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刻々と変わる避難者のニーズにどう対応していけるか

前回プロフィールをはじめてnoteに投稿してたくさんの方にスキやフォローいただてありがとうございます。

書きたいことはいっぱいあるけどなかなか追いつかなくて、、
野々市明倫高校でのファシリテーション講座にアシスタント参加したことや七尾高校での探究活動へコーチを派遣する取り組みとかとかとか。

でも今はまずこちらの話を。


避難者のための相談窓口ひなさぽ

これがあるだけで怪しくない人になれる気がする

先週から突如知人に声をかけていただきこちらの活動に参加しています。
まだ書いてなかったけど私、石川県に住んでいます。
自分の住んでる地域はほぼ被害ゼロの地域だったのですが周りには能登出身の友達も多く辛い話もいっぱい耳にします。

『ひなさぽ相談窓口』は金沢以南に二次避難された方々の避難所に出向いて直接お困りごとをうかがうボランティア集団です。
主にホテルや旅館を回っていますが、そこ以外に避難されている方々ももちろん利用していただけます。

ただお話しを聴くだけではなく、その場で必要な情報をネット検索し窓口に電話をかけて確認するなど実質的に一歩踏み出せるアシストを一緒に行なっています。

私自身がお話をうかがう活動は昨日が初めてでした

ふだんコーチングでお話を聴くこと自体には慣れているけどまったく勝手が違う。
いやまったくは言い過ぎか。

現状一番の課題は避難所からの退去の期限が迫っている方々の次の行き先を決めること。
そうなってくると向き合いたくない問題にも向き合わざるを得ない場面が出てくる。

少し先の未来 自分がどこで人生を過ごすのか

人生で優先するものは何なのか

この辺を突き詰めることが必要なんだけど。
自分のタイミングじゃなくて地震というきっかけで強制的に降ってきたもんだからそこを考えることへの抵抗感も生まれてくる。

ぐっと踏み込んで
「少し先の未来、本当に〇〇さんがどうしたいかそこまでのステップを今決める必要があります。一生に考えましょう!」
と強めに促すこともある。
これは私じゃなくてご一緒したボランティアの先輩が相談者さんに語りかけていた言葉。
強いんだけど、愛ある響きを持っていたのはそこまでにたっぷりお相手の話を聴いて、そして受けとめていたからだと思う。

思考の整理をする場面ではコーチングのスキル、とても役立ちました。
選択肢や方向性を明確にするためにまず候補をたくさんあげてもらい、その中から絞るといった話の展開ではすごく使えます。

それぞれのニーズ

少し前は炊き出しに使うお野菜を切る手伝いもしていました。
1次避難所ではなかなか食事が厳しいものがあったり、お野菜が足りてなかったりがあるということでした。
今もそういうニーズはあって活発に支援されている方々もいます。

そして今は、2次避難のその先を決めなければならない段階にもきています。

今の気持ちだけではなくある程度3年後4年後どこにいたいか、それをひとまずのゴールとしてじゃぁどんな選択肢があるのか。
家族がいる場合は自分の意思だけでは決められず、子どもの学校は?
介護が必要な親はどうすればいい?
仕事はどうするの?
たくさん決めることがあります。

今日、わたしじゃない方が相談に当たっていた方は次の行き先を決めるまでにもう時間があまりないことは理解されていたけど、2次避難して以降自分の家が今どんな状態かをまだ自分の目で見てないからどうしても決められないと。
それを確かめてから決断します、と。
そうだよね、頭でわかっても気持ちがついていかないよね。
それは理屈じゃないなと思いました。

でも、家を自分の目で確かめたらそのあとはみなし仮設を探すのかどうするかを決める、とおっしゃられていてその表情はどこかスッキリとしたものがありました。

そして今日

今日は手続き関係が目白押し

今日のご相談者さんは、火災保険、自動車保険、自動車税、社会保険などなどいろいろ手続きしないといけないけどどうしたらいいかわからない。
罹災証明が出てないと全部進まないと思われていました。
あちこちに順番に問い合わせると罹災証明がなくとも手続きができることがわかりました。

ひなさぽ相談窓口をぜひ活用してください

住居や仕事は人生でもかなり重要度が高い問題なだけに、ひとりで決断するのには結構体力がいります。
そこを一緒に整理したり、情報検索したりそんなお手伝いをしています。

お近くにもし2次避難されている方がいらしたらぜひお声がけください。

❏ひなさぽ相談窓口 Facebookページ
https://www.facebook.com/hinasapo


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