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心でつながる仕事に必要な「寄り添い力」の身につけ方

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1.身近な人と心でつながる仕事をしたい人は必須の「寄り添い力」

今日のテーマは心でつながる仕事をするための寄り添い力の身につけ方です。

「寄り添う力」はこれからのAI時代、オンラインが多様化される時代に、本当に大切になってくるコミュニケーションのスキル。これを身につけていくと、人との関わり方の深さが変わり、しっかり心で繋がる感覚が味わえるようになっていくきます。身近な人と心で繋がる仕事をしたいなら必須のスキルです。

「寄り添う」ことの本当の意味を知ったのは5年前。コーチングに出会った時です。それまでも「お客様に寄り添って」という気持ちは大切にして働いてきましたが、どうも言葉だけ独り歩きをして、本当にお客様とか周りの人に寄り添えていたかと問われると反省するシーンが思い出されます。「寄り添い力を履き違えていたな」という過去の反省エピソードを紹介しつつ、どうすれば「寄り添い力」は身に付くのか?どうやって活かすのか?を話ていきます。

会社員の方にはもちろん、個人で仕事をされてる方には本当に大切な仕事をする上での姿勢、考え方のお話ですので、参考にしていただけると嬉しいです。

2.「寄り添い力」を履き違えていた過去の私の話

私が会社員時代「寄り添い力」を履き違えてたお話をご紹介します。(ちょっと恥ずかしいのですが・・笑)

当時の自分に言ってあげたいのは「寄り添いとヘコヘコすることは違うぞ」ということ。CA時代の私は「ヘコヘコ」全開で毎日働いていました。当時はそれが日常だから疑問にも思わずやっていましたが、気ばっかり回す自分のことも好きじゃなくて、帰宅したら疲れ果てていましたよね。(苦笑)

相手を怒らせず気分よく過ごしてもらうために、「そうですね」「おっしゃるとおりですよね」なんて言うのは、寄り添ってるんじゃなくってただヘコヘコしてるだけ、なんですよね。相手がお客様とか、上司とか、ちょっと怖い先輩とかに起きがちなシチュエーションかなと思います。

この「寄り添い」と「ヘコヘコ」の違いは、向いてる矢印の矛先です。「ヘコヘコ」は自分のためですよね。自分の保身のため、嫌われないように立場が悪くならないように相手にも嫌われないように、表面上やっておこうっていうのが、心の中にあるのではないでしょうか?

一方で「寄り添う」というのは、自分と相手、双方のため。なので、矢印がぐるぐると循環しているようなイメージですね。口角を上げてただ微笑んで相手を受容するっていうことが本当の「寄り添い」ではないということです。ドキッとする方いませんかー?笑

3.「寄り添い力」は横並びで話を聞くこと。

では、どうすれば「寄り添い力」がつくのでしょうか?それは、相手と横並びになって、相手が本当に大切にしていることは何かを理解しようとじっくり話を伺うことです。そして、相手が望んでる方向で進めるように、こちらも反応する。これが「寄り添う」理想の姿じゃないかなと思います。

過去の自分を振り返ってみると、営業をしていた時は「どうやったら相手が最後に契約してくれるかな」と頭の隅で考えながら話を聞くこともありましたが(反省よね)コーチングを学ぶ中で、寄り添う本当の意味を知って、コミュニケーションの新しい扉が開いた気がしました。

コーチングに出会ってからは、寄り添うコミュニケーションを意識して仕事や日常生活で取り入れるようになっていきました。

すると嬉しいことに、色んな局面で目の前の人としっかり繋がりを持てていると実感することが増えていきました。これまでも人とのコミュニケーションを大切にしてきたし、心を通い合わせることは人生においても意識しているテーマでした。でも、もっと深い感覚で繋がりが持てると感じられるようになったのです。

コミュニケーションが変わると、自然とSNS発信の言葉や表現する内容も変わり、同時にお仕事の依頼とか、お申し込みも自然と増えていくこと起こりました。

出会ったお客様と継続的な信頼関係も確かになり、「継続したい」「さらに一緒に学んでいきたい」とお客様が申し込みをしてくださるシーンも増えていったんですね。

やっぱり人って、自分を大切にしてくれる人と長く付き合いたいっていうのは自然な欲求ですよね。相手を大切に扱うためにもこの「寄り添う力」っていうのが欠かせないコミュニケーションで、これができていれば人との関係を深めることも、ビジネスも自然とうまく周り出すのではないでしょうか。

4.寄り添い力は相手に伝わってなんぼ!表現力をつける簡単な方法は?

