みち

誰かが道を作った
それはそれは広くてたくさんの人が行き交うことのできる道
道は補正されていて
車でも自転車でもスケートボードでさえも走りやすい
その道はわかりやすい
迷うことなく目的地へ辿り着ける

でもなぜかそんな素敵な道にも途中で進むのをやめてしまう人もいる

まだ知らない道がある
道とは言い難い
草木が生えたいように伸び
どんな動物に虫に鳥に出会うかわからない
そこを進んでいいのかさえもわからない
未知なる道

興味はあるけど進めない人
そもそも気付かない人
怖いと怖気付く人

挑む人のみが知るその道の醍醐味

夜空に浮かぶ星の美しさ
川のせせらぎ
月に照らされた水面の輝き
野に咲く花の美味しい蜜
太陽の暖かさ
雨の冷たさ

ふと後ろを振り返ると
草木ばかりだったはずが小さな道となっていた
美しいこの景色をみんなに見せよう。

道を作ろう

見せたいものを見せることができるように
丁寧に、大切に

途中に咲く花を楽しみ
夜空に浮かぶ星空を眺める
雨にぬれることもあるけれど
風に飛ばされそうになることもあるけれど
目的地に着くまでのそれも醍醐味

まっすぐ進むのもいい
途中で曲がってもいい

目的地はどんな道を進んでも辿り着けるから
自分を信じて