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お立ち寄り頂きありがとうございます。どこにでもいる会社員です。音楽はGRAPEVINEネタ多め。

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    音楽、ライブのことを書いていきます。

  • Thank You Rocker!Yusuke Chiba!

    チバユウスケさんにまつまるあれこれ

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    元NICO Touches the WallsのVo&Gt光村龍哉さんが新たに始めたZIONについて

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    羊文学のライブレポート、ディスクレビュー

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    GRAPEVINEにまつわるエッセイやライヴレポートをまとめています。

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チバユウスケの訃報によせて。

2023年12月5日の正午、チバユウスケの訃報を目にしてから、私はそれまでの何かを埋め尽くすようにミッシェル・ガン・エレファント(以下ミッシェル)を聴いている。 間違いなく私はチバの声を渇望していたのだろう。チバが無事、病から快復したらThe Birthdayのライブに行く気でいた。チバと同じ病に罹患したミュージシャンは多いが、皆、ステージに戻って来たからチバも絶対に乗り越えられると信じていた。信じていたのに。 ただでさえミュージシャンの訃報が年の始めから多かった2023年

    • それは儀式のようなものだった。

      かつてどハマリした音楽を聴かなくなるのは自然なことで、リスナーが成長した証でもあるから決して悪いことではない。正直なところ、そういう音楽というかバンドが私にはたくさんあるし、ミッシェル・ガン・エレファントもそうだった。彼らが解散した2003年にリリースされた「SABRINA HEAVEN」と「SABRINA NO HEAVEN」はリアルタイムでは聴かずじまいだったし、同年10月に幕張メッセ開催された解散ライブ、LAST HEAVEN当日は仕事だった。ぶっちゃけてしまえば解散ラ

      • 「再会は新たな出会い」

        毎週金曜日に配信されるジェーン・スーさんと堀井美香さんのPodcast番組「OVER THE SUN」の互助会員(注:番組内でのリスナーの愛称)である私が、今日友人とした会話が、結果的に「ふざけていないオーバーザサン」のような内容になって、とても元気が出た。 コロナ禍を経た今だからこそ強く思うのだけど、画面越しではなくリアルにお互いの顔を見ながら話すことって、ものすごく大事だと思う。ネット社会に身を置くようになり十数年。人とのコミュニケーションの方法は増えたし、めちゃくちゃ

        • ZION「Mountainphonic」を聴く

          ZIONの1st Album『SUN'n'JOY』を聴いた直後に書いた文章を、私は上記ように締め括った。でも実際はライブには行けなかったし、アルバムも徐々に聴かなくなったしまった。理由は(ざっくりとしたものになるけど)気持ちが離れてしまったから…が!なんだかんだ動きが目に入りとやっぱりモヤモヤしてうしまうので、だったら、今度こそちゃんと向き合ってやろうじゃないか!と再び決めたのでした。 そして、調べたらEPが発売されるというので予約。先日手元に届きました。 2月21日発売

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        記事

          チバユウスケ追悼上映「ミッシェル・ガン・エレファント “THEE MOVIE”- LAST HEAVEN 031011 -」

          チバユウスケの追悼上映として、昨年末から全国の映画館で順次公開されている「ミッシェル・ガン・エレファント “THEE MOVIE”- LAST HEAVEN 031011 -」を観てきた。 この映画はミッシェルのギタリストであるアベフトシが逝去した2009年に制作され公開されたライブ・ドキュメンタリー映画である。よって、一部アベの存在を強く感じさせるカットが入っている。 私自身も過去に一度映画館で観た作品であるし、ラストヘブンのDVD自体が手元にあるので、わざわざ映画館まで

          チバユウスケ追悼上映「ミッシェル・ガン・エレファント “THEE MOVIE”- LAST HEAVEN 031011 -」

          チバユウスケへ 献花の会 『 Thanks!』

          2024年1月19日、チバユウスケへ 献花の会 『 Thanks!』が開催された。 今年の元日に詳細が発表されると、私には「行かない」という選択はなかった。「もっとライブに行けばよかったのかもしれない」という後悔の念を、こういう形で晴らすのはどうかと思ったけど、あんなに好きだったのにミッシェルガンエレファント(以下ミッシェル)、解散前の最後のライブ「LAST HEAVEN」に行けなかったことや、他様々な理由から、どうしても行っとかないといけない、という思いしかなかった。そし

          チバユウスケへ 献花の会 『 Thanks!』

          羊文学『12hugs(like butterflies)』を聴いて。

          とあるインタビューに目を通したとき、バンドの作詞作曲のほとんど(すべて)を担当しているVo&Gt 塩塚モエカ氏的には「産みの苦しみ」を今回のアルバム制作では味わった…ような感じがしたが、バンドを取り巻く状況が目まぐるしく変化しているなかで、こんなにも自然体で自分らしさを表現できるって、天才じゃないかと思う。 TVアニメ『呪術廻戦』のED曲「more than wards」の輝きはさることながら、秋のツアーで先行披露されていた「honestly 」と「深呼吸」は大名曲。聴いて

          羊文学『12hugs(like butterflies)』を聴いて。

          2023年のマイベストソング

          2023年のマイベストソングは、昨年リリースされた曲だけではなく「昨年の印象的だった音楽トピックス」を軸に選曲した個人的なものです。 流行りの曲を追っかけることに一生懸命だった10代と比べ、音楽の聴き方はかなり変わりました。 ・Ub(You bet on it) / GRAPEVINE ・more than words / 羊文学 ・紫陽花 / 椿屋四重奏 ・LOVE ROCKETS / The Birthday ・世界の終わり / THEE MICHELLE GUN EL

