note一周年だから自分を推してみたけどこれ引く?引かない?出来れば引かずに温かく見守ってほしいだって一周年だから

6月3日でnoteを始めて一年が経った。
始めた時には、その先の未来に何かを期待してとか、こうなりたいとか、ビジョンがあったわけじゃない。正直それは今もわからない。

noteの入り口にて

この森はあなたが住むのにいいかもしれない、と薦められるまま深く生い茂る草むらを掻き分けて中へ入ってみると、そこには濃い霧が立ち込めていて右も左もわからない。視力を失って間もない人が、あるいは突然の停電に戸惑う人がそうするように、周囲に物がないか警戒して手を伸ばす。指先や手の平に触れるものの感触を確かめながらそろりそろりと前へ進む。

そんな風にしてnoteという場所に足を踏み入れたのだけれど、一年経った今、私にその森はどう見えているのか。森が賑やかな街に劇的に変化したのか。いや、実のところたいして変わっていない。うん。ご期待に沿えなくて申し訳ない。

今でも進む前に恐る恐る手を伸ばして危険がないか確かめている気がするし、ふと見回すとやっぱり霧がかかっているような気がする。

ただ、霧はもうそれほど濃いものではない。霧が晴れてほんの一瞬、見通しが良くなる日すらある。暗闇にひとりきり、でもない。あの頃ひとりぼっちで何の武器も持たず手ぶらだった私は、今、小さなたいまつを携えているような感覚がある。頼りないそのたいまつは、けれどしっかり、自分の足元と、すぐそのあたりまでだけれど進むべき細い小道と、「スキ」という目配せでエールを送り合うフォロワーさんたちを照らし出してくれている。この小道の先には、「街」がある。

この一年は、自分がこの場所に「居る」術を身に付けるための一年だったのかもしれない、と思う。この場所で「生きる」ためでも、この場所で夢を「叶える」ためでもない。そんなたいそうな覚悟はない。ただこの場所、このクリエイターの街に「居る」ための基礎体力をつける、一年間。



ずっと私にとって「クリエイター」という言葉は、はるか遠い場所にあった。
クリエイター、デザイナー、イラストレーター、作家、監督、フォトグラファー、そういう色々。自らの手で、そのセンスで、イマジネーションで、ものを創り出す人々。限られたごく一部の、才能ある、選ばれし人たちのこと。

無理だ、自分にはできない。なれるわけがない。才能がないんだから。しょうがない。
ずうっと、きっと「何かを書きたい」と思うようになってからさほど時間かからず早々に、ずうっと、そう思ってきた。だから「クリエイター」になれない自分に心底がっかりしていたし、作り手の人たちに心底憧れていた。

そんな私はnoteの入り口で思った。「素人が来ていいところですかね?」
と。ダサい。断然ダサい。へいこらしている。「クリエイターさん、ここ、ただのパンピー(死語)がお邪魔していいところですかねぇ。素人ですけどいいですかねぇ」と。オイ。卑屈すぎる。

note氏は言う。「私のミッションは、誰もが創作を始め、続けられるようにすることですよ」と。かっこいい。私、混乱。誰もが?創作を?誰もが??私もここで創作をしていいのか。何者でもない私が、この「クリエイターの街」に居ていいのか。note氏、おお、後光がさしている。

ダッシュボード振り返り、読まれたnoteベスト5

一年間で57記事。少ない。毎日更新なんて夢のまた夢。今年に入ってからは3月末に出す公募の小説を完成させるためにそちらに時間を割いたし、春から少しお仕事を始めたり、最近も新しい仕事を増やしたりして、さらに時間のやりくりが難しくなってきた。
それでも何とか、まあ何とか…?続いている。

始めた頃はもちろんフォロワーさんは一桁で、知り合いもいなかった。けれど少しずつでも書いたものに反応がもらえたり、自分も誰かの文章に反応したりして、今年のはじめ頃にはやっとツイッターアカウントも作ったりして、少しずつだけどマイペースに、色んな方と交流できるようになってきた。嬉しい。

せっかくの一周年noteなので、ダッシュボードを見て振り返ってみる。

改めて見ると、一年前に始めたときからは考えられないくらいの方に見てもらえるようになったんだなぁと感慨深い。素人もプロも関係なしに読んでもらえる、こういう場所があるのはありがたい。

というわけで、唐突に!読まれたnoteベスト5!

