運動会で悲しかったことと嬉しかったこと
「運動会ではビリを目指す。ダンスはやる気なさそうに踊る」と宣言していた息子。
いざ本番を迎え、どうなることやらと見守っていたら、見事に有言実行されてしまいました💧
かけっこは、走るというより、歩くと走るの間の「小走り」。手をだらんと下げたまま、テコテコ…。
障害物競走なので、拾ったカードに書かれているミッションによって、有利になったり不利になったりするのですが、有利なカードを引いたにも関わらず、ビリから2番目。
ビリの子は不利なカードを拾ってしまったらしく、ミッションに悪戦苦闘。
息子は、ビリの子を振り返り「早く僕を抜かしてよ」みたいに、テコテコ小走りしていましたが、ビリの子があまりにもミッションに手間取りすぎてしまい、息子が先にゴールイン。
というわけで、ビリではなくて、5位だったのだけれど、「ビリを目指す」という宣言が冗談ではなかったことを思い知らされました。
本番になったら、人目もあるし、さすがにやる気スイッチ入るだろ、と思っていた私が甘かった…。
息子だけ見ていたらあまり気にはならないのだけれど、いざ、他の子たちを見てしまうと、どの子も皆、必死で頑張っているように見える。
「ビリでも5位でもなんでもいいから、頑張っている姿を見たかった」
「なぜそんな当たり前のことができないのだろう」
心の準備はできていたものの、やっぱり悲しくて。
ダンスもやる気なさそうに踊ってはいたけれど、これはまあ、幼稚園の頃からそうだったので仕方ない。
たくさんの大人たちにじっと見られた状態で踊るのは恥ずかしいらしく、ダンスをボイコットして、ただ立っていただけの年もあったくらいなので、まあ、踊っていただけでも、ホッとしました。
行きたくない運動会。
親に見に来てほしくない運動会。
にもかかわらず、なんだかんだ全種目にそれなりに参加できていたので、息子なりに頑張っていたのではないかな、とは思います☺👏
自分の出番ではない時に、息子がクラスメートと、談笑したりふざけあったりしているのを、たまたま目撃することができたのだけれど、そのわずか数秒間が私にとっては、なによりのハイライトシーン✨
新しいクラスになじめているか、ひそかに心配していたので、息子がクラスメートと楽しそうにふれあっている姿を見ることができただけでも、運動会に来た甲斐があったとそう思いました。
運動会、始まる前は色々あったけれど、終わってみるとホッとして、なんだか少し幸せな気持ちで家路へと向かう、そんな帰り道でした🍁
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