目指せ! 細マッチョ的シンプル

先日「シンプルとは細マッチョである。というフレーズが降りてきた」という文章を相当やりっぱなしのまま公開しましたが、それを読んでくださったFさんと、うちのfacebookページでこんなやりとりがありました。

細マッチョと聞いて、若手バレエダンサーの永久メイさんのことが頭に浮かびました。(私が通ってる教室のかおり先生も!) 可憐、たおやか、シャクヤクのような色っぽさとか、シンプルに見えて匂い立ってくる多面性というか、と、バレエダンサーも柔らかければ良い訳でなくて、ものすごく小さな筋肉をも使って身体をコントロールして表現しているので。
https://www.vogue.co.jp/lifestyle/interview/2018-09-17-maynagahisa

F様、本文に「ダンサーの肉体のような」と書きましたが、思い浮かべていたのはまさにバレエダンサーでした、ありがとうございます、伝わってとっても嬉しいです!!F様のコメントとリンクも含めて、この件続編を書きたいと思います。


先日の記事で私が書いたことは

シンプルっていうと
余分な要素を削ぎ落とし、
単純化するというイメージ。
そういう、要素を落とした
ほっそりあっさりしたシンプルさではなく、
一見、要素が少なく見えながらも
内部にはしっかり機能する
筋肉的なレイヤー・密度を内包しているのが
「かっこいいシンプル」か。
ダンサーの肉体みたいな....


改めて整理して考える。


Fさんの書いてくださった
"ものすごく小さな筋肉をも使って身体をコントロールして表現している"
これが!肝なんですよね。


人の心を打つ「シンプル」には、表面上に現れる要素の単純さの下に、「多面性」「多層性」「深度」「密度」があるといえるのではないか。バレエダンサーの、すらりとすべらかな身体と肌の下に、しなやかで強く、隅々まで意識のセンサーが通った筋肉があるように。。。


別に「シンプル=細マッチョ」と普遍性を持たせようと定義したりする必要はなかった。そもそも自分は普遍的なXX論を書けるようなタマではないのだ!!!と開き直って、今度はこう言ってみる。


目指せ!細マッチョ的シンプル!!



創作上、具体的にどのようにその「シンプル」を実現していくかについてはまたおいおい書けたらいいなあ。書けるかしら。。。。



Fさんの意を深く汲んだコメントのおかげで考えが整理できました!本当にありがとうございました。


(永久メイさんのヴォーグのインタビュー記事。あらゆる仕事・生き方のヒントになる言葉が詰まっています。 https://www.vogue.co.jp/lifestyle/interview/2018-09-17-maynagahisa

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