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5.StepUP。プロンプトの例その1


これまでの説明ページ

AIイラスト生成が全く分からないけど、はじめてみたい人向け
https://note.com/cocoat/n/n8780c1ca3b1f

Civitaiへの接続方法
https://note.com/cocoat/n/n3180e7c16d7d

おすすめモデルの説明と設定とか
https://note.com/cocoat/n/naea4bd860e56

今回はどういうのを入れると綺麗に見えるかなっていうのをやっていくね。
これは私も試行錯誤してるから全てってわけじゃないし
何より好みが人それぞれだから、今回は紹介みたいな感じにはなるかな

レベルアップしていきたいです!


下で細かく説明するけど、
今回で筆者が足したのは5つだね。(   :1.1)とかは、重み(強さ)だよ
(breakfast:1.1),
(colorful lighting:1.1),
side angle,
waist shot,
(look at viewer:1.2)

全部まとめると

masterpiece, best quality, very aesthetic, absurdres, General, A pink haired elf girl with bun hair and rabbit ears.(breakfast:1.1), (colorful lighting:1.1),side angle,waist shot,(look at viewer:1.2)
設定はこんな感じ
こうなるよ


それじゃ細かく見ていこう。


基本となるものを生成

今回はエッチ!!なのを防ぐために" General "というのを入れるね
(うさ耳をつけたピンクの髪のお団子ヘアのエルフの女の子)
の英語訳を追加

masterpiece, best quality, very aesthetic, absurdres, General, A pink haired elf girl with bun hair and rabbit ears.

BatchSizeを4に変更して同時に4枚ずつだして
Seedを固定して(同じ画像番号で)比較していくね
設定して出力したらこんな感じ。

おぉ~これでも十分な気がします

ここからレベルアップしていこう。

補足(強・弱)、weight(重み)

StableDiffusion系のモデルは単語のところに ( 単語 : 1.5 ) みたいにすると大事な内容だよって伝えられるよ。
そこまで重要じゃないよっていう時は、[ 単語 : 0.9 ] とかにするといいかも。

(rabbit ears:1.5)  うさ耳は出して!!
[rabbit ears:0.9]  うさ耳が出てくれると嬉しいな

※今回の紹介では出やすいように全部に1.2の重みを入れていきます。



ステップ1<世界観・シチュエーション指定>

ほぼどんなモデルでも指定可能
利点は服装、背景、ポーズ、表情までもお任せで出てくる可能性があるから、とても簡単にできるよ。

例えば、

(vacation:1.2)
vacation(バカンス)


(cinematic:1.2)
cinematic(映画のような)


(dynamic:1.2)
dynamic(生き生きとした)


(breakfast:1.2)
breakfast(朝ごはん)


(good night:1.2)
good night(おやすみなさい)

(よし、えちえちにならなかった💪)

色々出てきますね!

ステップ2<照明を指定>

モデルによって反応しない単語がある。
基本は、bright(明るい)、dim(薄暗い)、dark(暗い)などで指定するといいかも。
光を当てると影ができるから、指定しないより暗く見えるときが多いかな?

例えば、

(bright lighting:1.2),
bright lighting(明るい光)


(dim lighting:1.2),
dim lighting(薄暗い光)


(dark lighting:1.2),
dark lighting(暗い光)

モデルによって効いたり効かなかったりするもの。

(strong lighting:1.2),
strong lighting(強い光)


(soft lighting:1.2),
soft lighting(柔らかい光)
Strongより周りも明るくなってる感じ?

その外にも撮影・照明用語で。
これもモデルによって効いたり効かなかったりするもの。

(ambient light:1.2),
ambient light(周辺光)


(bounced lighting:1.2),
bounced lighting(反射光)

AnimagineXL3.1では、fill-in light(補助光)、diffuse light(拡散光)はあまり変化がなく、対応してくれなかった


大体のモデルで出てくるけど、
シチュエーションや絵柄に影響が出る可能性があるもの
状況と合うものなら◎

例えば、

(cinematic lighting:1.2),
cinematic lighting(映画のような照明)


(spot lighting:1.2),
spot lighting(スポットライト)


(dramatic lighting:1.2),
dramatic lighting(ドラマのような照明)


(colorful lighting:1.2),
colorful lighting(カラフルな照明)
以前使っていた multicolored lighting でも同じようなのは出せたけどこっちのほうが綺麗だった


(dynamic lighting:1.2),
dynamic lighting(生き生きした照明)
ものすごぉく種類がありますね

(XLあまり使ってこなかったから、色々試しちゃった。てへ)
Animagineだと、colorful lightingが個人的には好きだったかな。
フレアとかもうちょっと足したいけどとりあえず次へ。


ステップ3<アングル(キャラの角度)を指定>

これもモデルによっては使えないのがあるけど、反映されそうなものを紹介するね。
筆者が使う angle 以外でも、view や shot とかの方が反応しやすいモデルもある。(○○○ view)、(○○○ shot)のように。

みんな大好き下からのアングル
crotch angle(股下アングル)とかもあるけどセンシティブ!
under angle

(under angle:1.2)

もしくは low angle

(low angle:1.2)

(両方入れたところであまり変わらないかも)

(under angle:1.2),(low angle:1.2)
under angle(下からの角度)
low angle(下からの角度)
under angle & low angle

上からのアングル
above やoverhead だけでも出てくる時もあるけど、Animagineでは。

(overhead above angle:1.2)
overhead above angle(上からの角度)

横からのアングル

(side angle:1.2)
side angle(横からの角度)

後ろから
この後に続く内容だけど、描く内容的に ass (お尻) を入れると、後ろをほぼ向きざるを得ない状態にすると後ろ向きとかになったりするよ。
(生のお尻が出るのでセンシティブ判定!!)

