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#箕輪飲み ⑦ 箕輪流失敗論。「三振しても打席は永遠にくる。」

*これは静岡での箕輪さんの講演会後に開かれた、打ち上げの飲み会の様子を書き起こしたものです。全8回に渡ってお送り致します!


柚葉:あの、質問いいですか?編集のお仕事って時間に追われているイメージがあって。私は色々やることがありすぎて時間に余裕がなくなっちゃって、いつもパンクするタイプなんですけど、それを解消する方法とかありますか?

箕輪:俺もパンクするもん。

柚葉:あ、本当ですか?

箕輪:自分の時間って限りがあるから。要は、俺が思ったことを実現してくれる俺のオンラインサロンみたいな場所を作るしかないよね。

帆南:仕事を振る方を作るということですか?

箕輪:そう、振る。自分の概念を言って、「こういうことやりたい」って言ったら勝手に動いてくれる人。俺って毎日いろんなことをやっているようだけど、俺がやっているわけじゃなくて、俺がやったことをみんなが勝手にやってるから、毎日俺も知らないことが何かしら起こってる

柚葉:人に頼むっていうのが苦手で。逆に頼まれるとなんかちょっと厳しいと思っても「頑張ったらいける」って引き受けちゃう。

箕輪:俺も全くその通りなんだけど。自分が本当にすごいと思うやつになれば、自然と逆転していくと思うよ。要は「一言でもください」って言われ始めるの。

帆南:今その状況ですもんね。

箕輪:一言でも喋ったら勝手に加工されて広まるから。自分が何者かになればいいんだよ。でもそれってフェーズで、俺も人の仕事や言葉をさんざん配達している時期があって、それを超えて、誰かが俺の言葉を配達してくれるようになっていった。自分が何者かになるしかない。

鹿田:今日はいっぱい配達してますね!

箕輪:いやでもそれは回ってくるんだよ。自分が何者かになるだけだよね。

帆南:柚葉、すごい責任感が強い子なんですよ。

柚葉:いや、基本的に自信がないんです。だからそれを払拭しようと思って頼まれたことは頑張って結果を出そうと、結果!結果!て、過程も大事だっていうのはわかってるんですけど、結果にいつもこだわっちゃう。

箕輪:結果だと思う。結果がものを言う。

柚葉:そうですよね。それにすごいとらわれると周りのこととかも見えなくなっちゃって逆に空回りしちゃうっていう悪循環が起きちゃったりします。

箕輪:でもそれは本当にトライアンドエラーだと思うよ。なんか俺がこう言っているとかビジネス書にどう書いてあるかじゃなくて、散々失敗して散々成功してどんどん精度が上がっていくもんじゃないの。

やっぱさ、楽しいことを苦しみながら、失敗しながらやってって、どんどん精度が上がっていくんだと思うよ。

結局さ、だいたい失敗なんだよ。でもこのくらいの失敗なら傷つかないみたいにハートが強くなっていくから。「ああ、はいはい」みたいになるよ。「また炎上してるわ」とか「またクレームきてるわ」みたいのは経験値でどうにかなっていく。

柚葉:失敗が経験値に。

箕輪:もちろん。自分がAIだとしたら、できるだけ優秀なAIになるのって失敗のケーススタディを貯めるしかないじゃん。だって体験したことない失敗には対応できないわけじゃん。だから、散々失敗するしかないじゃん。

だって失敗して人死ぬ?自分も死なないじゃん。「へ?」みたいな感じ。

帆南:死ぬこと以外はかすり傷。

箕輪:そう。酒飲んで終わりだよ。忘れて。で、翌朝「反省してる?」とか「ひどいね」って言われたら、「なんのことですか?」って。俺そんな感じだよ。

柚葉:強靭ですね。

箕輪;だから何言われても「村人が騒いでんなぁ」みたいな。

柚葉:強すぎる。民衆ですね。

箕輪:そう。「民衆が何か言ってんな」みたいな。覚えてません、俺もう次見てますからって。失敗なんてさ、本当にないよ。絶対にやっちゃだめな失敗なんて。一個もないよ。俺本当にないと思う。大量殺戮とかはやんないほうがいいけどさ、基本的に仕事のミスなんてなーーーにがやっちゃダメなの。

帆南:うわぁ、来年からその言葉を思い出して生きていきます。

箕輪:だってさ、ほんとに誰も傷つけてないよ。村人みたいなサラリーマンが「おい!」っていうだけでさ、バグ発見したみたいなもんじゃん。

帆南:先輩であってもですか?

箕輪:だって俺、ケアレスミスは上司でも部下でも絶対おこんないよ。でもやる気がないやつは怒るけど。俺の部下が遅刻して全員怒ってても、「箕輪さん怒ってください!」って言われても俺は怒ってなくて。そいつは単純に寝坊だから。寝坊なんかしょうがないじゃん。

だってケアレスミスじゃん。俺ケアレスミス死ぬほどするもん。でもそいつのベクトルが違うと無理だなって思うけど、同じベクトル向いててミスするってしょうがないじゃん。俺だってペンとか毎回なくすしさ、充電器とか。だからさ、そんなの大した話じゃないよ。できるだけ大きなミスしたほうがいいよ。そうしたらハートも強くなるでしょ。

柚葉:私いつも逆なんです。できるだけミスしないようにミスしないようにってやって無難な方を選んでて。

箕輪:それはそうでしょ。その精神は大体みんな持ってるし、その気持ちは大事だけど、ミスすることはなんのことはないよ。要は会社とか潰しちゃったほうがいいよ、ワンミスで。

LINEの田端さんとかも言ってて、俺が仲いいサラリーマンって全員そうなんだけど「サラリーマンタレント」みたいなもんじゃん。TBSの藤井さんっていうプロデューサーとかLINEの田端さんとか、要はサラリーマンって最強で、三振しても次の打席が回ってくるんだよ。だから思いっきりふらない理由がないのよ。フリーの人って、三振したらクビになるんだよ。

帆南:会社にある意味守られてるんですね。

箕輪:そう。だからホームラン打ったら大儲け。三振しても打席はもう一回くる、永遠に来るんだもん。だから何かに雇われるっていう立場にいるんだったら、振りまくった方がいいよ。

⑧に続きます。

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ライター・編集 齊藤帆南

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