あの日の日記 20110219 Hawaii

2月に会社の旅行でハワイへ行ったのだった。
もう遠い記憶のよう。忘れないうちに書き留めておかないと、 楽しかった~!夏休み~!みたいな記憶しか残らず
思い出せなくなってしまいそうな気がする。

久しぶりの海外。空港へ着き、飛行機へ乗り、出発するまでの時間が好きだ。
あと機内食。周りからは美味しくないよ、と聞いていたが自分には十分美味しかった。
何時間かのフライトでハワイへ着く。思い切り空気を吸い込む。ココナツの香り。
国によって、場所によって独特の匂いがある。日本だったら醤油の香り。
景色を見るよりも何より、この匂いを嗅ぐことによって、 ああ、外国へ来たんだ、と実感する。
それからじっくり景色を眺める。
空が違う。光が違う。植物が違う。鳥が違う。車はでかい。

ホテルからの景色が素晴らしかった。ダイヤモンドヘッドは遠くに見えるし、
海も白い砂浜も真下に見える。綺麗なコバルトブルー。
部屋でのんびりするだけでもいいかもしれない。

着いたその日は、特に予定を決めていなかった。
というか今回の旅行で自由行動の時間は何をするか全く何も決めていない。
なので、ワインを売っている店に行きたいという、ミコさんとともに行動する。
iPhoneで場所を調べると歩いて50分くらいのところ。
まぁ、50分ならなんとかなるか、と歩き始める。

日差しが強いから、日焼け止めを顔や頭に真っ白になるまで塗りたくる。
その時の写真を見ると、白くベターっとみっともないことになっていた。
そしてサングラス。慣れないから前が見にくい。

30分くらい歩いただろうか。もうだいぶ近づいただろうと、
一度自分たちの居る場所を調べてみる。
まだ地図上の3分の1も歩いていなかった。既にもう2人とも疲れている。
レンタルサイクルを借りようとするが、夕方までしか借りられない。
どうしようかと、またiPhoneで調べる。バスの絵が書いてあるアイコンを押すと
近くの場所から目的地へ行くまでのバスを教えてくれた。
あと何分後に出発するかも。iPhoneって、すごい。こりゃ便利。

バスから流れる景色を見る。ぼーっと見る。日本とは景色が違うなぁ。
しみじみ思う。外国を訪れた時に一番好きな時間。ただただ景色を見る。

時々自分たちのいる場所を確認する。ちゃんと示されたルートをなぞっている。
ここを左に曲がればもうすぐだな、と思っていたらバスは右へ曲がって行った。
あわててiPhoneを見るとその先はフリーウェイとなっていて、
ずーっとずーっと先まで道が伸びていた。
ヤバイ、このまま行ったら帰れなくなる、と慌ててヒモを引っ張ってブザーを鳴らす。
ギリギリフリーウェイ手前のバス停で停まった。。
目的地からまだだいぶ離れたところで降りてしまった。
またここから歩くことになる。
ミコさんに散々文句を言われる。ゴメンナサイ。自分はiPhoneのせいにする。

地図を見てもいまいち距離感が掴めない。
もうすぐ、もうすぐ、と言いつつもさらに30分以上歩いてしまった。
ただその間に見た住宅地が面白かった。
映画で観たことあるような、アメリカの郊外。
車は多いが、人は少ない。歩道を歩く人はほとんどいない。
家を見ても人は誰一人として外へ出ていることはなかった。
暑くて外になんか出ていられないのだろうか。
途中庭で飼われている、一見見た目は怖いが、ひとなつこい犬と出会う。
ひろーい芝生の広場に墓石がぽつぽつとある墓場もあった。気持ち良さそう。

タムラ、というワインの専門店にやっとつく。
その前にはタイ料理のレストランがある。
3時という中途半端な時間なのに、客で賑わっている。
後になってわかったことだが、かなり美味しい地元でも有名な
タイ料理屋だったらしい。。ちぇっ。

タムラにはワインがこれでもか!!というくらいずらーっと並んでいた。
日本でもこれだけ揃えているワインの店は知らない。
どれを見てもどれがどんなワインなのかさっぱり分からない。
酒飲みのミコさんなら詳しいのだろうと聞いてみると、自分も分からないという。
そんな時はジャケ買いなのだそうだ。
そうだよなぁ、これだけあったら覚えられないし、
ジャケ買いが一番だろうな。しかも産地とかであれこれ悩むよりも楽しそうだ。
自分はワインを買うつもりがなかったので、ぐるぐる何度も店を回る。
ラベルと値段を見るだけでも楽しい。
美味しそうなラベルもあれば、なんでこんな見た目のものがこんな値段するの!?と、いろいろだ。
しばらくすると、ワインを両手にたっぷり抱えたミコさんがやってきた。
さっきまで不満そうな顔をしていたくせに、今じゃもうホクホク顔だ。
よかったねぇ。。
自分は部屋で飲むためにスパークリングワインを一本買う。

帰りは反省して素直にバスで帰ることにする。もう夕暮れ時。
せっかくなので地元のハンバーガーショップのようなところでビールを飲む。
ハワイの地ビールらしい。期待していなかったが、とても美味しかった。
ベルギービールに似ている。
ビール2杯で千鳥足だ。さすがに寝てないからな。。

部屋へ戻って落ち着いたら買ったスパークリングワインを飲もう、
とミコさんと約束して別れる。夜の9時。
はぁ、疲れたなぁ。だいぶ歩いたもんなぁ。とベッドで一休みする。
うとうと。うとうと。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

ハッ、と目を覚ます。いつの間にか寝ていたようだ。まだ外は暗い。
よかった、寝ていたのは少しだけだ。時計を見ると12時。
そういやミコさん来なかったなぁ。やっぱ疲れて寝ちゃったんだろうなぁ。

お腹が空いたので、何か食べたくなる。といってもこんな時間にやっている店が
あるだろうか。たしか24Hって書いてあったファミレスみたいなところ、
帰りに見かけたなぁ、ふと思い出し一人出掛ける。

外は真っ暗。人も歩いていない。どんな観光地でも夜は怖い。
早足で歩いて目的のレストランに入る。
こんな時間でも地元の人たちで賑わっている。適当に座る。
メニューを見るとどれも美味しそうにも見えるし、まずそうにも見える。
写真で一番美味しそうだったローストチキンのサンドイッチを頼む。
8ドル。すぐ出て来た。
なんだか分からない。。メニュー写真とだいぶ違う気がするな。。

でも中身はやる気の無さそうに焼かれたパンと、 うすっぺらーいローストチキンだった。
気の抜けた味。これがハワイかぁ。アメリカかぁ。


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cobancopan

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