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CAMPFIREのhibanaというサービスを使ってみた。参加者募集中!

hibanaに取り組む意義があるのか?

私は繊維製品ならほぼなんでも作れると思っていて、繊維業界に関する問いをそこに集ってくださる方々に問い投げかけても、想像の範囲を超えることはまずないだろうとの先入観がありました。

だから予定調和になってしまうし、意味ないのではと思ってたわけです。

でも、やってみると結構面白い。何が面白いかというと、問いを立てること。これが結構難しくでも頭の整理になる。こういうの結構得意と思ってたんだけど。
 ・問いを立てるとき複数の問いを包含したお題にしないこと
 ・回答してくださる皆さんが興味をそそる問いを立てること
 ・回答者を募集すること

問いを立てるために考えたこれらの事柄はまんま商品開発やマーケティングの必須事項。

で、まず私の繊維製品に関するフォーラムを作りました。(これがあって問いを立てるという建てつけにhibanaはなっています。

フォーラム名「日本から世界中の人が喜ぶ繊維製品を届ける」
https://hibana.co/forums/13

フォーラムの説明文(長文なので次の問いまで良い飛ばしてもらっていいです)

【目標:日本の繊維産業の力を引き出して日本企画を世界へ届ける】
 衰退一途の日本の繊維産業ですが、志は大きく日本製(もしくは日本企画品)を世界に少しでも多く届けることを目指しています。
 
【具体的なGOAL:売る仕組みをしっかり作る】
 いいものを作ることはできても、売れる商品(適価でいいデザイン)を世界中に適切にデリバリーして在庫最小化を達成するビジネスを私一人でやれるのは到底できません。このフォーラムでは、日本の繊維産業を元気にするために最も必要な売れる仕組みと在庫最適化システムを構築して事業化することを目的としてます。


【主宰者がやっていること:良質な日本の繊維製品を作り、人を育てること】
 フォーラム主宰者の私大窪は繊維業界において、原材料の選定から紡績、織布、加工、染色、服作り、営業、小売りまで経験することができた最後の世代、いわば「絶滅危惧種」です。
 ご存知の通り現在繊維業界は衰退の一途をたどり、私のようなもの作りの経験をしようにも、それを与えてくれる余力のある企業は無くなってしまいました。
 そして現在の日本の繊維業界では、生地手配、服作りも商社にまかせて海外で生産が現在の主流。パターンや縫製仕様も海外生産工場に丸投げ。その結果モノ作りにおけるハードもソフトも空洞化が急激に進み、生産、販売が分らない人が急激に増加。国内モノ作りは危機的状況に陥っています。これらの問題を解決すべく、下記の2つの取り組みを通じて繊維産業の競争力をアップしたいと考えています。

 1日本各地にある繊維産地の技術+新素材を使って新商品を生み出す
 2繊維製品を作る基礎知識を共有して若い人材を育てる


【上記二つの取り組みをどうやっているのか】
1日本各地にある繊維産地の技術+新素材を使って新商品を生み出す
 どうしても一地場産業内での努力だけだと、マーケットとの距離も遠く魅力ある新商品を生み出しにくいと考えています。いきおい職人技といった根拠不明の修辞によって商品を訴求してしまう。この最大の原因は素材レベルのイノベーションが足らないからと、考えます。そこで、小さな取り組みですが、クラウドファンディングによって、この問題に一石を投じています。
 https://camp-fire.jp/projects/view/71102
 https://camp-fire.jp/projects/view/51769
 https://camp-fire.jp/projects/view/152445
伝統工芸品に陥るのではなく、工業製品として日本製を復活させたいです。

2繊維製品を作る基礎知識を共有して若い人材を育てる
 主宰者は複数の企業のアドバイザーや顧問という立場で、繊維に関わる企業さんの新人向けに、知ってた方がいいよという繊維の基礎講座という講義みたいなのをやっています。プロの方々から見たら大した内容ではないですが、新人さんたちにはとても好評です。
 https://note.mu/cocorobase/m/mde2bbb92a611
不思議なことに、社長や上層部に人たちに不評だったりします。そんな座学は無駄。営業して仕事取ってこいという人までいます。


【ブランド名の意味:世界中に衣配り】
 日本の誠意産業の競争力アップと並行して、最初に目標として掲げた「売れる商品(適価でいいデザイン)を世界中に適切にデリバリーして在庫最小化を達成するビジネス」の構築をせねばなりません。闇雲に売るのではなく、売り手も買い手もうれしくなる繊維製品を配ること。
 このプロジェクトで作る製品のブランド名を「こころばせ」としました。ヒントにしたのは源氏物語、第二十二帖 玉鬘(たまかずら)。

 権力の頂点太政大臣に上り詰めた光源氏さんが、全ての愛人に着物をプレゼントする衣配り(きぬくばり)をする場面があります。出家した空蝉の尼君にプレゼントする段で「青鈍の織物、いと心ばせあるを見つけたまひて、」とあります。ここでは「こころばせ」は趣きとか品格とかセンスとかおしゃれ心と訳せます。

 衣配りで織物の評価に使われた「こころばせ」。これだ!と思いました。源氏物語の光源氏さんの様に、こころばせある日本製(もしくは日本企画)の繊維製品を衣配り(とっても有料ですが)していければ、売り手も買い手もハッピーです。

 後付けですが、こころばせはローマ字表記だとcocorobase。cocoro-baseと2つの単語として「心の拠り所」みたいに解釈しても楽しいかなと思っています。

こころばせフォーラムが立てた問い:また使いたい!って思う品質って何ですか?

https://hibana.co/topics/23

また使いたい、長く愛用したい繊維製品について教えてください。
その製品のどこがいいのか知りたいです。

繊維製品と一括りにしましたが、タオル毛布シーツなどからTシャツやシャツ、スカート、靴下、下着など私たちは繊維製品に囲まれて生活しています。

繊維製品は肌に直接触れたり身に纏ったりするものなので、本来品質を実感し愛着も持てるもののはず。

とはいえ繊維製品の多くは日用品で価格が最も重要な要素として厳然としてあるので、作り手サイドは品質はそこそこのところでというのが企画の落とし所になります。ですから、このトピックを読んでいる皆さんの中にも実は良き商品に出会っていない、知らないという人がいらっしゃるかもしれません。

皆さんからのコメントをヒントにして、今は手に入らない繊維製品、まだ見ぬ繊維製品を作っていきたいです。

回答してくださる方がいらっしゃいました!

驚いたことにすぐに回答者さんが現れました!回答に関しては、謝意とともに私にできる最大限の返信をさせていただきました。 

乾燥した気候の州に住んでるアメリカ人がポリエステルTシャツが不快で、日本に来た時に綿のTシャツを購入しているとか知らないことも教えられました。日本の小さいマーケットの井の中の蛙だったのに随分思い上がってたな〜、これで世界に衣配りするなんて言ってちゃダメじゃん、って反省しきりです。

やっと本題:回答者大募集!

私が皆さんに愛される繊維製品を開発するためには、皆さんのご意見が必要です。ぜひこころばせのトピックに回答をお寄せくださいませ。また、新たな問いについてのご意見も大募集です。良い問いは良い商品開発につながり皆さんを幸せにできるはず。



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