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日本式快適足生活の提案〜ラミーコットン足袋型カバーソックス

締め付け感のないゆるふわなはき心地。つま先から踵までの足底を覆うプリプリのラミーコットンパイルがこれまでにないクッション性を実現。足裏から嬉しさが込み上げてきます。こころばせオリジナルの足袋型カバーソックスで「日本式快適足生活」を提案しました。

【ゆるふわプリプリな足袋型ソックス】

私が開発したラミーコットン糸で作ったタオルも好評をいただきましたが、ある時この糸でパイルのある編地を作ってみした。タオルとはまた違うプリプリのパイル面を触って、内側がパイルの靴下を作ってみよう!と思い立ったのでした。

この靴下を初めて使った1日の私の感想です。
1)履いて驚き「柔らかい。でも足の裏から不思議な感触!」
2)一歩目でいい靴下と分かる。「フローリングでもゴツンとした反発が小さく足を守ってくれてる」
3)親指が動くことが意識できる。「開放感!、体のバランスが取れてる感じ」
4)スニーカーを履いて外出。「いつも以上に足指全体で地面を捕まえている実感」
5)帰宅。「ムレが小さく脱ぎたいと思わない。いつもならすぐに靴下脱ぐのに」

もちろん私の個人的な感想です。だけど、同じ感想を持っていただけると確信してます。

【ラミーコットンパイル靴下の特長】

弾力性の高いラミーコットンパイルが爪先から踵までびっしり敷き詰められている新開発足袋型ソックスには、パイルによって生み出される気持ち良さと同時にパイル部分以外の靴下の完成度の高さも自慢です。
また今までにない意外な性能もあるんです。パイルソックスは総じて厚手で冬に履くイメージなんですが、このラミーコットンパイルソックスはいうなれば「オールシーズンパイルソックス」。パイルソックスは冬用という概念を吹き飛ばす爽やかな履き心地。足がムレる夏にこそ威力を発揮します。フローリングを歩くとき直の反発が小さく上質な絨毯の上を歩いているようです。

・口ゴム超ゆったりで柔らか。ゴムの跡がつきにくい
・土踏まずに程良いゴムサポートでぴったりフィット
・着地の衝撃を緩和、やさしい履き心地。足が守られてると実感。
・ラミーの高い吸水速乾性とさらっとした肌触りでムレにくい。ずっと履いていられる。
・薄い底の靴でも反発のダメージを和らげてくれる優しい履き心地
・つま先の足袋部分が3D立体編みで親指と中指の間が伸縮して痛くない
・カカトがゆったりしているので履きやすい

下の写真は靴下を裏返して着用した底のパイルの様子です。

【足袋型ソックスは健康ソックス】

足袋型ソックスを履くことで重心位置が体の中心にくるよう改善され、姿勢が良くなり足指をしっかり使った正しい歩行ができるようになり、足指の筋力が強化されます。そうすると踏ん張りが利くようになり正しい歩行ができるようになるのです。正しく歩くことが健康の第一歩。ラミーコットン足袋型ソックスの美点について健康トレーナーの千本さんに解説いただきました。

【開発経緯】

今回の足袋ソックス開発のきっかけは、足袋シューズの魅力を伝える伝道師・健康トレーナーの千本さんと出会いでした。まず最初に千本さんには私が制作したラミーコットンタオルのモニターになってもらいました。とても気に入ってくれて絶賛をいただきました。そしてある時、

「あのタオルの糸で今度、夏に蒸れないパイル靴下を作るつもりなんです」

と打ち明けたところ、つま先が足袋型のソックスを作って欲しいとリクエストされました。千本さんは国内の地下足袋、安全靴の製造メーカーさんのアドバイザーになっておられます。マルタンマルジェラを始め世界で流行の兆しの足袋シューズですが、その良さを引き出してくれる足袋ソックスがないという問題があると千本さん。ラミーコットンパイルの足袋ソックス面白そう!と思い開発をスタートしました。

