今回は長らくTBSの夜の顔として活躍されたコサキンのお二人をご紹介します。コサキンというのは、タレントとして長く活躍されている小堺一機さんと関根勤さんの「コンビ名」で、主にラジオのフィールドで使われていたものです。

ラジオでの小堺さんは「ムッくん」、関根さんは「ラビー」と呼ばれていますが、「ムッくん」というのは「無理やり曲紹介するから」というもの。「ラビー」は、関根さんの元々の芸名であるところの「ラビット関根」からきています。

ラジオスタート当初はまだ「関根勤」ではなく「ラビット関根」だったため、コサキンではなくコサラビでスタートしています。

私が全国放送のラジオのイベントで唯一参加したのがコサキンのイベントです。豊洲PITと日本武道館で行われたものに、それぞれ参加しました。当時は既に社会人として働いていましたが、まだ東京に足繁く通う以前の話でかなりドキドキしていたことをよく覚えています。

番組初期では及ばずながら、ネタハガキを読まれたのもよい思い出です。今でも記念品でいただいたグッズは大切に保管しています。

その中にはお二人のサインもあります。小堺さんのサインは通常のものなんですが、関根さんのサインは、ラジオオリジナルで、関根勤名義の横にrabbieの文字が入っています。

長い歴史を誇ったコサキンですが、番組は2009年3月に終了してしまいます。コサキン名義の番組はBSやCSのテレビに引き継がれましたが、やはりラジオとは似て非なるものでした。

そんなコサキンラジオを聴いて育った芸能人の1人に星野源さんがいます。長年の沈黙を破り2017年4月18日放送分「星野源のオールナイトニッポン」にて、コサキンの2人がゲスト出演。名物コーナーだった「意味ねえCD大作戦」が復活しました。

久々に聴いた「コサキン」はいい意味で全く変わっていなかったですね。何より星野源さんがほんとうに嬉しそうだったのが印象的でした。

番組でも触れられていましたが、いつかまたコサキンのラジオが当たり前のように聴ける日が来て欲しいなあ、と私は願ってやみません。