お手紙
妹みたいに大切な存在で、とても縁を感じる女の子がいて、その子がもうすぐ旅立ちのときなので、誕生日祝いも兼ねて手紙を書こうとしてる。
けれど、なかなか内容がまとまらない。
なにか教訓めいたこと、これからの人生の指針になりそうなことなど、したためてみようとするも、なんか違うなぁと筆はとまる。
これまで彼女から気付かせてもらったたくさんのこと、感謝してることなど、書こうとするも、便箋が足らないなぁとまた筆はとまる。
今度は思い出ぶかいこと、感動したことなど、綴ってみようとするも、彼女のほうが私よりはるかに記憶力がいいので、誤った記憶に悦に入ってたとしたら興醒めよねぇとまた筆はとまる。
八方塞がりである。
こうゆうのは深く考えずに書いた方がいいのかもしれないけれど、色んな想いが溢れて、何度も書き直したくなってしまう。
この手紙でなにを一番伝えたいか。
あるいは、なにを一番うけとってほしいのか。
「わたしの心には、あなたの居場所をとってますよ」
ということだと思う。
他にもいっぱいある。「あなたは素晴らしい!」「世界を広げて楽しんでね」「健康第一」「周りが何といおうと、自分が自分を大切にしてね」「わたしたち顔似てるよね」「ありがとう」etc..キリがない。
でも、どれも本質じゃない。
一番根っこにあるのは、「わたしの心には、あなたの居場所をとってますよ」というのがしっくりくる。
彼女がこの先どうなってくかはわからない。今の彼女は知ってるけれど、未来の彼女については、限られた可能性としてしかみえてない。
けれど、この先彼女がどんな感じになるにしろ、仮にもう全く会わないことになったとしても、きっと彼女のことを思い出すことがあるし、彼女が話したいといえばすぐに時間をあけるのだと思う。
縁はみえない形でつづいていくのだと信じてる。
だから「わたしの心には、あなたの居場所をとってますよ」なのである。
この言葉をそのまま書くかは別として、手紙をかいてるときの心持ちの核には、この想いがあるんじゃないかな。
早く書かなきゃ〜〜!
thank you as always for coming here!:)