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今この瞬間からスグ始められる!『最高な今日』のつくりかた

こんにちは!スピライター・Coco(ココ)です。今回は、いよいよ本連載の核ともいえる、『最高な今日』のつくりかたをご紹介。わたし自身も日頃から実践しており、シンプルなうえに、実践すればするほど毎日が退屈や憂鬱とは無縁に、明るく躍動しはじめるメソッドなので、ぜひみなさまも参考にしていただけたら幸いです!

わたしたちの毎日、そして人生をつくるもの。それは「選択」という行動


突然ですが、あなたは一日に何回、ものごとを「選択」していますか。

とある学術的な研究結果によると、わたしちは一日のうちに、最大で3万5千回もの選択をしながら、日々の生活を営んでいるとのこと。確かにわたしたちの生活は、選択することなしには成り立たないことは想像するに容易いものですが、これだけの回数にのぼるとは驚きを隠せないものです。

3歳の娘を育てる一主婦である筆者の場合でいえば、「朝は娘を何時に起こすか」「朝食は何を食卓に並べるか」「保育園にもたせる着替えは何にするか」「夫の昼食は…」「今夜の献立は…」と、意識レベルではそんなことを選択し続ける毎日。筆者と同様、考えるテーマは異なれど、大半の人々が、各人の中にもつ何らかの判断基準に沿いながら、その都度、みずからの基準を満たすように選択をし、一日という日を形成しているはずです。

選択するなら、Betterではなく「Best」をとる

そんな、連続する「選択」の結果として、人生のコマを進めているわたしたちですが、わたしはこの「選択する」という行動において、常日頃、大切にしている指針があります。それは「『最高の今日』につなげることを、第一優先とし、一切の妥協をしない」ということ。 何らかの二者を天秤にかけて、相対的に一方の方がいいかなと「Better」をとるのではなく、その二者を選ばず、この世界でとり得る限りの手段も選択肢として含めたうえでの「Best」をとる、ということです。

【ミニワーク】こんなとき、あなたならどうする?

たとえばある朝、行きつけのカフェを訪れた際に、顔見知りの店員が、今時分の季節にぴったりな、淡い桜色のシュシュをつけていたとします。それを目にしたあなたは、自分も同様のシュシュが欲しいなと感じた場合を想定してみましょう。

カフェが入っているのは、様々な店舗が含まれる便利なショッピングモール。手頃なヘア小物が手に入る店もすぐに目に入り、何の気なしに近づいてみたあなたですが、そこに売られていたのは、失敗しても後悔しない程度の安価なシュシュの面々。イメージしていた桜色のシュシュもありましたが、好みとは少しズレた小さなビーズのあしらいがあり、「これは付いてなくてもいいんだけどな…」とあなたは内心感じたのでした。

さて、あなたはこのような場面で、どのような選択をするでしょうか。数百円のシュシュであれば、まぁ完全に好みでなくとも購入してみるのか、もしくは、購入後に不要なビーズを外してしまい身に着けるのか。もしくは一旦、買わずに他の店舗も見てみるのか。

【ミニワーク】筆者の場合の答え

これは女性であれば、よく起こりえる身近なケースではありますが、筆者の場合であれば、最後の選択肢である「完璧に気に入るものでなければ買わない」を選びます。

もちろん、これはどれが正解というわけではありませんし、優劣をつけるものではありません。ただ、ひとつ確かなことは、その瞬間、各人にとってどの選択が、各人の「最高の今日」という日につながるのか、ということだけです。

わたしたちの判断軸をゆさぶってくる、お金や世間体、面倒くさいという気持ちたち

ここで、このワークのポイントとなるのが、お題であるシュシュが「失敗しても構わない程度の安価である」ということでしょう。つまり、自分が純粋にそのシュシュが欲しいか否かという、本来はシンプルな二択であるはずの場に、「価格が安いので、好みでない点が多少ありつつも妥協する」という新たな選択肢が浮上しているわけです。

似たような現象は、さまざまな場面で起こり得ますし、ここでは「価格」という金銭的な要因が絡みましたが、ときにそれは「こちらの選択肢をとった方が家族からよくみられる」といった世間体であったり、「他のお店を見て回るのが手間」という面倒くささを感じる気持ちであったり、姿かたちを変え、わたしたちの判断軸をゆさぶってくるものです。

「最高の今日」への道がひらけたとき、そこには確かなサインがある

先程わたしは、このワークに対して、唯一無二の答えはないとお伝えしました。あるのは「その選択があなたにとっての『最高の今日』へとつながるかだけ」であると。

でも、自分がこうした日常にあるささやかな選択をするたびに、それがBestだったか否かなんて、簡単にわかるものなのでしょうか。
ーはい、答えは限りなく、「イエス」であると言えます。

なぜならそこには、確かなサインと呼べるものがあるからです。

みなさまに一緒に考えていただいた先述のワーク、実は、何を隠そう、これはそっくりそのまま、つい数日前に、筆者自身が実際に体験した出来事でした。その際にわたしは、安価なものに妥協せずに、自身の好みに従い、何も買わずに店をあとにしたのです。

そして数分後、目の前にあらわれたのは、まさに「サイン」。

わたしの脳裏を、ある出来事が静かによぎったのです。
「…あ、そういえば最近、娘の洋服をつくるために、オフホワイトのニット生地を買ったんだった。」

筆者が数日前に購入した一枚の生地。それは、紛れもなく私好みの色合いと肌ざわり、風合いを備えた、お気に入りの一枚。わたしはその生地を、裁縫好きな自身の母に、娘の服を手作りしてもらうために購入していたのです。

その話を母に持ちかけると、ものづくりが好きな母は多いによろこび、ついでにお揃いの布で、娘のシュシュもつくってもらえることに。私は元々、温かみのあるハンドメイドのものが好きで、かつ娘とおそろいのものを身に着けることができるという喜びも掛け合わさり、今からシュシュの完成が待ち遠しくて仕方がなくなったのです。

妥協なく選択できたかどうか。わからないときは、他にベストな選択があった可能性も

こうして、その日わたしは「シュシュを価格に妥協せずに、自分の好みを貫いた」という選択をしたことで、「既製品ではなく、ハンドメイドで自分好みのシュシュを手に入れる」という次の道がひらけ、『最高な今日』の一コマを彩ることができたと確信しています。

もちろん、世の中には「お金を節約すること自体」がこの上なく好き。どんなに大富豪になったとしても、限られたお金でやりくりすることによろこを覚える、という方も少なからずいることでしょう。
そういった場合は、迷いなく、自分の好みよりも、1円でも安いものに手を伸ばし、満足感を味わっていただくことが、その方にとっての『最高の今日』へとつながる場合も十分にありえます。
しかし、安さ重視で手にとったシュシュに対して、その購買行動に対して、ホクホクする気持ちを得られなかったり、あとで後悔が生まれたり、なぜか関係のないところで気に食わない出来事が立て続けに起こるようであれば、それは、他にその方にとって、とるべきベストな選択肢があったという可能性もゼロとはいえないのです。

おわりに

本日も長文を最後までお読みいただき、誠にありがとうございます!本日は、私が日々大切にしている「選択」するという行動について、お届けさせていただきました。冒頭でふれたように、毎日、毎日、膨大な回数の選択を行っているわたしたち。だからこそ、選択の質って、わたしたちの人生の質に深く関わってくるものだと、わたしは思うのです。

ということで、次回も本稿の内容をふまえ、みなさまの『最高の今日』へとつながるささやかなヒントをお届けすることができれば幸いです!
次回もお楽しみに。




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