あの日の日記 20110407 散歩(備忘録)

ツイッターも便利だが、何かを残すにはやはり140文字じゃー足りない。
ということで、備忘録も兼ねてできるだけ日記を書く事にする。
日々起こったことを忘れないためにも。

今日は天気もよかったので、久しぶりに代官山、中目黒。
と、渋谷に着いたら曇って来て肌寒い。桜も散ってもう春だなぁ、って
思っていたけど、本格的な暖かさはもう少し先なのかもしれない。

仙台の友人にラジオを送るため電気屋さんを廻ったが、しょっぼーいラジヲしか
売っていない。手で回すラジヲ入荷しましたよ、と店員さんに見せてもらうが
中国語のパッケージでいかにもすぐ壊れそう。なので、一番まともそうなものを買う。それでもパチンコ屋の景品っぽい。すぐに壊れませんように!電池はたくさん売っていた。一時期はべらぼうに値段が上がっていたのに。

途中、代官山のイタリア食料品の店へ。外国の香り。好きな香り。チーズを試食。
パルミジャーノを食べてみたら、ほんのりヨーグルトのような酸味がある。
美味しい。イタリアで食べるパルミジャーノはこんな感じらしい。
クセも少なく、重くないのでいくらでも食べられそう。実際、モグモグいくらでも食べられるらしい。美味しいパルミジャーノはヨーグルトの味がする。覚えておくことにする。
そして塩と、キャラメルのジェラート。かなりの量が盛られ、全部食べられるか心配だったが、乳脂肪分が少ないのか、あっさりした感じでペロリとたいらげる。お腹が冷える。

中目黒へ向かう途中、マチュピチュというお店へ立ち寄る。女の子の店員に話しかけられる。「カメラで写真撮ってらっしゃるんですか?」写真以外の何を撮るんだろう。「ええ、そうです。」「風景と人物、どちらを?」「主にスナップショットで植物とか町並みとかですね」「私、人とか良く撮るんですけどー、あ、違った、よく風景とか撮るんです。楽しいですよね。」もしかしたら少し天然なのかもしれない。客に商品を見る時間を与えず、ずーっと、ずーっとしゃべっていた。無防備な人なつっこい猫のような、とても感じのいい子だったが、商売には向いていないかもしれない。結局何も見ずに店を出る。店の前には緑が広がる。そして八重桜。これから満開になるのだそう。

中目黒には好きな店があるのだが、ここ1、2年、探しても探しても見つからず、今日も結局見つからなかった。空き地を見つけ、きっと取り壊されてしまったのだろう、と自分を納得させる。が、ふと思い出しiPhoneで検索したらすんなり見つかった。人の記憶とは、かくにも曖昧なものなのである。

中目黒に来たら必ず寄るところ。COWBOOKS。見るのは写真集。
ラリークラーク。22000円。久しぶりに写真を見てドキドキする。
ダイアンアーバス。値段忘れた。寂しく、強い。
エグルストン。12000円。淡い、綺麗な、切ない写真。
篠山紀信。値段忘れた。あまり好きな写真家ではないが、昔の写真は本当にかっこよい。紀信自身は昔からあの髪型。
桑原甲子雄の写真集もある。昔のデジャヴに載っていた写真がすごい好きだった。

中目黒にはちょっと来ない間にいろんなお店ができていて、少し前まで寂しかった街に、活気がでてきたように思う。きっと家賃が下がって若者たちがどんどんお店を出しているのだろう。もっと下がって、いろんな若者が来るといい。

目黒川の桜はもうほとんど散ってしまい、緑の葉で覆われていた。
桜の花はほんの一瞬。そして春がやってくる。

夜はカルボナーラ。珍しく失敗して、ソボロナーラになってしまった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?