          2023年のマイベストソング

          【12月のひと言:GRAPEVINE「Loss(Angels)を聴いて」ー嬉しさと寂しさの同居ー】

          11月、そして今月にあった対バンライブにひとつも行けなかった身としては、今年はもう何もないのか(残念)と思っていたので、新曲の配信リリースには驚かされた。これは「2023年は最後の最後まで(音楽で)恩返します」というGRAPEVINEからのメッセージなのか(と、私は思った)。しかもバンドのコンポーザー亀井亨(Dr.)作曲の大名曲。 イントロが、Oasisの「Don't Look Back In Anger」に似ている。 バインには、子供の成長の描写を歌う曲がたくさんあるけど

          【12月のひと言:GRAPEVINE「Loss(Angels)を聴いて」ー嬉しさと寂しさの同居ー】

          これが最後に観たライブになってしまった。 チバユウスケさんのご冥福をお祈り申し上げます。 https://note.com/cocoyoum/n/na3df44d9e4dc

          これが最後に観たライブになってしまった。 チバユウスケさんのご冥福をお祈り申し上げます。 https://note.com/cocoyoum/n/na3df44d9e4dc

          【11月のひと言:NICO Touches the Walls の活動終了4年目に思うことは】

          日常的に曲も聴かなくなったし、インタビューが掲載された雑誌もほぼ処分した。でも、忘れることはないんだろうな。寂しさと、悔しさと…(心強さではない)。 やはりあの終わらせ方(報告の仕方)はアカン。そして、応援してくれた人達に向けて「4人で」最後に誠意を見せるか、伝えるような何かをすべきだったと思う。この4年の間、他のバンド、ミュージシャンにも様々なことが起きたけど、その時の対応によってファンが離れるか残るか決まってしまうというのをわりと身近で見てきたから、なおさら今年はそんな

          【11月のひと言:NICO Touches the Walls の活動終了4年目に思うことは】

          【11月のエッセイ:aikoの「ラジオ」を聴いて】

          遡ること1990年代の後半。 まだインターネットが身近なものではなく、もちろんスマホもSNSもなかった当時は、ラジオや音楽雑誌に今よりもっと情報発信の力があった。 テレビよりもアンダーグラウンドなその世界では、リスナーとDJ、読者と編集部の距離感がすごく近かった気がする。 私にとっては、学校や家庭以外で外の世界とつながりが持てた唯一の居場所。刺激的であたたかかい。 ラジオに関して書くなら、毎晩聴いてたお気に入りのラジオ番組があった。NHK FMで放送されていた「中村貴子のミ

          【11月のエッセイ:aikoの「ラジオ」を聴いて】

          【10月の日記】《GRAPEVINE TOUR 2023》10/26 東京 LINE CUBE SHIBUYA公演を観て

          「今こそ俺に賭けてみないか!「You bet on me!」」という威勢のいい田中和将の掛け声と共にライブは幕開け。そして本編・アンコールを終えると、感謝の言葉とともに「今日も幸せでした」と言い放ち、ステージを去った。彼が、9月のZepp Shinjukuで観たときよりも(精神的に)パワーアップしているように見えたのは、久しぶりの全国ツアーが充実している証拠だろう。 9月に発売されたアルバム『Almost there』の世界をディープに掘り下げるのではなく、そこに既存曲をプ

          【10月の日記】《GRAPEVINE TOUR 2023》10/26 東京 LINE CUBE SHIBUYA公演を観て

          【エッセイ】2023/2/23 [grapevine in a lifetime presents another sky]東京・中野サンプラザ公演 ~another story~

          時は、1990年代後半。インターネットが身近なものではなく、スマートフォンもなかった頃、地方に住む高校生だった私にとって、好きなバンドの新曲やライブの情報をいち早く知る手段はラジオ。彼らを知ったきっかけも、ラジオだった。 高校卒業後、進学した大学の軽音楽部に入部した私は、ある日、彼らの「コピーバンドをやらないか?」と、先輩と同期に誘われた。嬉しさのあまり二つ返事で承諾。担当する楽器はキーボードになった。バンドスコアを買い、たくさんの曲を練習し、ライブ出演が決まると、精一杯、

          【エッセイ】2023/2/23 [grapevine in a lifetime presents another sky]東京・中野サンプラザ公演 ~another story~

          【10月の日記】GRAPEVINE『Almost there』を聴く。

          9月27日に発売され、GRAPEVINEにとって18枚目のオリジナルアルバム『Almost there 』。今回バンドが招いたプロデューサーは、サポートメンバーとして20年以上の付き合いのある高野勲氏。 高野さんは、実際にプロデューサーとしての実績もあり、何よりGRAPEVINEというバンドを良く理解している方。だからなのか、まず、一周目を聴き終えて感じたことが「よりGRAPEVINE を、メンバーの存在を、個を感じられるアルバムになってるよなぁ」でした。 例えば、とある

          【10月の日記】GRAPEVINE『Almost there』を聴く。

          【9月の日記】9/14 GRAPEVINE 「SUMMER SHOW」@ZeppShinjuku(TOKYO)

          ここ数ヵ月、実はバインの曲やゲスト出演したラジオを聴くことができなかった。 でも、だからこそライブで顔を付き合わせないとわからないことがある。伝わらないことがある。ライブ中、すっかり通常運転の田中さんを目の前に、私はそんなことをずっと思っていた。 セットリストは、今月末に発売されるニューアルバム『Almost there』 より数曲披露。配信リリース済みの「雀の子」や「Ub(You bet on it )」はもちろん、このツアーで初解禁された曲も。また既存曲では「ここが居

          【9月の日記】9/14 GRAPEVINE 「SUMMER SHOW」@ZeppShinjuku(TOKYO)