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生きている意味を探す前に。

自分の生きている意味を探したくなる時が誰でもありますね。どうして生きているのか、何のために生きているのか、そんなことを確かめたくなる。

以前参加したワークショップで「私は○○だ」の○○にどんな言葉が入るかかけるだけ書き出してみましょう、というお題がありました。

自分自身、つまり「わたし」に関する思い(思考)をわたしたちはそれぞれにたくさん持っています。「私は○○だ」という思いです。この○○の部分のバリエーションがたくさんあるわけです。

「私は人間だ」あたりが一番シンプルかな。
「私は女だ」「私は大人だ」などもありますね。
○○のなかに職業が入ることも多いですね。学生、看護師、会社員...とか。
あとは、役割や立場もあるかな。妻、夫、母、父、上司、部長、経営者...とか。名前も入ることでしょう。

この「私は○○だ」というのは英語でいうと「I am ○○」という文章になります。英語の時間みたいになりますが、この「am」というのは「be動詞」と呼ばれるもので、「現在の状態」を示します。

さて、生きている意味を探しに行ってしまうときは、この「私は○○だ」の○○の部分がとても危うい時です。たとえば「○○である自分に充実感がない」「○○としては落第/役不足/不十分」「私はダメな○○」などですね。



「○○」の部分が全くわからない、しっくりくるものがみつからない、という時、わたしたちは生きている意味を探しに生きたくなってしまいがちです。つまり「私は何者か」がわからない、という時です。

もし今瞬きした瞬間に記憶喪失になって、自分の名前も、これまでの記憶も、ここがいつどこなのか、ということも全くわからないとしたら、世界はどう見えるでしょう?

そう、自分が何者かわからない、というのは、結構不安です。


自分が生きている意味、は、自分が何者なのか、という答えを自分に与えてくれる鍵のようなものです。だから、どうしても探したくなります。

けれど、残念ながら、あなたが生きている意味は、たぶんわかりません。
もしかしたら、自分にとって都合のいい、気にいる意味づけはみつかるかもしれません。けれどそれも一時のことです。

...というとなんか絶望的、のように思えるかもしれませんが、いいたいことはそうではないのです。

自分の生きている意味を探す必要はないのです

それよりも、「生きる意味」を探したくなってしまう、という
あなたの虚しさ、絶望感、悲しみ、怒り、などの心の声を
キャッチしてください。

そして、まず身近な誰かに、その心の声と
助けて欲しい、ということを素直につたえてみてください。


P.S.
今日は、梅雨空の下に咲いたお気に入りの紫の朝顔の写真もアップしてみました。ベルベットのような質感、なかなか写真にできないなあ〜

今日も読んでくださってありがとうございます。
自分にやさしくお過ごしください。。


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