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第1章繊維原料編 1.天然繊維〜1-2動物繊維 獣毛1

獣毛とカテゴライズされる動物の毛の代表はもちろん、ウール(羊毛)でその他カシミヤ、アルパカ、ビキューナ、モヘア、アンゴラ、ラクダなどがある。ウールは上記の他の獣毛と混紡(混ぜて糸にする)されることも多い。以下、ウールとカシミヤについて解説を加えます。

ウール

 羊の種類は約3000種。その中で主に衣料品に使用されているのはメリノ種。メリノウールと呼ばれている。最大の原産国はオーストラリア。 ウールの糸には梳毛糸と紡毛糸がある。梳毛糸は均質度高める工程を通った糸で、紡毛糸は均質度をあえて下げるような工程をとおした太くてふくらみのある糸といえる。梳毛糸つかいの代表的な織物はサージ、ポーラ、ギャバジン等でスーツなどに使用される。紡毛糸使いの織物はメルトン、フランネル等となり厚手のセーターでも使用される。

ウールについての物性の解説を始めるとキリがないので、ここではウールの種類とその他獣毛の動物を載せているサイトをご紹介しておきます。


品種を絞って詳しく説明しているサイト↓
http://atricot.jp/hitsuji_yomo.html
羊ほか獣毛として使用される動物の写真↓
http://www.weblio.jp/category/nature/htjns#DA_DO

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