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なるほど東照宮(9)  

それでは続きです。

日光市観光協会 
パンフレットより

一本燈籠

一本燈籠

眠り猫に向かう左手にある燈籠。
後水尾天皇の中宮の東福門院(秀忠の娘・和子(まさこ))が奉納した鋳銅製の燈籠。
燈籠は通常1対ですが、1本だけのため一本燈籠と呼ばれています。

眠り猫

眠り猫

数ある彫刻の中で有名なもののひとつが、左甚五郎作の「眠り猫」。
境内には、たくさんの動物や霊獣の彫刻がありますが、猫はこの1体だけです。
「眠り猫」なのですが、耳が立っているため、実は寝たふりをして、この先の家康のお墓を守っているとも言われます。

この彫刻がさらに意味深いのは、ちょうど反対側(裏側)に雀の彫刻があることです。通常雀は猫のそばでは遊べないので、猫の近くで遊ぶ雀は、平和の象徴と考えられます。


坂下門

坂下門

「開かずの門」とも呼ばれる奥社参道への入口の門。
貝殻から作られた顔料で塗られており、柱・天井は七宝焼で飾られています、



さて、ここから207段の階段を上ると奥社・家康公の墓所。
次回、最終回です。


(つづく)

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