cocoro no cacari

心理屋として世のため人のため自分のために生きる1976年生まれ男。臨床心理士および公認心理師を目指し、大学院で心理学を学ぶ毎日の中で、感じたことや気がついたことを書き留めています。キャリアコンサルタント、産業カウンセラー。
固定されたノート

「来る入学式によせて」 臨床心理士への随録 心理学

2018年4月7日、大学院 修士課程 臨床心理学専攻 の入学式が、同大学のキャンパスにて行われます。

高校生の頃からずっといつも自分の片隅にあった臨床心理の世界。いよいよ腰を据えて取り組む時がきました。意気込みすぎると空回りしやすくなるのは経験上わかっているつもりですが、2年しかない時間を前のめりに丁寧に濃密に過ごしていきたいと思います。

大学生の夏に参加したサッカー大会で、他チームの選手が試

もっとみる
ありがとうございます!あなたにとって今日がいい日でありますように
24

「うつ病〜気が滅入るレベルで病院に行こう」 臨床心理士への随録 心理学

基本的な知識として、うつ病には単極生と双極性があり、気分の低下を示す抑うつエピソードと、気分の高揚を示す躁病エピソードのあらわれ方で区別をする。抑うつだけなら単極性、抑うつ期と躁期があるなら双極性となり、持続的な気分の変調によって困難が生じる点では同じである。うつ病の罹患率は10%程度といわれており、希少な病気ではない。ちなみに男女比は1:2で女性の方が多い。単極性は40〜50代に多く、双極性は2

もっとみる
ありがとうございます!少しでもお役になれば嬉しいです
6

「本を読むときに何が起きているのか」ピーター・メンデルサンド著 臨床心理士への随録 心理学

臨床心理学の教授は、小説を読めと奨めます。

本の中の物語は、読み手が活字を心象に変換し、それを自分の内側に描映することで進行します。心理面接も似ています。クライエントが発する情報から、セラピストはクライエントが体験した世界を想像するのです。他者のことを100%理解することなど不可能なのですが、準拠枠を豊かに耕しておくことが理解の一助になります。小説が準拠枠に与える影響は大きい。特に若い時に多くの

もっとみる
ありがとうございます!今日はいい気分で過ごせそうです
5

「心理はメスではなく言葉で切る」 臨床心理士への随録 心理学

「医療はメスで切って縫合するけど、心理は言葉で切って言葉で縫っていく。」

いつかのグループ・スーパービジョンでこんなことを言われてから、言葉で切ること、言葉で縫うこと、について考えさせられている。

ここでもまた言葉だ。どうやら心理屋にとって言葉は切っても切れない存在らしい。

「言葉」の語源は諸説あるようだけど、「言(こと)」と「端(は)」の複合語だとする説が自分にはしっくりくる。古くは「言」

もっとみる

「イチローかバレンティンか〜セラピストのスタイル」 臨床心理士への随録 心理学

グループ・スーパービジョンでお世話になっているバイザーは「大当たりは少ないけど、的確に返す」セラピスト。打率は8割を超える。曖昧なコースに投げられたボールも、舌を巻くバットコントロールで巧みにセンター前へ弾き返してくる。

昨年多くの講義で関わり深かった教授は「理解が及ばない返答も多いけど、しばしば大当たりがある」セラピストだった。バレンティンがもつ日本記録を塗り替えるほどに本塁打を打つが、その分

もっとみる