(back angle:1.2)
back angle(後ろからの角度)
私のこれもaboveのようですよ!

ステップ4<キャラの見える範囲を指定>

意外と難敵な設定項目で、難所だね。
特に全身映してとか全然答えてくれないときも多々。
なので一度、他のウェイト(〇〇〇:1.2)で指定しているのを外して、これにだけウェイトをかけるね。

例えば、

(full body:1.2)
full body(全身)
これも ass(お尻)と同様で、shoes(靴)や leg(足)とかを描画させようとすると
足や全身を描こうとしてくれたりする


(cowboy shot:1.2)
cowboy shot(太ももから上)
(撮影用語、西部劇で使われていたのがそのまま由来らしい)


(waist shot:1.2)
waist shot(腰から上)
cowboy shotとあまり変わらない。昔cowboyで西部劇が出てきちゃうときに代用していた。
waistと指定するから、結構成功率は高い・・・気がする


(bust shot:1.2)
bust shot(胸から上)
これは聞いたことがある人もいるかもしれない。バストショット。
breast shot(胸)ともいうけど、胸を指定しすぎると脱ぎやすくなる気がする。


(close up face:1.2)
close up face(顔のアップ)
close up(拡大)○○みたいな感じ。他の場所もできる
いっぱいありすぎて疲れてきました。

あと一つ終わらせたら、次回に持ち越そうか。
詳細な描き方とか小道具的なやつとか変わったものとかも説明したいかな


ステップ5<キャラの視線を指定>

こっちを向いてるかどうかだけくらいかな。
色々指定しすぎると、なかなかこっちを向いてくれなくなることもある。
" look at ○○○"じゃなくて"looking ○○○"とかの方が反応する場合も。

(look at viewer:1.2)
look at viewer(こっちを向かせる)


(look at away:1.2)
look at away(そっぽを向かせる)


(look at up:1.2)
look at up(上を向かせる)モデルによっては出ないかも


(look at down:1.2)
look at down(下を向かせる)モデルによっては出ないかも

(正面を向かせる)不確実ガチャ事案
キャラにとっての正面を向く…(?)
(といっても looking sideでも横を向く)
looking front

(looking front:1.2)
キャラが横を向いてるから横が正面(?)
side angleを消した
えーと・・・ん-・・・?

まとめをして終わろうか。

今回のまとめ

筆者が適当に選んでいった内容をまとめると
・breakfast
(朝ごはんのシチュエーションを指定。ステップ1

・colorful lighting
(カラフル照明の指定。ステップ2

・side angle
(横向きアングルを指定。ステップ3

・waist shot
(キャラの描かれる範囲を腰上に指定。ステップ4

・look at viewer
(キャラの視点のこっちを見るように指定。ステップ5

weightの指定について

まとめたもの↓

masterpiece, best quality, very aesthetic, absurdres, General, A pink haired elf girl with bun hair and rabbit ears.(breakfast:1.1), (colorful lighting:1.1),side angle,waist shot,(look at viewer:1.2)

基本で作ったもの合わせて、ウェイトを指定しなおして、前回やったHiresFixを使うと…

設定はこんな感じ

アップスケール時に離れた所に手が出てしまったので、
今回はStepsを10に設定。

おだんごヘアとウサギの耳を持つピンクの髪のエルフの女の子。
朝食、カラフルな照明、横のアングル、腰上から、こっちを見てる

…が、出来たね。

おおぉおぉ~最初に見たやつができました!

同じSeed(画像番号)でやっていた比較になるけど
”おだんごヘアとウサギの耳を持つピンクの髪のエルフの女の子。”
だけの指示とは、これだけ変わるよ
自由さがなくなったから、当たり前だけどね。

ほへー…よくわからないですけど
SNSでよく見るものに近くなってきた気がします!

そうだね。もともとモデルの出来が良いし、シチュエーションだけ与えれば大体の事はやってくれるから、交流用とかで遊ぶだけならここまでする必要はないんだけど、
考えたシチュエーションを生成して絵を選ぶだけじゃなくて、
" 絵をつくる "ということをやり始めると、その人の個性もより強く出てくるし、もっと楽しくなってくるかも?(さぁキミも沼るがよい



参考になるものがあれば嬉しい限り、読んでいただいた方々に感謝します。

ありがとうございます♪


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