」と確信できることを願って。

ありがとう!また来てね。
6

まるごとホンネで世界を見たら☆

苫米地式コーチング認定コーチ。ライター。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。