1位 我が息子、偏食につき
2位 ものづくり賛歌
3位 観劇ことはじめ
4位 私はなぜ書くのか。と、僕キセ6話の育実の涙について
5位 号泣、悶絶!おっさんずラブ最終回

上位3つはなんと言っても公式おすすめに入ったことが大きい。数字が私のnoteの中では飛び抜けてる。

1位は4月に書いた、私には珍しい(というかほとんどない)育児note。まさかこんなに反響があるとは思わず、たくさんの方がnoteでもTwitterでもコメントをくださってありがたかった。

育児ネタは趣味ネタに比べて読まれやすい、とこの時ひしひしと感じた。子供の偏食というのも相当数の方に共通の悩みのようで、共感を得やすかったのだろう。
でもやっぱり、喉元過ぎればなんとやらで、私は育児ネタは嵐が去ったあとじゃないと書けないんだ、と再確認(うちの上の子の激しい偏食は、終わってすでに3年近く経過)。そのあたりについてはこちらのnoteを。ちなみにこれは6位だった。結構読まれてる。

2位は、初めて公式おすすめ入りしたnote。星野源さんの『アイデア』PVが公開になったあと、揺さぶられた心のままに勢いで書いた。
その直前に読んでた辻村深月さんの『スロウハイツの神様』のレビューも絡めつつ、源さんの『働く男』の一節も引用しつつ、『アイデア』から(勝手に)受け取った「ものづくりをする人へのエール」について熱量高めで書いたのだけど、おすすめに入ったのも多くの人に読んでもらえたのも、星野源人気にあやかった感は否めない…!

3位は先月おすすめに入った観劇についてのnote。これまたたくさんの人に読んでもらえて嬉しかった。ついさっき、趣味ネタは読まれにくい、なんて言ったばかりだけど、こうしておすすめに入ったことで「観劇行ってみたくなった」とか、「同じこと思ってた!」とか、はたまた劇場関係者の方からコメントもらったり。あまり需要ないかも、なんて思ってたことでも、noteに書いておくといいことあるな!と思った。

ちなみにこれを書いたきっかけは、私がnote書けない書けないと呟いているときに、フォロワーさんの西谷こまいさんが「こっこさんの演劇のnote読んでみたい」と話しかけてくれたから。ありがたいことです、ほんとうに。こまいさん、ありがとうございます!

4位はコンテンツ会議のトップで取り上げていただいた、ドラマ『僕らは奇跡でできている』のレビューを絡めつつ「なぜ私は書くのか」について書いたnote。

自分のなかでも少しモヤモヤがブレイクスルーできた時期で、子育て中の身でもあるし、ドラマの内容が自分の心情ともリンクしてすごく刺さった。
このドラマ、あまり話題にならなかった気もするけど、素晴らしいのでたくさんの人に見て欲しい。子供がもう少し大きくなったら見せたいドラマ。
最終回まで見終えてから書いた長いレビュー↓は、あんまり読まれなかったけど『僕キセ』の良さを詰め込んで書いた得意の暑苦しいnoteなので、良かったら是非読んで欲しい。

5位は本当に何もわからないまま投稿した、記念すべき初note、ドラマ『おっさんずラブ』のレビュー。これまた長いわ暑苦しいわで、なんだよ私のnote9割方暑苦しいじゃんよ、とちょっとへこんだ。
でもしょうがない、かっこいいnoteとかセンスのいいnoteなんて私書けないし。これも個性だよな、と最近は受け入れつつある(諦めているとも言う)。
このnoteは閲覧数の割にスキが少ないので、多分『おっさんずラブ』人気で、検索した人が辿り着いて読んでくれたのかなという予想。

あんまり読まれてないけど自分では割とお気に入りのnote4選

どんだけ自分推すねん。一周年だから。許してな。(しつこい

その1 遅れてきた青春
その2 自意識との闘い
その3 シンプルに、「好き」という気持ち
その4 誰かと寄り添って生きていく意味

全部noteを始めて初期の頃のものなので、書いたのは約一年前。

その1はももクロちゃん主演の映画『幕が上がる』のレビューとともに、自分の少し遅い青春について書いた。私がお芝居が好きなことは「観劇ことはじめ」でも書いたのだけど、実は一年前にも結構熱めに書いていた。

その2は、私が「こじらせてるよ~!」ってことをつらつらと書いたもの。西加奈子の小説『舞台』のレビューとともに。超絶独断と偏見に満ちてる気がするけど、noteには「こじらせ」出身の人、もしくはそれに理解のある人、あと現役「こじらせ」さん、がたくさんいるような気がしてる(たぶん、たぶん…)。なので、読んで…?

