今回はリアルイラストと、オリジナルイラストのお話です。個人的にはどちらも「生命力イラスト」なんですが、受け取る側の皆さんはそうではない方もいらっしゃるようです。

こんな時代に意外かもしれませんが、マンガ寄り、アニメ寄りの絵を嫌う層は一定数います。それは私より年長の方だけでなく、同世代や年下の方にも普通にいます。

以前、まだ年賀状を煩雑にやりとりしていた時代、とある方から「マンガっぼいイラストは送らないでほしい」といわれたことがあります。

その結果、私はその方とのやりとり自体をやめてしまいました。お金をいただくお仕事ならまだしも、無料で描いている絵にいちいち指図されるいわれはないからです。

この体験から私は私の支持者…つまりファンを増やしたいと思うようになりました。

相手のご希望に合わせた作品を描いて、対価をいただくというのは、私のやりたいことではなかったと、この時気づかされたのです。

ただ、私のやりたいことを通した結果、対価が生まれる形というのは、言うほど簡単にはできません。それでも私は私のやりたいことをやりたいし、それは対価を得る事より遥かに重要なのです。