私的プロレス技名鑑③ドラゴンスリーパー
今回はドラゴンスリーパーのご紹介です。ドラゴンスリーパーは変型スリーパー・ホールドに分類される技ですが、ドラゴンスリーパーは、相手の片腕を脇に挟み、相手の頭部を脇で締め、後方から相手の頭部と片腕を両脇で挟む事で完成します。
ですから正確にはスリーパー・ホールドではなくフェイスロックの派生技になります。
ドラゴンスリーパーは、藤波辰爾さんのオリジナル技でドラゴン・スープレックスの封印後に、フィニッシュ・ホールドとして使用され、飛龍裸締めという和名がついています。アメリカではジ・アンダーテイカーがWWEでTCBの名称で一時期使用していました。
藤波さんはたまたま読んだマンガにヒントを得て作ったとインタビューで答えていますが、格闘技の骨法に似たような技があることをあとになって知ったそうです。
しかし、骨法と新日本プロレスは一時期蜜月な時代もあったので、骨法由来と考えられるのも無理からぬことだったのかもしれません。
イラストで、この技をかけているディティクティブ・ド―ラは龍+探偵という設定にしているので、何らかの形でドラゴン由来の必殺技を描きたかったのですが、結構ドラゴン○○という技はプロレスにはたくさんあって、非常に迷いました。
結果的に見た目で一番わかりやすいということと、現在新日本で「スカルエンド」(胴締め式ドラゴンスリーパー)を使用しているSANADA選手の影響も考慮して、ドラゴンスリーパーにしてみました。
これからも私は自分の描きたい絵を描き続けていきます。人気はあった方がいいですけど、なくてもモチベーションには困らないので、問題ないです!
両親2人の介護を一人でやってます。プロレスブログ「せかぷろ」&YouTube「チャンネルせかぷろ」主宰。現在ステージ2の悪性リンパ腫と格闘中。