その3は、まだ『おっさんずラブ』を引きずってたときに、性別関係なく「人を好きになる」ってことを色々考えてたので書いてみたnote。江國香織の小説『きらきらひかる』のレビューとともに。

その4は初めてコンテンツ会議に取り上げてもらったnote。松尾スズキのエッセイ『東京の夫婦』のレビューを軸に、結婚や夫婦や子供について思ったことを書いた。松尾さんへの愛が隠し切れない俺。

ここまで書いてわかった。9割がたっていうか、10割暑苦しいんだ私のnoteって…。

【紅茶のある風景】コンテスト入選

去年秋に開催された、キリン午後の紅茶×noteのコラボコンテスト【紅茶のある風景】で入選することができたのは、この一年の中でもかなり大きな出来事だった。

審査委員長の有賀薫さんがコンテスト振り返りのnote内で言及してくださったのだけど、私の作品は恐らく、当初は入選の最終候補に入っていなかったのではないかと思う。有賀さんのお声でそこに入れていただいたような印象を受けた。作品としての実力はまだまだ入選のレベルではないということだと思う。その選評を読めたことで、自分の実力を客観的に知ることもできたし、逆に良かった点も知ることができた。特別賞などではなかったのに言及していただけたのはとてもありがたかったし、もっと良いものを書けるようになりたいと素直に思った。

自分にとってのこれからのnote

正直まだわからない。noteでお仕事依頼のページがあるとかポートフォリオ代わりに、なんて話もよく聞くけれど、自分に何ができるかも何をしたいのかもあんまりはっきりしないものだからどうにも動き出せずにいる。

ただ、最近始めたお仕事というのが、結婚前に少しだけやっていたのと近いPR関係のお仕事で、在宅で主にライティング周りをやらせてもらっている。
このお仕事に応募しようと思えたのもnoteにコツコツ書いてきたことが大きくて、書きたい気持ちを自覚できたから探すお仕事もライティング方面へ舵を切ることができた。
そちらもしっかりと頑張っていきたい。

今年の3月に書き上げた小説は、公募の結果が出た後にnoteで公開することも考えてはいるけれど、長い小説を公開するのはやっぱりまだ勇気が出ないというのが正直な気持ち…
清水の舞台から飛び降りる覚悟ができたら(おおげさ)載せる…

今月はコンテスト入選の特典であるnoteコンサルの予定もあるので、ド緊張するだろうけどとっても楽しみです。

これからもマイペースに投稿していくので、二年目もどうぞ皆さま仲良くしてください!

長いnoteをお読みいただきありがとうございました。

#note #note一周年 #振り返り #エッセイ #日記

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子供の就寝後にリビングで書くことの多い私ですが、本当はカフェなんかに籠って美味しいコーヒーを飲みながら執筆したいのです。いただいたサポートは、そんなときのカフェ代にさせていただきます。粛々と書く…!

ありがとうございます!ゴミ出ししておきます!
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こっこ

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コメント9件

ありがとうございます💦
いえ、当てはめたのは読む側の問題なので、私に自信があれば良いはずなんです😤 
好きと言ってくださって励まされます😭
こっこさんの文章ファンの一人なので、これからも応援しています😆❤️
Hiromiさん
ありがとうございます!!「ものづくり賛歌」でHiromiさんにお会いできたのでしたかー!✨そういうきっかけになるのでやっぱりたくさんの方に読んでいただける機会は嬉しいものです😆
源さん仲間ですね♥分析はそんなにできないけれどw、好きなもののことはあれこれ考えちゃうので、思考がまとまれば記事になるー!って発見した頃のnoteでした😊
Micaさん
ありがとうございます~!!
そんな風に言っていただけると書いて良かったって思えます😭
なかなか自分を肯定して書き続けるのって難しいですよね💦
Micaさんが自分に向き合って毎日投稿されているのを読ませていただいていて、私ももっと自分のことをしっかり見つめて書けたらなぁって思っていました…!
ゆみっぺさん
ありがとうございます!!
プロの所作…!?なんとまあもったいなきお言葉嬉しいです😭
ツイッターでもゆみっぺさんたちと色々お話できて、とっても楽しくnote生活させてもらってますこれからもよろしくです✨
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