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コーチングぽくない私が、コーチングを選んだ理由とは

こんにちは。ゆっきーです。
私はコーチェットに入社して1年経ったのですが、入社を決めた時、周りの知人からは「コーチング興味持つの意外だね」と結構言われました。

コーチェットでは入社オンボーディングの一貫として、性格診断アセスメントというものを受けます。その中に「ソーシャルスタイル分析」というのがあって、大きくは4タイプに分かれます。
簡単に説明すると、下記のようになります。

・ドライバー(行動派)
独立心・競争心が強くYes/Noが明確。効率・効果にこだわる

・アナリティカル(思考派)
控えめ、Yes/Noを即答しない。慎重に検討し、最善解を出す

・エクスプレッシブ(感覚派)
明るく躍動的。Yes/Noを忌憚なく表現し、表現豊かで話好き

・エミアブル(協調派)
親しみやすく協調的。Yes/Noを一存で決めない、縁の下の力持ち

私はアナリティカルのタイプでした。他のメンバーの結果を見てみると、エミアブルやエクスプレッシブが多数で、スタートアップということもあってドライバーも一定もいます。
この場所では私は少数派なんだ、と小さな発見があったのを覚えています。
外から見ても、社内から見ても一見コーチングっぽくない私が、なぜコーチングに興味を持ったのか?について振り返ってみたいと思います!

自身の思考の整理のためにセルフコーチングできるようになりたい

そもそも初めてコーチングを受けたのは、転職を行うことになった時でした。
当初考えていたよりも早い時期に転職することになった私は、次にやりたいことなど全く考えておらず、一旦コーチング受けてみたら見えてくるものがあるのかも?と軽い気持ちで受けてみました。
受けてみると、少し期待していた新しい発見はない一方で、私の言葉で整理され、かつ解像度の上がったものがそこに出ていました。納得感が増した、腑に落ちた感覚です。
ではコーチの方が何か難しいことをしていたかというと決してそうではなく、ただ問いを渡し続けてくれた、シンプルなものに見えました。
コーチングを受けるより、自分でセルフコーチングできるようになった方が長期的に見て絶対良いのでは?とこの時感じました。

コーチングを学ぶことで自分の持っているフィルター、物事の見方を知り、セルフコーチングもある程度できるようなりました。
同時に、他者に問いかけてもらう価値も実感しました。
社内は全員コーチングできるメンバーですが、お互いに問い続けることで思考が加速しているシーンをよく見かけます。自己のフィルターをアップデートすることはできますが、完全に抜け出すことはできない。だから周りにコーチングをできる人がいる、という環境は本当にありがたいことだなと日々感じています。

感情をきちんと扱うと見えるものがある

私は元々感情表現が多いタイプではないですが、環境によって結果的にそうなった部分もあると考えています。
というのも、社会人になってからロジカルシンキングを求められるシーンが多く、私の場合、ロジカルが磨かれていくと同時に感情に目を向けることが少なくなりました。

人に関しては本当は逆で、感情が先に来て、後で論理がくるんですよね。

旅行に行くからワクワクする、ではなく
ワクワクする、私が好きな旅行に行くからだ、という順序。

前者は、旅行という事象が私の中でワクワクする経験や知識と紐づいているから起きているものであって、旅行を知らない子どもや旅行が嫌いな人の場合、ワクワクには繋がりません。

これはネガティブな感情においても同様です。
嫌だ、という感情が出てくる時、嫌なのはその事象ではなく、私の中で嫌な経験や知識、思い込みと紐づいているから起きている。そう捉えると、自分のフィルターに気づき、妨げになっているものがより立体的に見えてきます。

これを知ってからは以前より自身の感情に目を向けるようになり、なぜその感情が起きているのか、一度見てみるようになりました。
コーチェットのメンバーは感情を扱うことが上手な人が多いので、そこからも学んでいます。

活用できるシーンが多すぎる

コーチェットは企業におけるマネジメント現場でコーチングを活用していただく目的でプログラムを提供している会社ですが、コーチングって本当いろんなところで役に立ちます。
商談、社内MTG、クライアントへのインタビュー、ウェビナーなどのファシリテーターなどのビジネス面はもちろん、プライベートの交友関係などの日常生活まで。

私にとってコーチングは、自身や人と向き合うための思考のプロセスでありコミュニケーションスキルの一つです。コーチングはスピリチュアル的なもの、と捉えられることもありますが、ロジカルシンキング・クリティカルシンキングと同じ、習得可能なものです。
セルフコーチングできるようになりたい、と最初は自分に目を向けてコーチングに興味を持ちましたが、他者との関わり方も変わっていくことを実感しました。

まとめ

コーチェットは「すべての人が、互いを生かし、育て合う社会をつくる」を掲げていますが、かなり難易度の高い、理想の状態であると感じることもあります。
私は理想と現実のバランスを重視することが多いので、そういった点も「ぽくない」に繋がっていたのかもしれません。
ただ、理想に近づくことができるのならばその方が良い、と考えていて、
それ自体は決して難しいことではない、とこの1年間で実感しています。

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