everything temporary

留学先での人間関係は一時的。
遠距離国際恋愛なんて限界がある。
お互い現実世界に戻れば、同じ言語で会話することがこんなにも楽なものかとすぐ楽な方にはしる。

帰国というわかりやすい終わりが見えている分、
予め心の準備をしておくことはできるし、余計に傷つかないように距離を取ることもできなくはない。
頭ではわかっていて冷静を保とうとしても結局は人間情が移るし、そんな淡白な付き合いなんてなくていい。

とはいえ、いくらわかっていても、お互いの将来に自分がいないと気付いた時それでもなお楽しい時を一緒に過ごしたいと思えるならば繋がっていればいい、とは簡単には割り切れない。
一種の諦めと落とし所を自分で決めなければやってられない。

何かのせいにできているうちに
夢のような時間だったなと綺麗な思い出として心にしまっておくのがいいのかもしれない。

徐々に決まっていく進路を応援すると本音を押しつぶした綺麗事を言いながら
精一杯の強がりをするしかない。
とにかく一刻もはやく国境がなくなればいいのに。
なんて無責任なことを思ってみる。


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