見出し画像

緯糸切り替えウールコットン襟巻き

【袋帯の織機で織った襟巻き】

ちょっとでもテキスタイルのことを知っている人なら不思議に思うはず。生地の端から端まで緯糸が渡って織物が作られるはずなのに、生地の真ん中で緯糸が反転しているのですから。ミシンで生地を接ぎ合わせて作っているわけではありません。種明かしをすると、筒状に帯を織る袋帯用旧式のシャトル織機を使っているのです。

旧式のシャトル織機にしか作ることができない襟巻きです。これがメイドインジャパンの生きる道に一つの方向性ですね。このテクニックだけに頼らず、素材もオリジナルなのがこころばせ流。こころばせオリジナルのウールコアコットン糸を使っています。つまりただ伝統の技に頼るのではなく、今までにない新しいタイプのメイドインジャパンを実現しました。

コットンの肌触りで、ウールの暖かさを持った大判襟巻き。ウールのチクチクが苦手な寒がりさんにぜひ使って欲しいと思い作った渾身の企画です。春先に使っていただくことを想定しています。

ウールをさらっとコットンで包んだこころばせオリジナルの糸

3柄を試作しました

若葉と桜

サックスとクリーム

ブルーとレッド

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?