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カナダ旅行記2023 ⑫ プリンスエドワード島の半日ドライブの終わりとマップの紹介


5年ぶり9回目となるカナダへの渡航について徒然なるままに、その時々の思いを残しておきます。脈絡なく、率直に、その時々の思いを。


さてさて、カナダ旅行記さくさくと投稿していきます。

今回はポイントプリムからシャーロットタウンに戻り、レンタカーに給油をして返すところまでひと通りお話し、あとはシャーロットタウンのお薦めを紹介したいと思います。

前回は、プリンスエドワード島の数ある(63でした)灯台のなかで、私の一番のお気に入りのポイントプリム灯台の紹介をしました。ついでに、ウッドアイランズ灯台についてもちらっと触れました。


この日のドライブの話は、カナダ旅行記2023 ⑥ からスタートしています。こんなにダラダラと長く続くと思いませんでした。たった一日(というか半日くらいかな)のことなのに、何度も過去の思い出に脱線して遠回りしてしまいましたね。

ドライブの日の朝について書いた note のリンクを貼っておきます。よかったら、どうぞ!


あ、今更の紹介になりますが、カナダ旅行記2023はマガジンに纏めています。始めから読みたい、また読みたい、という奇特な方に向けてこちらにマガジンのリンクを貼っておきます。お読みいただけると嬉しいです。




さてさて、本題に戻ります。下の地図の第4目標地点ポイントプリムから、出発地点のシャーロットタウンに戻る話から始めます。


地図を見ての通りほとんど一本道で、行きに通った道でもあるので、帰り道は気分もゆったりして、周りの景色を楽しみながら進みました。途中でスーパーやDollarama(1ドルショップ)に寄ったりして、のんびりとしたドライブになりました。

なんだかんだ言って、この日のドライブ中はずっと気を張っていたんです。なんといっても5年ぶりの運転でしたので。のんびりとしたドライブができるって嬉しいものです。

ところが、シャーロットタウンまで辿り着いたところで、一気にまた緊張が襲ってきました。レンタカーを返す前に「給油をする」必要があるのでした。この「給油をする」ことが5年ぶりの運転を遥かに凌ぎ、ざっと思い返しても15年ぶりくらいにチャレンジすることだったんです。うまくできるかどうか、とても不安でした。

私が普段暮らしている東京では、自分の車を持つ必要はない生活をしています。実家には父の車があり、私も本当に時折気まぐれに運転したことはありましたが、父が亡くなった後にその車は売ってしまいました。もし車に乗る必要があれば、タクシーを呼びます。

そもそも車の免許を取得したのは、はるか昔の20代半ばの頃に、ワーキングホリデーでカナダに行くということを決めたのがきっかけでした。東京の暮らしでは運転免許を取ることは考えなかったけど、カナダに行くなら車の運転もできるといいだろうと思ったのです。そうしたのは正解でした。

レンタカーを借りたら、給油をして満タンにしたうえで返す、ということは分かっていました。かつて、まだ20代だった頃はちゃんとそうしていました。今は恐らくもはや無いだろうと思いますが、当時のシャーロットタウンにはフルサービス(給油と清掃をしてくれる)のガソリンスタンドがありました。少し高いけど、そして「Fill it up(満タンにして)」の発音は難しかったけど、スタンドの方が全て面倒を見てくれるので助かりました。

それが昨今、フルサービスのスタンドは見かけなくなり、セルフサービスが主流となりました。自分で給油するんですね。この「給油をする」ことに、とても苦手意識があるんです。なんか、こう、間違ったガソリンを入れてしまうんじゃないかとか、ガソリンが漏れて引火するんじゃないかとか、満タンにしようとしたら溢れるんじゃないか、そして引火するんじゃないか、とかとか。恐ろしい妄想に襲われるんです。

何度かチャレンジしたこともありました。でも、レンタカーをするときにお金を払えば「給油はしなくていいよ」というオプションがあるのを知ってからは、そして普通に稼ぐサラリーマンの身分だったときは、安心をお金で買っていたのです。

今回レンタカーする際も、そのオプションを利用しようと思いました。お金払って解決するならそれでいいんです。ところが、今回利用したレンタカー屋さんには、そのようなオプションプランはありませんでした。

