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カラダにいいもの

珍しく病床に臥せっている。

おそらくインフルエンザなんだけど、ワクチンを打ってなかったせいかなかなか治らず、発症してからかれこれ1週間以上たつ。

早く治るといいなぁ。

病や怪我をしているとき、その悪い部分を中心に、感覚が研ぎ澄まされる。

研ぎ澄まされた感覚は、痛みや不快感を通じてたくさんの注文を脳に送って、できるだけ上手に患部を休ませるように働きかける。

インフルエンザの場合は、ウイルスが全身を侵してくるので、身体のあちこちに痛みと発熱が生じる。

インフルエンザウイルスとわたしの免疫機構が、全身のあちこちでバトルを繰り広げているからである。

なんとか楽にしようとするのは、すなわち免疫機構を応援することに等しいのかもしれない。

薬を飲んで、ウイルスに直接働きかけることもあるけれど、結局はこの免疫機構がウイルスをやっつけきるのをただひたすらに見守るのが、病気のときなのである。

今回、ベッドに横たわりながら、どうすれば楽になるのだろう、どうすれば免疫機構がうまく働いて自然治癒力がアップするだろうって考えていた。

すると面白いことがわかった。

何かを批判してるときって、ものすごくしんどい。そしてつかれる。

ギリギリの状態でいると、省エネ運転で日々をやり過ごさなきゃいけなくなるから、無理ができなくなる。

そうすると、不思議と誰かに対して怒ったり、何かを批判したりするのが、ものすごく億劫になる。

批判って、ものすごくエネルギー使ってたんだなぁ。

「○○がひどいの!」

「△△は有り得へん!」

みたいなこと考えたり言ったりしてると、その瞬間から身体のHPが削られていくのがわかる。

その代わり、小さなことでも、

「ありがとう〜〜」

って言ってる方が、心身がラク。

ちょっとした冗談でも言って、しんどいながらも笑ってる方が、しんどさが紛れるのである。

それでも、どうしてもネガティブなことを言いたくなってしまったらどうすればいいか?

とっても簡単で、主語を自分にしたままで、ただ感じるままに話せばいいのである。

「こんなときにインフルエンザにかかるなんて最悪!」

「熱がつらい〜」

「きっとあの人からうつされたんだ!許せない!」

「鼻水つらい〜〜」

「米朝会談の結果どうなの?ほんとやってらんない」

「(米朝会談を)観てるとつらい〜」

「飼い犬が全然構ってくれない。あいつは可愛げのない生き物だ」

「さみしい〜」

こうやって全て主観的な言葉に置き換えると、その身体に負担を与える話題からさっと軽やかに次に移りやすくなる。

誰も悪者にしなくていいのって、長期的にみると、自分にとっても楽なことだったりするんだよね。

道徳のためにではなく、自分の健康のために、一切の批判をやめてみるのはオススメ。

特に、治りのわるいインフルエンザみたいに、自然治癒力がウイルスに勝つのをただひたすら待つしかない状況の人にオススメ。

病は知恵を授けてくれるね〜

参考:
筑波大学医学部の研究内容で、笑いが免疫(ナチュラルキラー細胞)を促進して、ガンの抑制や血糖値低下に寄与するというお話。
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO83094230S5A210C1000000/

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