相談事をうけるあなたへ - 非アドバイスのすすめ #2 (心得編)

妻、部下、コドモから相談をうけたり、悩みをうちあけられて、
マジメに答えたつもりなのに、ギクシャクすることってありますよね。

そう、残念ながら、時にアドバイスは役に立たない....
じゃあ、どうすりゃいいの、というのが今日のお話です。

だんだん相談者と顔を合わせたくなくなる....

ニーチェ曰く
「事実なるものはなく、あるのはただ解釈のみ」。

つまり
相談してる人(悩んでいる人)と
相談された人との間で
「お題」(悩みのテーマ)に対する「解釈」が違うので、
相手にアドバイスしたところで耳に入らないことが多い。

からですね。(詳しくは前回のエントリー、こちらをご覧ください)

「解釈」が違うので、
相談されたあなたにとっては、
なぜ、それが悩みなのか、苦しみなのか
相談に値することなのか、さっぱりわからないこともあります。

あなたが、忙しかったり、疲れていたら話を聞くのも面倒になりますよね。
その一方で
「一生懸命に答えたのに逆ギレされた」とか
「一緒に考えてあげたのに、却下された」なんてこともありがち。
そんなときは、妙な虚しさやら、バカバカしさを感じるでしょう。

こんなことを繰り返しているうちに、
その話題を避けたり、相手と顔を合わせるのが面倒になることも。
といっても家族や同僚だと、なかなかそうも言っていられません。

じゃあ、どうすればいいのか。
へへへ、すごくつまんないこと言いますよ。

「相談事を解決する」という視点を一旦わきにおくんです。

あはは、なんかがっかりされそーだな....

ココロのなかで、横並びになろう。

相談ごと、悩みごとを聞かされた時、
私たちは無意識のうちに解決策をみつけようとしがちです。

また相談者に問題の解決能力がない(もしくは低い)と
決めてかかっていることも結構あります。
言い換えれば、
自分に解決能力を求められていると思い込んでいるということです。

この時、心の中で、相手と自分の「力関係」はどうなっているでしょう?
相談にのるあなたのほうが大きくて、相談者が小さい感じ?
いやいや、相談事があなたにとってやっかいだったら、
相手の方が大きく見えてしまうこともありませんか?
いずれにしても、どちらかが大きくて、どちらかが小さいでしょう。

「相談事を解決する」という視点を一旦わきに置く、とは

こうした
「相手には解決能力がない」
「私が(代わりに)解決にむけて何かをしなければならない」
というスタンスから

「相手には解決能力がある」
「私は解決しなくていい」という立ち位置で話をきく。

ということです。

ココロのなかで、あなたと相手の関係をフラットにするのです。
同じ高さの目線で、「相談内容」を一緒にみる。

ソファに横に並んで腰掛けて、テレビをみる、みたいな
そんな感じで、話をきいてみるんです。

「解決する」という立ち位置と
「解決しなくていい」という立ち位置。
あなたの心のあり方はどんな風に違うでしょう?
もしよかったら、ちょっとやってみてください。


(続きます!)

今日も読んでくださってありがとうございます。
自分にやさしく お過ごしください。







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