えええ!!!不安を口にしたら「大丈夫!やり方が書いてあるし!みんなやっているし!なんかあったら誰かに聞きなさい!」とにっこり励まされてしまいました。

というわけで、15年ぶりくらいの給油にチャレンジしたのでした。


2008年のドライブでの写真
工事の跡がつぎはぎなのでキルティングロードと呼ばれてます
2007年のドライブでの写真
2007年のドライブでの写真
ヘリテージロードと呼ばれる未舗装の赤土の道
馬車が通ることもあります


閑話休題。今回のドライブでは道中を撮影するということを全くしなかったので、少し昔の写真を挟み込んでみました。

給油の話に戻ります。結論をさっとお伝えすると、「なんてことなかった!」でした。やれやれ。

でも、この「なんてことなかった!」というセリフは簡単にひねり出せるものではありませんでした。何かあった時のために、無人ではなく有人のスタンドを選び、ゆっくり落ち着いて取り掛かれるように広くて空いているスタンドを選び、なんなら目星をつけたスタンドでとりあえずはコンビニ用の駐車スペースに停めて気を落ち着かせ、それとなく他の給油中の車を観察して予習し、ここまでしてやっと「できるかも!」という気持ちになって臨みました。セルフでの給油のシステムが15年前と変化が無かったのも、安心材料になりました。

なんてことない、じゃなくて、かなりのプロセスを踏んでいますね。レンタカーの給油ごときで、大冒険した気持ちになれました。無事に満タンまで給油して、レンタカー返却までこぎつけました。

そういえば、車を所定の場所に停めたあとに、キーを返却しにレンタカー屋さんの事務所に立ち寄ったら、ちゃんと私のことを覚えていてくれて、「満タンにできた?そうか!やったね!」と労ってくれたのでした。



さて、たった一日というか半日のドライブでしたが、プリンスエドワード島を楽しむことができたという実感を得られる時間でした。この島でのドライブは本当にお薦めです。ツアーを利用して島を見るのももちろんいいのですが、自分で車を運転することができる方ならチャレンジしやすいはず。

シャーロットタウンを北海岸側に向けて出発

ニューグラスゴーでジャムを買う

ヤギさんのミルクで作った石けんを買う

リチャーズでロブスターロールを食べる

シャーロットタウン方面に戻る

大好きなポイントプリム灯台を見にいく

シャーロットタウンに戻って給油する

車を返す

この日の流れも最後まで完了しました。またドライブする日が楽しみです。



さて、ここまで「レンタカーに給油して返却する」話しかしていないものの、字数が思いのほか伸びてしまいました。長いのに何か物足りない気がするので、プリンスエドワード島をドライブするのに欠かせないアイテムであるマップの紹介をします。


2023年のマップ
広告があるので毎年刷新されるはず


シャーロットタウン空港に降り立ったら、到着ロビーに必ず置いてあるのが、マップやガイドブックです。無料です。初めての方はもうみんな貰ってくと良いと思います。記念になります。

また、空港で貰い忘れてしまっても、大抵のホテルではロビーに置いているはずです。ホテルで見当たらなかったら、シャーロットタウンの観光案内所にあります。図書館にもあったかも。とにかく、町のあちこちに置いてあります。

ガイドブックに関しては、冷静に眺めてみると広告の集まりみたいなものです。でも、日本語のガイドブックやネットでは得ることのできない情報もたくさん載っています。

マップに関しては、是非貰っておいてください。必要十分な情報が載っている便利なツールであることはもちろん、プリンスエドワード島が「島」であることを実感することができるツールでもあります。



島全体のマップ
シャーロットタウンのマップ
シャーロットタウンのダウンタウン(中心部)のマップ
物凄く小さい!!!


プリンスエドワード島に滞在中、何度も何度もこのマップを眺めていました。いいお土産になりました。




さて、そろそろ切り上げようと思います。カナダ旅行記としては、まだまだ書きたいことがあるので、本当にペースアップさせないと! 

次は、プリンスエドワード島のお薦めカフェ&レストランの話題を中心にお届けします。エッセイのつもりで書き始めたのですが、なにやらガイドの趣がありますね。これから島を訪れる方のお役に立てれば幸いです。




今回の冒頭の写真は、レンタカーを返却したあとに「生還した!」というような気持ちで歩いたシャーロットタウンのダウンタウンです。ビクトリア・ロウという一応中心地なのですが、静かでした。9月になるとオフシーズンですから、こんなものです。

また、今後もマイペースに(ちょっとペースを上げて!)投稿していきますので、どうぞお付き合い頂ければと思います。

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