心の中で「寄り添いたい」と思っていても、無表情で言葉も添えなければ、相手にはその気持ちは何ひとつ届きません。だから寄り添っていることを相手に伝わる表現で伝えていくということって、すごく大切なんです。特に日本人は自己表現が恥ずかしかったりして、自分が思ってることを相手には伝わらないで終わるということはよく見かけます。

これはもう本当にもったいない。コミュニケーションは相手に伝わってなんぼなので、伝えていくということがすごく大事です。個人でお仕事されている方は、SNSでもこの寄り添いを表現することが大事なんですが十分にできていますか?

この自己表現が苦手っていう方が簡単に表現力をつけていく方法は、「相手の話から感じ取ったことを、感想としてその場ですぐ伝える」ということです。

例えば相手が、何かご家族のエピソードを話されたら、「〇〇さんのお話から、家族を大切にしたいっていう気持ちがすごく伝わりました。」とか「私も家族のことを考え直すきっかけになりました」とか、こういった一言でOKなんです。もちろんこれがコーチングセッションとかであれば質問してさらに話を深めていきますが、普段のコミュニケーションなら感想を伝えるというのでも十分だと思います。

ここで相手の言葉をただオウム返しにしたり、「そうですね」って相槌を打つだけだと、伝わるものが薄っぺらくて、何となくその場しのぎに見えてしまうかもしれません。「自分が今どんなふうに感じたか」ということを、一言でもいいので添えられると、それだけでも相手は、しっかり話を聞いてくれたなって感じられるんです。

何を話したか、言われたかは忘れても「あの人は話をしっかり聞いてくれる人だな」っていう印象はずっと残るものです。是非、今日からでもやってみてくださいね。

5.「寄り添い力」は仕事にも良い循環を生む

個人でSNSを活用して働く方にとっては、この「寄り添い力」は仕事にも良い循環を生みます。というのも、普段から深く相手を理解しようと話を聞いたり、相手の真意を汲み取ろうっていうのが習慣になると、まだ出会っていない自分の理想のお客様(ペルソナのことです)が何を望んでいて、何に困ってるのか、想像ができるようになっていくからです。

それができるようになると「きっとこういうことが聞きたいだろうな」っていうことが分かり、相手の心に刺さる発信ができるようになっていくと思います。

他にも「辛かったな〜」「しんどかったな〜」という相手の心情に寄り添えるようになると、相手が思わず深くうなずいてしまうエピソードを語れるようになっていきます。そうすると、相手からは「まさにそれを言って欲しかった!」と反応が返ってくることも出てくると思いますよ。

ただ「いいねをもらうため」のヘコヘコ投稿じゃなく、相手の心に寄り添った発信をするとか、反応をすることもSNSで意識してみてください。きっと発信する内容も変わっていくし、表現に深みも出てくるんじゃないかと思います。

6.まとめ/相手を思いやり、知ろうとする姿勢は相手の心に残る

今日は心で繋がる仕事をするために必要な「寄り添い力」の身につけ方をテーマにお話をしてきました。すごく大切な捉え方なので、特に個人でお仕事をされている方は、参考にしてくださると嬉しいです。

「寄り添う力」って、自分も相手も大切にするコミュニケーションだということを、私も話しながら改めて感じました。今日は「仕事」という切り口で考えましたが、仕事だけでなく、子育て、ご家族、お友達など身近な人との会話でも大切にしたい関わりだなと思いますのでこの考え方が広がっていくと嬉しいなと思っています。

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