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『バチェラー・ジャパン』 シーズン1 エピソード2

昨夜ストロング系の酒を 4-5 本買ってきて飲みながら、エピソード1 から続けて観ていたところ物凄いことになりました。観てください。

2 日目にしてキャラクターが立つ人間は立ってくる

こういう場に出てくる人々ということで、やはり自意識は人並み以上にあるわけでしょうし、また初日のローズセレモニーでいきなり 4/5 に人数の「ふるい」がかけられたのもあって、シャンパンパーティーの少しふわっとした雰囲気から一気に生存競争的なアピール戦に様変わりしました。たいへんだ。

初日の 2 ショットタイムからウェイトレス森田の独占時間を横取りするようにしてテラスに介入していった、モデルの古賀さんの自意識が最高に番組に映えています。他には、森田への介入を古賀さんと共に行ったタレントのくるみちゃんが、その介入のインパクトのわりには後半から他のプレーヤーとのフェア/アンフェアのバランスやフォローに気を遣うようになっていったり。そしてアクセサリーデザイナー松長の多弁な割に俯瞰した目線。本当に俯瞰している人間は逆に番組映えするモノローグすら出てこないので、ここで松長なんかは頭ひとつ抜けてきた印象があります。バチェラーの前ではちゃんとデレるところもいい。

ゲームの序盤を引っ張っていくプレーヤーが複数出てきた感じです。ただ、群像劇系のエンターテイメントではこういう序盤の豪傑からも退場者が出ていく(そうしないとストーリーにおいて登場人物全員を活かすこともできない)ので、油断がなりません。バチェラーの好みの問題もあるし…

あと編集は、ゆきぽよ(カリスマ動画クイーンのギャル)が目立つシーンでユーロビートかけるのをやめろ。

鶴さんが病んだ

初日にサプライズローズで「いちぬけ」アドバンテージを確保した役者の鶴さんが、2 日目のクルーズデート(指名は 20 名のうちから 8 名)には指名されなかったことで情緒不安定モードに。どうもバチェラー的には、どちらかというと控えめな女性からより多くの情報を引き出すべくクルーズ参加者を選定したように見えるので(いうて古賀さんも混じってるけど)公平性からは妥当かなという気もするのですが、生存競争のど真ん中に放り込まれた人間はそれどころじゃないわな。

さりげなくクルーズ船の花瓶に刺さっていたバラが 1 本、サプライズローズとしてフードコーディネーターの柏原ちゃんに送られます。この子は初日の赤じゅうたんご挨拶パートにおいても、編集で最初に配置されていたので、おそらくメインクラスの人物になると予想されます。笑うときに顔がくしゅっとするところが大変よいです。古賀さんが柏原ちゃんをめちゃくちゃマークしている。

船上マジックのシーンの女の子たちの 8 者 8 様の反応がいいですね。あれは本当に冷めた人間から「アー、ワカッタワ」といった本物の言葉が出てくるケースがありますが、さすがにバチェラーの前でそんな粗相をする女の子はいませんでした。よかったね!

鶴さんが病んでいく!!

クルーズの翌日(?)のロボットレストラン貸し切りパーティーでは、クルーズに誘われた 8 人を除く 12 人のうちから 9 人がピックアップされました。どちらにも誘われない女の子というのが 3 人出てくるわけで、内訳は森田、くるみちゃん、そして豊島(ビューティーアドバイザー)。森田には初日といい、不憫な感じが出てきます。

ロボットレストランに誘われはした鶴さんですが、バチェラーがなかなか近くに座ってくれなかったりするので不安定モードが悪化していきます。自ら近くの席に座ってバチェラーの髪の毛をグシャグシャっとなでつけるシーンもなかなかですが、コメンタリーでのやみやみの様子が物凄いです。芝居か?板の上かなこれは。

リムジンでの帰路、車内ではサプライズローズが着付け師の岡田に送られました。このリムジンでバチェラーと同じ車両にピックアップされた 3 人へのバチェラーの意図は、フォローアップ目的な感じがした。

全員病んだ

クルーズとロボットレストランを終えてのシャンパンパーティー 2 回目。トイレに籠もる豊島、フォローしにいく過程で雰囲気に嫌気がさすくるみちゃんなど、どちらにも誘われなかった人間にどうしてもスポットが当たるのですが、それ以外にも泣きはじめる人間の数が尋常ではなくなってくる。全員病んだぞ!!

自ら独りテラスに出ていく森田。フォローに回るくるみちゃんと 2 人で外にいるところへバチェラーが気を遣ってやって来る。ここでくるみちゃんは、彼女と同じく両日とも誘われなかった森田の申し出を受け入れてテラスを去りました。「もしデート行った組だったら譲らないよ、でも(森田の境遇は自分と)おんなじだもん」、フェアだけどそういう自己犠牲は、自己犠牲…。このあたりからくるみちゃんの表情がどんどん曇ってく。

「すごい悲しかった」

テラスでは淋しかった森田がバチェラーを前にしてガチ泣き。ストロング 3 本入ってたわたしもガチ泣き。やばい。

この後の豊島のやり方はこれをもっと情緒不安定側に振った感じで、それは全然うけつけなかったんですが(バチェラーのために肝機能の検索に割いたという時間が短いんだまた…)、森田には完全にやられました。わたしもすごい悲しかったし、すごい久保さんに会いたかったです。メス目線どころか森田目線です。

ゆかちんが降りた…

初日から圧倒的メス感を発揮していた木村のゆかちんがローズセレモニーでバラを差し出されながら、それを辞退しました。愕然。そんな…泣きのフォローに回るくるみちゃんと同じことやってるようで、その実は飯倉ちゃん(レポーター)ダシに使ってまで会話楽しんでたのに…。

既にローズを受け取っていた人間まで雰囲気に呑まれて泣きはじめる。第 2 回にして爆弾置いてった、いい(よくない)展開。

ゆかちんのローズはそのまま無効票になるので、17 名残るはずだったプレーヤーは 16 名に。残れなかった塗田(司法院生)、小竿ちゃん(事務)、中村さん(翻訳家)も初日の 5 名とは打って変わって涙、涙の退場劇。小竿ちゃんの退場台詞「もう女の子をそんなに泣かせないでください」で古賀さん(最後の 1 本まで焦らされたのも堪えたのでしょう)やゆきぽよの涙腺まで決壊。おもたい!つらい!

自然に肩入れする女の子が出てきたあたりからものすごくつらくなります。視聴辞退したくなってきた!!

森田、がんばってください、頼む

第 2 回にして森田推し。

「気を引くために泣く以外、泣く理由ってありますかね」

松長は最高の人間。

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