ふるさとに戻らず、都会で残暑を過ごしているあなたへ。

お盆ですね。
週末、仕事で都心に向かいましたが、人も車も少なく、アスファルトの照り返しがいつもより眩しく見えました。

ふるさとや、育った街でこの季節を迎えている方も多いでしょう。
馴染み深い街並みや景色。
懐かしい空気につつまれて、豊かな時間を過ごされていることを願います。

けれど、「ふるさと」が自分の「暗黒時代」が刻まれてる場所になっているとき、この季節は、なかなか厄介なもの。
(お正月とか、ゴールデンウィークとか、もね)

思い出したくない記憶。
会いたくない人々。
誰だって、そんなものはあります。

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「思い出したくない記憶」と「会いたくない人々」だけだったら
「絶対帰らない」と心に決められるから、まだ楽です。
(といっても、それはそれで辛いのですが)

でも「懐かしい記憶」や「会いたい人」も混ざっていて、「100%暗黒」ではなく、黒や、灰色や、白がちらほらと混ざった「マーブル」になっていることもよくありますね。

そんなときは、「帰らない」と決めても、なんだか心残りがあるものです。

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自分を苦しめるものは、自分から遠ざけておきたい。
それはごく自然なこと。
だから、帰らない、という選択をした自分を責めることはありません。

ただ、覚えていて欲しいのは、
「暗黒」だろうと「マーブル」だろうと、「ふるさと」に温かみを感じさせないものがあるのなら、あなたの心のどこかには、まだ、苦しみが残っているということ。

普段は感じないように「ふた」をしているけれども
「ふるさと」とを思わせる何かがあると、フッと湧いてくる。

どうぞ、その苦しみを邪険にしないでください。
それは、悲しみ、情けなさ、無力感、孤独感、怒り...など
当時表現しきれずに心のなかに残ってしまった数々の心の痛みたちです。

一人の時間に、そぉっと目を閉じて
「ふるさと」で傷ついていたあの頃の自分に「つらかったね」と寄り添ってあげてみてください。

あなたの「里帰り」、今はそれで十分です。

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今日も読んでくださってありがとうございます。
自分にやさしくお過ごしください。

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