【理想の足袋型ソックスとは】

足袋スニーカーでは必須の足袋ソックスですが、日常生活においても親指の動きを意識させてくれる足袋型ソックスは体の本来のバランスを取り戻す一助になります。

一方足袋シューズを着用時に最も要求されるのは親指の付け根の擦れ、痛みの軽減。本来裸足でも履くことができる足袋シューズですが、親指の付け根が擦れて痛いと感じる人が非常に多く、従来の足袋型ソックスでは、スレの軽減や履き心地で最適な商品が少ないと千本さん。

そこで、新足袋ソックスの開発目標を定めました。

1)足袋シューズに最適な指の付け根に負担がかからない
2)履いている時ズレない
3)蒸れない
4)ずっと履いていて快適。
の以上4項目の開発目標を定めて、足裏にラミーコットンパイルを敷き詰めた靴下を作ることに決めました。

しかしここで問題発生! ラミーコットンの糸を使って靴下を作ってくれる工場さんが見つからない!?

【作れない靴下はない!西垣靴下株式会社】

ラミーコットン糸は通常の足裏パイルに使う糸より20%ほど太く、伸度が低いため編めない(編みたくない)と、あてにしていた靴下の産地の奈良県の工場さんに次々に断られる事態に見舞われたのでした。

奈良県以外の工場さんにも問い合わせましたが、良い返事をいただけず。

そんな状況で再び奈良に戻って、西垣靴下株式会社さんに出会いました。ラミーコットン糸を持って会社にお伺いし、西垣社長に糸の特性と作りたい靴下の概要を説明したところ快諾を得たのでした。それどころか、なんとその場で持参した糸を使って、プロトタイプとなるサンプルを作成してくださったのでした。その靴下は、現在私が愛用しています。極上のはき心地はいまでも続いていて、開発の狙いに間違いはないと確信しています。

そして西垣社長はおっしゃいます、「うちに作れない靴下はない」と。プロフェッショナルの矜持に触れることができて、とても嬉しくなりました。

【ラミーコットン足袋ソックスの機能について】

西垣社長によると、足袋ソックスを履いて歩くと重心位置が体の中心にくるように改善され、姿勢が良くなり足指をしっかり使った正しい歩行ができ、足指の力が強化されるそうです。

ただ、カバーソックスで歩くとかかとがずれて脱げそうになったり、足袋ソックスの場合親指の付け根がすれて痛くなり易いです。後者は初期の目標でもありましたが、西垣靴下さんのご協力のもと完成したラミーコットンカバーソックスの2つの特長をお伝えしたいと思います。

【ヒールロックホールド】

足口と足底の2箇所にゴムを入れたリブ編みでヒールをロックして固定(ホールド)して、脱げにくい工夫をしました。もちろん西垣靴下さんのオリジナルの手法です。ヒールロックホールド・・。まるでプロレス技のようなネーミングが気に入っています。

通常はアキレス腱の辺りに滑り止めの樹脂が貼り付けてあります。勿論この手法が一般的でとても効果も高いですが、この樹脂の感触が嫌な方も一定数いらっしゃいます。また、天然素材にこだわるこころばせとしては、できれば樹脂を貼り付けたくない・・。

この葛藤の結果、ヒールロックホールドを採用しました。樹脂貼り付けほどの必殺技ではないかもしれませんが、かなり脱げにくくなっています。

【立体編みとつま先のパイルで足指をやさしくガード】

指の付け根の編地。親指の付け根は立体編みでストレッチ性がある上に、内側に敷き詰められたラミーコットンパイルが足指をやさしく包んでくれるので、摩擦が軽減され痛みや水ぶくれ予防になります。


靴下を裏返して履いています。足指がパイルで守られているのわかります。

【ソックスの諸元】

・サイズ:主に婦人用22〜25cm、主に紳士用25〜27cmの2サイズ
・色:ブラック、グレー、ブルー、ピンク、エンジ、サックス
・素材:ラミー・コットン・ポリウレタン


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