映画 検察側の罪人

検察側の罪人を観た。(ネタバレあり)

キャストが豪華だということで家にテレビのない自分にも情報が回ってくるほどの注目度

でも映画.comの評価は低い
観た人の感想も「わかりずらかった」というのが多い

しかし働いている書店で原作の文庫の売り上げが伸びた。それも映画公開後に。
(普通は予告の段階で興味をそそられて買う人が主で、公開後には売り上げが落ちる傾向。
以前同じく公開後に売り上げが伸びた原作本は「君の名は」)

観た側として映画「君の名は」の高評価はうなずける。しのはらも間違いなくあの年のTOP3に入るほどの良作だと思った。
内容はわかりやすく、なおかつ伏線が多いということでさらなる話題を呼び、映画鑑賞→原作購入という流れが拡大したんだと読んでいる。

だとすると「検察側の罪人」は

内容はそこまでわかりやすいものではないが、映画自体は良質であり、上映の尺に収まりきらなかった情報の濃さがあるのではと思った。

映画のために調理されそぎ落とされた本来の「旨み」を鑑賞者の多くは感じ取り、原作本でより濃厚に咀嚼し直すつもりで手を伸ばすーーー

そんな流れだと思い期待を寄せていた。
深みのない駄作ではよっぽどのことがない限り公開後に売り上げが伸びることはない。これは経験則で断言できる。

そして鑑賞後、期待通りの作品だったと満足している自分がいる。

観てよかった。

好みの問題ではあるが、「HUNTER×HUNTER」をマイベスト漫画に置いているしのはらのツボは

ここから先は

777字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?